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仮定法の従属節中のbe動詞
「たとえあなたがそれを見つけたとしても、それが何であるか理解できないだろう」という文章を英訳したとします。 Even if you found it, you would not understand what it ( ). このカッコ内は、is/was/wereのどれになりますか? この前、こういうことを言おうとして、「ハテ?」と思ってから気になって仕方がありません。文法解説も含めて回答いただけると嬉しいです。よろしくお願い致します。
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はじめまして。 ご質問: <このカッコ内は、is/was/wereのどれになりますか?> isになります。理由は以下の通りです。 1.このwhat節の部分は、不変の真理なので、仮定法の時制の法則は受けません。 2.このwhat節は間接疑問文の名詞節になっていますが、ここを疑問文ではなく肯定文にすると、わかりやすいでしょう。 例: Even if you found it, you would not understand that it is a flower. 「それを見つけたとしても、それが花だとはわからないだろう」 3.「それが花である」とは、不変の事実です。不変の事実は主節が過去時制であろうと、時制の適用を受けません。 例: He said, “A rose is a flower.”(直接話法) 「彼は、『バラは花だ』と言った」 →He said that a rose is a flower.(間接話法) 「彼は、バラは花だと言った」 間接話法の主節が過去形でも、「バラは花である」という不変の真理は、時制の適用を受けず、現在動詞のままです。 4.ご質問のWhat it isの疑問節も、「それが何であるか」という事実は不変のものですから、現在動詞のisになります。 5.ただし、訳が「どうなるか」という、未来形のニュアンスになっていれば、would beも可能です。その場合、動詞understandもexpectなどの動詞に変わる可能性が高いです。 例: you would not expect what it would be. 「たとえ~としても、それがどうなるか予測できないだろう」 以上ご参考までに。
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- trgovec
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疑問点はもう回答が出ているようなのですが、気になる点があり書き込みます。 Even if you found it「たとえ見つけたとしても」 条件節に仮定法過去が使われていますが、仮定法過去は「現在の事実に反する仮定」です。 find 「見つける」は一瞬の動作を表す動詞なので「事実」は表しにくいのです。どういうことかといえば If I knew 「もし知っていたら」 Even if you had money 「たとえお金があっても」 If I lived in the city 「もしその町に住んでいたら」 これらには現実として I do not know / you do not have money / I do not live in the city が考えられます。すべて現在形です。 Even if you found it 「たとえ見つけても」の裏には「どうせ見つからないだろう」という気持ちがあります。これを you do not find it とすることに無理があります。 否定文でなくても you find / he finds など「~が見つける」というのは「~に行けば…が必ず見つかる」とか「~すれば…に気づく」のような「決まりきったこと」「習慣的なこと」「一定条件のもとで必ずそうなること」の響きがあります。 「現在の事実に反する」ことを仮定するには「現状はこうだ」といえる言えることが必要です。 その「現状を『単独で』(進行形や状態を表す完了形でなく)表せる」のは、通常進行形のできない「状態動詞」です。参考書や問題集の「仮定法過去」の例文を見ると if 節の動詞はほぼ knew / were / had / のような普通進行形のできない動詞ばかりです。 find に戻りますが「どうせ見つからないだろう」という気持ちを表そうとすれば You will not find it です。仮定法の条件節で *if you would とすると意思を表すことになりますから (Even) if you should find it (Even) if you were to find it のような「仮定法未来」を使います。この仮定法未来、「万一」とか「仮に」という訳を強調しすぎているところがあり、そういう訳でないと使えないと思われているきらいがあります。 これは「アスペクト」という問題にかかわるので回避されることが多いのですが、動詞の使い分けの観点から重要な問題です。以下のようなページが参考になるでしょう。 http://homepage1.nifty.com/kmiya/aspect.html
お礼
一歩進んだ丁寧な解説、有難うございます。非常に勉強になりました。動詞のアスペクトの重要性は、最近よく感じるようになっていたところだったので、URL参考になりました。お礼が遅くなったことをお詫び致します。
- petitchat
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#2です。 またまた失礼します。 >現在存在しているものなら is ですし 過去にあったものでもうないものなら was です。 これ 訂正します。 仮定法過去というのは 現在というかある種起こりえない未来なのですが 言っている本人は過去に戻っていますね。すでに見ているのですから言っている本人にとって見たものは過去のことなのです。が その時点では現在なので やはり is しかありませんね。 すみません。何度も。こんがらがってしまいました。 とにかくこういう文のときに その部分で was は使ったことがありません。
お礼
丁寧な再回答有難うございます。お礼が遅くなってごめんなさい。 「それが○○である」というのは普遍的な事実であるので、やっぱりシンプルに現在形がナチュラルですよね。私もたしかこの表現を取りあえず迷いながらも使った時、is を使ったのですが、特に問題なく通じました。今度からは自信を持って is を使うようにしようと思います。
- petitchat
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#2です。 説明のしかたを思いつきました。 まず主節はすでに仮定法になっています。 you would not understand で what 以下ですが これは単に動詞の目的語(節)ですから仮定法は関係ありません。 現在存在しているものなら is ですし 過去にあったものでもうないものなら was です。
- petitchat
- ベストアンサー率40% (313/767)
#2です。 お礼をありがとうございました。 Even if you found it, you would not understand what it would be. これはヘンです。一体 what 以下の would はなんのためにあるのか意味不明ですが。 考えてみれば it 「それ」ってこの文章の中では 現在存在しているものですよね。 これを言った人は多分それを見たことがあるのでしょうね。だから 多分あなたには「それがなんであるか」わかんないよ って言ってるわけです。 ちょっとこんがらがってきましたが いくらなんでも そこの部分にwould は私は使わないです。何のために使うのかわかりません。「それがなんであろうかが・・・」ちょっとホントわかんない。。チンプンカンプンの文になりますよ。誰かがこういう言い方をしているのを聞いたことはありません。 is で良いと思いますが。私はこういう場合はずっと現在形にしていて 話をしていて通じなかったことはないですが。
- petitchat
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こんばんは。 私なら is にします。 この文は仮定法ですから まだ起きていないことを表しています。 仮定法過去は過去のことを述べているのではありません。 まだ起きていない そして 起きないであろうことを表現しています。 いわば 未来形的な言い回しです。 ですから 過去形にするのは語感としてヘンです。
お礼
回答有難うございます。 たしかに過去形にすると、変な感じが私もします。そこでちょっと思ったのですが、こんなのはどうでしょうか? what it would be これなら間違いなく仮定法ですよね? もっとも、文法的に合っているのかは分かりませんが・・・
- kzhr
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was 対象がitなのでis か was になるのはわかりますよね? evenの文が found と過去形なのでwasになります
お礼
回答有難うございます。 仮定法の文では、be動詞がwereとなることがあるので、そのように考えたのですが、wasですか?(ex. If you were me, ) もしwasだとすると仮定法らしくなく、本来の過去形のようになって、#2の方のおっしゃるように、ちょっと変な感じがするのですが・・・
補足
お礼の修正です。 ex. If I were you のほうがよかったかと思いまして。つまり主語が単数でもwereを使うことがありますよね、という確認なのですが。
お礼
詳しい文法的な解説、有難うございます。お礼が遅くなってごめんなさい。大変分かりやすかったです。 >3.「それが花である」とは、不変の事実です。不変の事実は主節が過去時制であろうと、時制の適用を受けません。 そうでしたね。この基本に戻って考えれば、やはり is ということで納得できます。 また、 >5.ただし、訳が「どうなるか」という、未来形のニュアンスになっていれば、would beも可能です。その場合、動詞understandもexpectなどの動詞に変わる可能性が高いです。 これも大変勉強になりました。 海外に出て1年、最近、かなり会話ができるようになってきたと感じる反面、急に気になるようになったのが、この「時制の一致」の問題です。たぶん、会話で発するワンセンテンスが長く・複雑になってきたからだと思われます。 「時制の一致」の法則は頭では分かっていても、いざ口頭で使うとなると、「あれ、どっちが正しいんだっけ?」となってけっこう難しいんですよね・・・ もう一度基礎に立ち戻って、頭を整理します。