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仮定法過去完了の従属節
(例文) If I had had to do it,I would have done it then. (質問) "had had to do" となっていますが、ここの文法的構造が わかりません。 予想なのですが I had(過去完了のhad) had to(have to の過去形) do だと思います。 ですが、had to(have to の過去形)の前に、had(過去完了のhad) が来る形は見たことがありません。 もし、そうであるならば そのような表現は一般的なのでしょうか。 仮定法にのみおいて、起こりえる文法の形なのでしょうか。 ご教授頂ければと思います。 よろしくお願いします。
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こんにちは。 If I had had to do it, I would have done it then. 、、、これでOKです。 1. 最初の had は「過去完了を示す had」、二番目の hadは「have=持っている という動詞の過去分詞形 had」、すなわち現在・過去・過去分詞の活用「have、had、had」の最後のhadですね。 多くの場合 had gotten、had played、had seen、had eaten、had been などとなるところ、たまたま「have=持っている、食べる」が「動詞」として、その過去分詞が文中に用いられる際には、その前の過去完了の had とかち合ってしまうというワケです。ミスプリントにさえ思えますが、文法的には100%正当です。 全く同様に、ご質問文の「have to」も同じ「have 動詞」ですから、had had となりますよね。 2. 「had had」が出てくるのは、仮定法に限ったことではありません。過去よりも更に過去、つまり「大過去の出来事」を言い表す時に出現します: ・He had had a bad dream last night, so his bed was wet this morning. (彼は昨晩悪い夢を見て、今朝オネショしてしまった:夢を見るのhave a dream ⇒ had a dream) ・At the party I had had some kind of cocktail, which completely knocked me down until next morning. (パーティで何かのカクテルを飲んで、翌朝まで完全に意識不明状態だった:飲む・食べるの have ⇒ had) ご参考までに。
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- taked4700
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現在完了も過去完了も、普通の現在時制、過去時制と同じで、時制を表すものです。それに対して、「~しなければいけない」のような心情表現はまったく別の要素ですから、英語を含め多くの言語では別の表現形式を持ちます。 つまり、「彼は空腹だ」の疑問文や否定文が「彼は空腹ではない」、「彼は空腹ですか」になり、疑問や否定を表す部分と「彼が空腹」と言う意味を表す部分が別になっていると言うことと同じです。 もっとも、英語では、過去形が単なる時制表現だけでなく、仮定法、つまり、現実ではないことを表すためにも使われています。これは、「仮定は現実ではないから、現実からの距離感がある。同様に、過去のことは、現在から見れば距離感がある。よって、両方を同じ形式で表そう。」と言うものです。 学校文法ではあまり出てきませんが、心情表現を重ねて、You must have to lock the door.:「ドアを閉めておくべきだ(と、公的にも私的にも思います)」と言う表現も出来ますし、You will have to be able to make it.:「それを作ることが可能になるようにならざるを得ないだろう」のような表現も出来ます。 時制表現を重ねて、They will have been building it.:「彼らは、それを造りつづけているだろう」のような表現も使われます。
お礼
当たり前ですが、日本語にはない別の表現形式を持つんですね。 改めて確認することができました。 ありがとうございます!
- wind-sky-wind
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過去完了は had だけでなく,had +過去分詞です。 had had の後の had は have の過去分詞です。 すなわち,had had to というのは have to の過去完了形ということになります。 have had to なら have to の現在完了形です。 have to は must と(ほぼ)同じ意味で助動詞みたいなものなのですが,もともと,一般動詞の have ですので,疑問文・否定文には do を用いますし,has to という 3 単現,had to という過去形,will have to という未来形,having to という動名詞形,to have to という不定詞などさまざまな変形が可能です(助動詞にはこんなことはできません)。 過去完了 had had to は,仮定法でなくても,自由に使えます。
お礼
had to のhad を動詞として見ることで、文章が文法的に納得することができました。 If I had(過去完了のhad) had(他動詞) to do it(不定詞の名詞的用法・目的語) という構造が見えました。 ↑おそらく、この構造かと?思いますが。そのような形で納得ができました。ありがとうございます。 勉強になりました。
お礼
例文まで示して頂きありがとうございます。 had to の had を動詞として見れば、よかったんですね。 助動詞として見ていたので、どうにもしっくりこなかったです。 これで、スッキリとわかりました。 ありがとうございます。 大変勉強になりました。