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ノルム空間
(X,||・||)をノルム空間とする。 この時x,y∈Xに対してd(x,y)=|x-y|と定義すれば、 (X,d)は距離空間となることを示せ。 Xがノルム空間であることを利用して、 対称性と常に0以上になるということは示したのですが、 三角不等式の証明が上手く出来ません。 どのように示せばいいのでしょうか? x,y,z∈Xとして、 |x-z|≦|x-y|+|y-z|を示したいのですが、 |x-z|≦|x|+|z|≦|x-y|+|y-z|≦||x|+|y|+|y|+|z| が成立するかどうかがいまいち曖昧なのです。 よろしくお願いします。
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- kabaokaba
- ベストアンサー率51% (724/1416)
要は,定義とかそーいうものが ごっちゃごちゃになってるだけですよ. まず,大前提は「(X,||・||)をノルム空間とする。」でしょ. あくまでも「ノルム空間」であって,R^n とかではないっ!ってこと. この前提のもとで距離は >この時x,y∈Xに対してd(x,y)=|x-y|と定義すれば、 ではなくって,No.3さんのおっしゃるように 「この時x,y∈Xに対してd(x,y)=|| x-y ||と定義すれば、」 としなければならない. この定義のもとで「距離の定義」 d(x,y) >= 0 d(x,y)=d(y,x) d(x,y)=0 ⇔ x = y d(x,z) <= d(x,y)+d(y.z) を示さなければいけない. 決して,R^nでの絶対値の三角不等式なんかは使ってはいけません. だって,もともとR^nなんてどこにも出てきてないでしょ? この距離の定義の条件を満たすかは ノルム空間の定義から明らかでしょう ノルム空間の定義には「三角不等式」が入ってます. 距離空間風書くならこんな感じ d(x,z) = || x - z || =|| x -y + y - z || <= || x-y || + || y-z || (ノルムの条件) = d(x,y) + d(y,z) 内積空間(X, ・)から誘導されたもので, || u || = (u・u)^{1/2} で定義された写像で ノルムを定めた際に,これが本当に「ノルムの条件」を 満たすのか?というならば,話はちょっとだけ複雑になりますが, それにしても,「シュワルツの不等式」から ノルムの定義に含まれる三角不等式はすぐに導出できます. 「シュワルツの不等式」自体の証明は 大抵の線形代数の本に出てると思います.
- cabinessence
- ベストアンサー率22% (27/122)
もうひとつ、 d(x, y) = 0 ⇔ x = y も証明してください。 |x-z|≦|x-y|+|y-z|の証明ですが、 No.1さんが書いておられるように下記のようにします。(定石です。) |x-z|=|x-y+(y-z)|≦|≦|x-y|+|y-z| ちなみに、ノルム空間はノルムが定義されたベクトル空間だから 三角不等式を満たすかどうか不明じゃなかったかな? (間違ってたらごめん) >d(x,y)=|x-y|と定義すれば Xで定義されているノルムは||・||だから、 d(x,y)=||x-y|| じゃないかな。 |・|と書くと、絶対値なのか、長さなのか、L∞ノルムなのかよくわからないので。
- ojisan7
- ベストアンサー率47% (489/1029)
(X,||・||)はノルム空間ですよね。ノルム空間の定義はご存じですか。ノルム空間は三角不等式を満たしますから、そこから、d(x,y)が三角不等式を満たすことは自然に導かれます。
- rinkun
- ベストアンサー率44% (706/1571)
x-z = (x-y) + (y-z) を使います。
お礼
みなさん回答ありがとうございました。 書き方が間違っていたみたいでご迷惑をおかけしました。 問題も解くことが出来ました。