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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:x1,x2,…,xn:正規直交Σ[i=1..n]|<x,xi>|^2≦∥x∥^2且つx-Σ[i=1..n]<x,xi>xi⊥xj (∀j))
内積空間における正規直交集合と内積の定義
このQ&Aのポイント
- 内積空間Xでの正規直交集合x1,x2,…,xnについて、x∈Xの時、Σ[i=1..n]|<x,xi>|^2≦∥x∥^2 且つ x-Σ[i=1..n]<x,xi>xi⊥xj (∀j)が成立する。内積の定義は複素線形空間Vの任意の要素x,yに対して複素数<x,y>が定まり、定義された空間Vを内積空間と呼ぶ。
- 内積空間Xでの正規直交集合x1,x2,…,xnについて、x∈Xの時、Σ[i=1..n]|<x,xi>|^2≦∥x∥^2 且つ x-Σ[i=1..n]<x,xi>xi⊥xj (∀j)が成立する。内積の定義とは、複素線形空間Vの要素x,yに対して複素数<x,y>が求まり、条件(i) <x,x>≧0; <x,x>=0⇔x=0 (ii) <x,y>=<y,x>~ (iii) <x+y,z>=<x,z>+<y,z> (iv) <αx,y>=α<x,y>を満たすものを指す。
- 内積空間Xでの正規直交集合x1,x2,…,xnについて、x∈Xの時、Σ[i=1..n]|<x,xi>|^2≦∥x∥^2 且つ x-Σ[i=1..n]<x,xi>xi⊥xj (∀j)が成立する。内積の定義は、複素線形空間Vの要素x,yに対して複素数<x,y>が存在し、条件(i) <x,x>≧0; <x,x>=0⇔x=0 (ii) <x,y>=<y,x>~ (iii) <x+y,z>=<x,z>+<y,z> (iv) <αx,y>=α<x,y>を満たすことを意味する。
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質問者が選んだベストアンサー
その内積とノルムの定義は正しいのですが,今の場合は不十分で, ノルムは内積と両立していないといけません ( <x,x> = ||x||^2 ). この条件を課して証明します. 後半から先にやるほうが簡単なので,そうします. 後半: <(与式), xj> = 0 を示せば十分です.これはやるだけで <x,xj> - Σ[i=1,n] <x,xi><xi,xj> = <x,xj> - <x,xj> = 0 です.ただし内積の線型性と,xi たちの正規直交性,すなわち <xi,xj> = 0 (i ≠ j), 1 (i = j) を使いました. 前半:後半の結果を使います. y = x - Σ<x,xi> xi とおきます(すなわち y は後半の式). 変形して x = Σ<x,xi> xi + y とし,両辺のノルムをとれば ||x||^2 = <x,x> = ΣΣ<x,xi><x,xj><xi,xj> + Σ<x,xi><xi,y> + Σ<x,xi><y,xi> + <y,y> = Σ|<x,xi>|^2 + ||y||^2 ≦ Σ|<x,xi>|^2 となって示されます.ただし二行目から三行目の変形で xi たちの 正規直交性と,y と xi の直交性(後半の結果)を使いました.
お礼
詳細なご解説誠に有難うございました。 おかげ様でやっと理解できました。
補足
> その内積とノルムの定義は正しいのですが,今の場合は不十分で, > ノルムは内積と両立していないといけません ( <x,x> = ||x||^2 ). 訂正致します。 ∥x∥:=√<x,x>と定義してこれをxのnormという。そしてnormには次の(i),(ii),(iii)という性質が成立する。 (i) ∥x∥≧0;また∥x∥=0⇔x=0 (ii) ∥αx∥=|α|∥x∥ (iii) ∥x+y∥≦∥x∥+∥y∥ といえばよかったのですね。