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積分の単調性
こんにちは。| f(x)|≧f(x)の時に∫|f(x)|dx≧∫f(x)dxになるのは直感的には理解できますが論理的に証明出来ません。どなたか教えてください。よろしくお願いします。
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積分の定義(区分求積法)に戻るのが一番いいのですが, 高校の定義(原始関数によるもの)で考えていいでしょう. 細かいところは自分で埋めてください Step 1 a<b とします.面倒なので積分の上端・下端は省略 f >=0 のとき ∫ f(x)dx >= 0 を示す. F'(x)=f(x) >= 0 であるので,F(x)は(広義)単調増加 #F(x)の導関数が0以上だってこと したがって,F(a)<=F(b) つまり, ∫f(x)dx = F(b)-F(a) >=0 Step 2 g(x)=|f(x)|-f(x)とすれば,g(x)>=0 Step 1より ∫|f(x)|dx -∫f(x)dx =∫ g(x)dx >=0 証明終 #積分の線型性も高校流の定義で証明はできます.
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- PRFRD
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積分の定義に戻ればわかります. 普通のリーマン積分では,積分はリーマン和の極限,すなわち ∫[a,b] f(x) dx = lim Σ[i=1,n] f(x_i) (x_i - x_{i-1}) で定義されるはずです.ただし lim は [a,b] の分割 Δ について |Δ| → 0 で取ります(詳しくは自分の教科書を確認してください). f(x) ≧ 0 ならば,右辺は非負です.したがって積分も非負です. 積分をこれ以外で定義している場合でも,普通は定義から 容易に出るはずです.
- N64
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> ∫[a,b]g(x)dt≧0が自動的に成り立つことが理解できません。 定積分の基本公式の中に、被積分関数の線形性があります。 式にすると、 ∫{αf(x)+βg(x)}dx=α∫f(x)dx+β∫g(x)dx です。(積分区間はすべてaからbまでです。) この公式が成り立つことは、積分の定義から明らかでしょう。
補足
その公式は分かるのですが、私が疑問なのはその1つ手前のg(x)≧0の時、∫[a,b]g(x)dt≧0が成立するということです。何故そういえるのかが分かりません。その後の線形成の話は分かりました。よろしくお願いします。
- mamoru1220
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g(x)=|f(x)|-f(x)≧0 であることを示せば良いと思います。
- info22
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#1です。 >∫[a,b]g(x)dt>0 ∫[a,b]g(x)dt≧0 と訂正します。
- info22
- ベストアンサー率55% (2225/4034)
不定積分では積分値が確定しないので証明は無理。 両方の積分の積分範囲が一致しているとの条件が必要。 g(x)=|f(x)|-f(x)≧0 から,a≦bとして ∫[a,b]g(x)dt>0 が成立。 この式に g(x)=|f(x)|-f(x)を代入して 積分を2つにわけ、移行すれば、証明する式が導出できる。
補足
回答ありがとうございます。ご指摘どおり、これはa to bの定積分です。 g(x)=|f(x)|-f(x)≧0の時、∫[a,b]g(x)dt≧0が自動的に成り立つことが理解できません。感覚的にはわかるのですが、どうやって証明するのでしょうか?よろしくお願いします。
補足
回答ありがとうございます。積分の定義(区分求積法)で証明して頂けるとうれしいのですが。よろしくお願いします。