ルソーによるホッブズ批判
質問です。ルソーはホッブズを批判しましたが、その内容についてです。
ルソーのホッブズ批判としては、「自然状態」や「自然法」の解釈の違いが最も重要な点ですよね?それらほど重要でない批判には「ホッブズは社会契約を二重契約だとしていない」などがあると思います。
これらを踏まえて質問ですが、ルソーの「一般意思と主権は不可分だから、主権は譲渡不能である」という理論はホッブズ批判にあたるのでしょうか?
ホッブズは「主権は譲渡不能である」という趣旨のことは言っています。ただホッブズの社会契約の考え方が「コモンウェルスに権利を譲渡する」というものであるため、ルソーのその理論はホッブズ批判にあたるのではないかと悩んでいます。
ルソーのその理論とホッブズの考えが合致しているとするなら、ホッブズの言う「主権」と「社会契約においてコモンウェルスに譲渡される権利」とは異なった概念なのでしょうか?
何か間違って理解していることがあれば指摘してくださるとうれしいです。詳しい方の解答をお待ちしています。