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no more A than Bの公式

高3受験生です。 Such a creature would have been no more alien to the ancient Greeks than a dragon is to us today.という文の訳についてなのですが、公式どおりに訳せば「私たちにとって今日竜が異質でないのと同じように、そのような生物は古代ギリシャ人にとって異質ではなかっただろう」となると思うのですが、解説を見ると、常識的に竜は私たちにとってなじみが浅いので「どちらも同程度に異質である」と訳す、と書いてあります。 このように文脈的におかしければno more A than Bの公式を全く逆の意味にとってもよいのでしょうか? もしくは文法的に説明ができるのであれば説明をお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • fwkk8769
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回答No.36

#29(=#18,23,28)の者です。 今日、「河合塾 教育教材開発部英語科」の名前で私の質問(2)に対する回答をいただきましたので、#29に引き続いて以下にご報告をいたします。 《私の質問》 (2) 第1回東大即応オープンの第4問(A)の英文中の下線(3)と下線(4)の間にある英文: ・But what might have ancient Greek adventurers thought as they fist set foot in Egypt, to be confronted by a crocodile? は ・But what might ancient Greek adventurers have thought as they fist set foot in Egypt, to be confronted by a crocodile? の間違いではありませんか? 少なくとも教養ある英語では前者の英語は文法に反すると思いますがいかがでしょうか? 《回答》 複数の英語母語話者にも確認しながら作成しておりますが,文法規則に従えば…(質問者名を省略)…のご指摘通りとなります。今後,今回のご意見を強く意識し,よりよい東大オープンの作成へとつなげていきたいと思っております。 ご教示ありがとうございました。 《感想》 #29でご紹介したとおり、質問(1)に対しては、その回答で、「この解釈については,複数の英語母語話者も交えて討論しております。よろしくお願いいたします。」と「複数の英語母語話者」を引き合いに出して、それをほぼ唯一の根拠にして「実質的に質問の中身には一切踏み込むことなく、門前払い」をした河合塾でした。 ・今回の質問(2)では、「複数の英語母語話者にも確認しながら作成して」いながら、「文法に従えば…指摘通り」、「教養ある英語では…文法に反する」「間違い」を犯していることを認めています。 ・そもそも、この第4問(A)の問題の趣旨は文法上の誤りを正すことでした。指示文は、「次の英文の下線部[5箇所]には、文法上とり除かなければならない語が一語ずつある。解答用紙の所定欄に解答する語を記せ」というものでしたが、下線部以外の地の文をわざわざ原文から書き換えて、「文法に反する」「間違い」の文にしてしまったわけです。 ・質問(2)で「複数の英語母語話者にも確認しながら作成して」いながら「間違い」を犯してしまったのであれば、質問(1)の「解釈」で「複数の英語母語話者も交えて討論し」て得た「解釈」であっても、同様に「間違い」もありえる可能性を否定はできないようにも思えますね。 ● 改めて, 件の ”no more…than” の文は、直後にmaybeで始まる文(原典ではmaybeで始まる2つの文)によってその根拠を述べることによって補足されていると捉えて、「このような動物(ワニ)は、今日の我々にとって竜が異質な存在ではないように、その古代ギリシア人たちにとって異質なものではなかっただろう」と解釈するのがより自然ではないか、 という質問(1)に、河合塾は真正面から回答すべきであると考えます。 以上、ご報告でした。これで私の発言は終わりにします。

mabody
質問者

お礼

ご報告ありがとうございます。 やはり河合塾は間違いを認めようとしなかったのですね・・・。 それでは河合塾からの返答が来たところで、そろそろ回答を締め切らせていただきます。 今まで頂いた回答を熟読して自分なりに色々考えてみようと思います。

その他の回答 (35)

  • googoo1956
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回答No.35

>【(2)の例文】=すべての例文が「反対の意味の形容詞」で書き換え可能! >(i) The radio is no bigger than (= as small as) a matchbox (プログレッシブ英和) >(ii) The man was no heavier than(= as light as) a child. (新グローバル英和) >(iii) He is no better than (= as well as ) yesterday. (ジーニアス英和) >(iv) This book is no less interesting than (= as interesting as ) that.(ジーニアス英和) >(v) She looks no older than ( = as young as ) her daughter. (Oxford Practical English Usage) ● 「(iii) He is no better than (= as well as ) yesterday. (ジーニアス英和)」を下記のように訂正してください。   →「(iii) He is no better than (= as bad as ) yesterday. (ジーニアス英和)」  ※上記の例文の書き換えはすべて辞書の中に示されているものです。 ● すべての例文において、「thanの後の語(句)」 と 「thanの前の比較級」 が 『=』 でつながる関係ではありません。実際の関係は『逆』なのです。   (i) a matchbox = bigger (×)・・・マッチ箱は小さい   (ii) a child = heavier (×)・・・子どもは軽い   (iii) he = better (×)・・・彼は(具合が)悪かった   (iv) that (book) = less interesting (×)・・・あの本は面白かった   (v) her daughter = older (×)・・・娘は若い ● 「no+比較級+than・・・」は、「・・・」部に「前の比較級が表している意味」の程度が低い(少ない)語をおいて、「その程度の低い(少ない)もの」よりも、さらに「 ~ ではない。」ということを表現する場合が多いのでしょう。 ● ドラゴンの英文では、次の関係がありそうです。   ※ a dragon = alien (×)・・・ドラゴンは異質ではない ●「ドラゴンは異質ではない、そしてそれと同じくらい(または同様に)そのような生物(ワニ)も異質ではない。」という意味が有力でしょう。

mabody
質問者

お礼

今まで頂いた回答は全て熟読し理解するように努めたいと思います。 googoo1956さんの勉強にもなったということなので、非常に有意義な議論になり、嬉しく思っております!

  • googoo1956
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回答No.34

● 「no more ~ than ・・・」の意味の見分け方はどうすればよいのでしょう。次の(1)~(3)の例文で考えてみます。前後の状況で判断する場合もあるでしょうが、ここでは、「than」の後ろの語(句)に焦点を当ててみます。   (1) This science book is no more useful than 【this comic book is】.   (2) This science book is no more useful than 【that boring book is】.   (3) This science book is no more useful than 【Newton’s book is】. ● 「than」の後の「語(句)」と「than」の前の「形容詞」が『=』でつながる可能性の高低によって見分けることができそうです。   (1) 「a comic book」 が 「useful」 である可能性が極めて低い(ほぼ0%)場合。       = This science book is 【not useful】, and this comic book is 【neither】.       訳:「この科学の本はこの漫画の本と【同様に】役に立たない。」―(同様・クジラの構文)   (2) 「that boring book」 が 「useful」 である可能性が低い場合。       = This science book is as 【useless】 as that boring book.       訳:「この科学の本はあの退屈な本と【同じくらい役に立たない】。」―(同程度・「useful」ではないイメージ)        →「比較級と反対の訳をつける」   (3) 「Newton’s book」 が 「useful」 である可能性が高い場合。       = This science book is as 【useful】 as Newton’s book.       訳:「この科学の本はニュートンの本と【同じくらい有益である。】」―(同程度・「useful」であるイメージ)        →「比較級と同じ訳をつける」  ※ 辞書に載っている例文はほとんどが(1)と(2)です。(3)の用法が本当にあるのかどうかは確信が持てません。   【(1)の例文】は割愛(多数あり)   【(2)の例文】=すべての例文が「反対の意味の形容詞」で書き換え可能!       (i) The radio is no bigger than (= as small as) a matchbox (プログレッシブ英和)       (ii) The man was no heavier than(= as light as) a child. (新グローバル英和)       (iii) He is no better than (= as well as ) yesterday. (ジーニアス英和)       (iv) This book is no less interesting than (= as interesting as ) that.(ジーニアス英和)       (v) She looks no older than ( = as young as ) her daughter. (Oxford Practical English Usage)   【(3)の例文】は見当たらず。   【分類が不明の例文】       (vi) You're no better than the rest of us. (Webster)       (vii) You're no better than the rest of them.(Longman)       (viii) She’s feeling no better this morning. (OALD) ● ドラゴンの英文(一部、省略および変更)に当てはめてみます。    「Such a creature was no more alien than a dragon is.」   (1) 「a dragon」 が 「alien」 である可能性が極めて低い場合。(ほぼ0%)       = Such a creature was not alien, and a dragon is neither.       訳:「そのような生き物はドラゴンと【同様に】異質な存在ではなかった。」―(同様・クジラの構文)   (2) 「a dragon」 が 「alien」 である可能性が低い場合。       = Such a creature was as 【familiar】 as a dragon is.       訳:「そのような生き物はドラゴンと【同じくらい身近な存在】であった。」―(同程度・「alien」ではないイメージ)        →「比較級と反対の訳をつける」   (3) 「a dragon」 が 「alien」 である可能性が高い場合。       = Such a creature was as 【alien】 as a dragon is.       訳:「そのような生き物はドラゴンと【同じくらい異質な存在】であった。」―(同程度・「alien」であるイメージ)        →「比較級と同じ訳をつける」  ※ 翻訳者と模試の作成者の訳は、(3)に近いのですが、辞書の例文としては1つも見当たりません。特殊な用法なのでしょうか。  ※(1)と(2)の訳が、私が良いと思うものです。辞書の例文はほとんどこのタイプです。 ● 「a dragon」と「alien」の関係が「=」でつながる可能性は、前回も述べましたが、人によって様々でしょう。判断の材料としては避けましょう。文法的な側面で、再度見直してみます。 ● 問題の英文単独で考えると、そして分類方法の(3)が正当なものであれば、翻訳者や模試の問題作成者が選択した(3)も可能性としてはあるのかもしれません。【しかし、ほとんどの辞書の例文では、現在のところ(3)の分類を確認できていません。】 ● 「than」の後には、辞書のほとんどすべての例文で、「前の比較級(形容詞)」と『=』でつながらない語(句)が置かれています。ドラゴンの英文でも、「a dragon」と「alien」は『=』でつながらない、と考えて良いのではないでしょうか。すなわち「ドラゴンは異質(理解できない存在)ではない。」ということになるのではないでしょうか。 ● そして、何より(何度も言いますが)その英文と前後の英文との関係を考えると、(1)か(2)という答えが良いのではないかと思います。 ● 質問者の疑問へのお答えは、より正確な表現をすると次のようになります。 (1)クジラの構文と呼ばれる「no more+(形容詞の原級・名詞)+than・・・」の訳は次の通りです。     A.「(主語は)・・・と同様に~ない。」 (2)クジラの構文ではない「no+比較級+than」の訳は、状況や話し手の気持ちによって、次ようになる。ただし、イ.については例文が少ないなどの疑問が残り、その使用については慎重を期した方が良いと思われる。     B.「(主語は)・・・と同じくらい~である。」       ア. 「 ~ 」部には「比較級の語」と反対の意味を入れる。(例文は多数)       イ. 「 ~ 」部には「比較級の語」と一致する意味を入れる。(例文は?)

  • googoo1956
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回答No.33

>「no+比較級+than」の場合】  ※ 上記の英文の中で、「内容的に2つの可能性がある」と述べられています。   (1)「人々がビスタの安全性が高いと思っている」と話し手が想定した場合        = Windows Vista is as secure as XP.          「ビスタはXPと同じくらい安全性が高い。」   (2)「人々がXPの安全性が低いと思っている」と話し手が想定した場合        = Windows Vista is as insecure as XP.          「ビスタはXPと同じくらい安全性が低い。」  ※ 状況によって、正反対の日本語訳ができるわけです。 ● これで、「眼の誕生」の翻訳者や予備校の問題作成者が「~と同様に異質である。」という日本語訳をつけた理由が、また週刊「ST」の中で堀内克明先生が「見栄坊である。」という訳をつけていた理由が分かりました。 ● ただし、『同様』を表すクジラの構文の「no more+(形容詞の原級・名詞)+than ・・・」と、『同程度』を表す「no+比較級(more - 型/ - er型)+than ・・・」との区別はきちんとしなければなりませんね。 ● もっとも、「眼の誕生」の訳は、前後関係から「~と同じくらい異質だったかもしれない。」ではなくて「~と同様に(or ~と同じくらい)理解できる存在であった。」という訳の方が良いと思っていますが・・・。 ● 私の解釈にもまだどこか欠陥があるかもしれませんが、とにかく今回は様々なことを学ばせていただきました。感謝いたします。

  • googoo1956
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回答No.32

>Windows Vista is no more secure than XP. >The author is saying, "Windows Vista is as secure as XP." But he assumes that his readers think Windows Vista is more secure than XP. That is why he does not say, "Windows Vista is no less secure than XP." There is another hidden meaning. If you think XP is not secure, neither is Vista. In other words, none of them are secure. ● とても示唆に富む説明ですね。タイトルの英文で使われている「no more secure than」は、構文的には2つの可能性を持っています。 ● 一つは、いわゆるクジラの構文の「no more+原級+ than ・・・」、もう一つは「同程度」を表す「no+比較級+than」です。 【「no more+原級+than ・・・」の場合】  ※ クジラの構文であれば「ビスタはXPと同様に安全ではない。」となります。  ※ 常識的に考えれば明らかにおかしいですね。 【「no+比較級+than」の場合】  ※ 上記の英文の中で、「内容的に2つの可能性がある」と述べられています。   (1)「人々がビスタの安全性が高いと思っている」と話し手が想定した場合        = Windows Vista is as secure as XP.          「ビスタはXPと同じくらい安全性が高い。」   (2)「人々がXPの安全性が低いと思っている」と話し手が想定した場合        = Windows Vista is as insecure as XP.          「ビスタはXPと同じくらい安全性が低い。」  ※ 状況によって、正反対の日本語訳ができるわけです。 ● 問題の英文を考えましょう。大体のあらすじは次の通りでした。  「現代の我々は~できるし、世界中の情報に通じている。たとえ、~に実際に出会うことはなくてもそれらがどんな動物かを知っている。しかし、古代ギリシャ人が始めてエジプトを訪れてワニを目撃したとき、いったいどのように思ったことだろう。  Such a creature would have been no more alien to the ancient Greeks than a dragon is to us today.   もしかすると紀元前5世紀の時点では、ギリシャ神話はそれほど荒唐無稽ではなかったのかもしれない。または彼らの頭の中には、・・・のように、進化という考えが生まれていたのかもしれない。」 ● いくつかの可能性を考えてみましょう。 【「no more+原級+than ・・・」の場合】  ※ クジラの構文です。   (1)「そういう生物は、~のドラゴンと同様に、理解できない存在ではなかっただろう。」 【「no+比較級+than」の場合】  ※ 「ビスタ」の場合と同じように、内容的に2つの可能性があるはずです。  ※ 「as ~ as ・・・」の「~」部には正反対の意味の語が入る可能性があります。   (2)= Such a creature would have been as alien as ・・・.       「そういう生物は・・・と同じくらい理解できなない存在だっただろう。」   (3)= Such a creature would have been as familiar as ・・・.       「そういう生物は・・・と同じくらい理解できる存在だっただろう。」 ● (1)~(3)の中から、文脈に最も適しているものを探します。直後の英文の中の「荒唐無稽ではない(信じられないものではない)」や「進化という考え」という表現から判断すると、問題の英文の意味は「古代ギリシャ人の想像の範囲内であった」ことを示すようなものであると考えられます。 ● したがって、日本語訳は、「同様(クジラの構文)」を表す(1)か、または「同程度(no+比較級+than」を表す(3)の英文のどちらでも良いと思います。 ● 最初は(1)しか考えませんでしたが、視点を変えてみると(3)という答えもありうると感じています。(結局、述べている内容は非常に似通っているのですから、当然のことですけれども・・・。)

  • googoo1956
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回答No.31

>● 質問者の上記の疑問に対しては、やはり「『no more ~ than ・・・』の構文は『・・・と同様に~ない。』という『否定』の訳をつけなければなりません。ただし、【クジラの】『no 比較級 than ・・・』の構文であれば「~の程度は・・・と同じくらいである。」という訳をつけることはできます。」というお答えになるのではないかと思いますが・・・。 ● 上記の文章の中の【クジラの】の部分を削除してください。 ● 補足です。 (1) 「~」の部分が名詞であれば「同様」の訳しか、つけることができないと思います。私の考えでいけば、「同程度」を表すには「more a genius」の部分が「比較級である必要がある」から、すなわち「『no+比較級+than・・・』の形が必要である」からです。   He is no more a genius than I am.    「彼は私と同様に天才ではない。」(○)・・・同様    「彼は私と同じくらいの天才です。」(×)・・・同程度 (2) 前回述べているように「no more ~ than ・・・」の中の「~」の部分が形容詞であれば、「同様」と「同程度」の両方の可能性があるでしょう。もっとも「同程度」の場合には、それはもはや「クジラの構文」とは言えないでしょう。そして、それを表記するときには「no more ~ than・・・」ではなく、「no+比較級+than・・・」としなければならないでしょう。 ● 「Longman」や「Webster」など、英米で出版されている辞書で『「no more+(形容詞の原級or名詞)+than ・・・」の英文が「as ~ as ・・・」と同じ意味である』ことを示す例文でもあれば、私の考えも変わるのですが・・・。これまでいろいろ調べてみましたが、残念ながらそのような例文は一つとして見つけることができていません。(小泉元首相のように「大量破壊兵器が見つからないからといって、それが存在しないと言えるのか。」と言われたら困ってしまいますが・・・。)

  • googoo1956
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回答No.30

● No.28さんの「no more ~ than ・・・」についてのお考えを興味深く読ませていただきました。話をもとに戻すようで恐縮ですが、「同程度」という言葉で気になったことがあります。下記の2つの構文を混同してしまう可能性もあるのではないでしょうか。   A.「no more+原形+than ・・・(構文(1)としておきます。)」    → 「(主語は)・・・と同様に ~ ない。」   B.「no+比較級+than ・・・(構文(2)としておきます。)」    → 「(主語の)~ の程度は・・・と同じだ。」   ※ B.の「no 比較級 than ・・・」は、「比較の二者の間に程度の差が少しもないこと」という意味を表します。リンク先です。「no」の副詞の3の項目です。   http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=no&stype=0&dtype=1 ● 例文で説明します。形だけでみたら次の2つの英文は全く同じです。しかし比較級と原級のどちらで理解するかで解釈が異なります。   C.構文(1)(原級):This book is no more 【difficult】 than that one is.(同様)            「この本はあの本と同様に難しくない。」   D.構文(2)(比較):This book is no 【more difficult】 than that one is.(同程度)            「この本の難度はあの本と同程度だ。」          ● 比較級が「more ---」だと分かりにくいので、「--- er」で例文を見てみましょう。この場合には、形が明らかに異なるので混同することはありません。   E.構文(1)(原級):This book is no more【heavy】 than that one is.(同様)            「この本はあの本と同様に難しくない。」   F.構文(2)(比較):This book is no 【heavier】 than that one is.(同程度)            「この本の重さはあの本と同程度である。」   ● 問題の英文です。次のG.とH.のどちらの解釈もできますが、G.の文では「原級」、H.の文では「比較級」が使われていることになります。   G. Such a creature was no more 【 alien 】 than a dragon is.(同様)      「そのような生き物はドラゴンと同様に理解できない存在ではない。」   H. Such a creature was no 【 more alien 】 than a dragon is.(同程度)      「そのような動物はドラゴンと同じくらい理解できる存在であった。」   ※ この解釈であれば、この英文の前後の文脈にも合いそうです。 ● 結局「no more ~ than・・・」で同程度を表すことはできるが、それはクジラの構文とはまったく別の構文(「no+比較級+than」)で、結果的に同じ形になっているだけではないのでしょうか。 >no more A than Bの公式を全く逆の意味にとってもよいのでしょうか? ● 質問者の上記の疑問に対しては、やはり「『no more ~ than ・・・』の構文は『・・・と同様に~ない。』という『否定』の訳をつけなければなりません。ただし、クジラの『no 比較級 than ・・・』の構文であれば「~の程度は・・・と同じくらいである。」という訳をつけることはできます。」というお答えになるのではないかと思いますが・・・。

  • fwkk8769
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回答No.29

河合塾への質問に対する回答の中間報告です。 (1) 早速、質問一つ目の下線部(4)の解釈については「河合塾教育教材開発部英語科」の名前で「回答」をいただきました。関係ある部分は以下のとおりです。 no 比較 (…) than は,than以下が既知の事項だという前提に基づいて,比べる相手はそれと何ら変わるところはないことを示す表現です。than以下がどうであるかによって,「同様にない」になるか「…と何ら変わらない→同じレベルで~である」になるかは変化します。手引き65ページにある通り,現代の私たちに関する常識がアプリオリに決定され,そこから古代ギリシャ人についてalienであるかどうかが判断できます。この解釈については,複数の英語母語話者も交えて討論しております。よろしくお願いいたします。 実質上、実質的に質問の中身には一切踏み込むことなく、門前払いをくらった内容ですが、原典にあるmaybeに導かれる2個の文によって導かれた古代ギリシア人の生物観に関する著者のコメントは、あくまでafterthought(後から思いついたこと)である、とお考えのようです。さらに、この解釈は少なくとも試験問題の英文について(2箇所のmaybe以下を含む原文においてかどうかは不明ですが)「複数の英語母語話者も交えて討論」した上でのものであるというわけです。 (2) もうひとつの以下の質問については、回答にもう少し時間がかかりそうです。 《質問2》 英文中の下線(3)と下線(4)の間にある英文: ・But what might have ancient Greek adventurers thought as they fist set foot in Egypt, to be confronted by a crocodile? は次の英文の間違いではありませんか? ・But what might ancient Greek adventurers have thought as they fist set foot in Egypt, to be confronted by a crocodile? 少なくとも教養ある英語では前者の英語は文法に反すると思いますがいかがでしょうか? 以上です。

  • fwkk8769
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回答No.28

今日、ご紹介のあった模試の問題と『解答・解説集』が手に入りましたので、私のアドヴァイス#23に書いた「感想」の(2)と(3)の点については質問を河合塾に出しておきました。そのうち、回答が来ると思いますので、そのときにまだmabodyさんがこの質問を閉じていなければ結果をご報告をするつもりです。 さて、 原典に基づいての “no more…than ~” の解釈についてはほぼ議論が尽くされたように思います。そこで私はそもそものmabodyさんのご質問に即して、原典にかかわることなく1点だけ考えていることを述べます。 (1) ご質問を確認します。 「no more A than Bの 公式(つまり、「Bでないのと同様Aでない」…都合上「解釈1」とします) を文脈的におかしければ、 全く逆の意味(つまり、「Bであるのとちょうど同じくAである」…都合上「解釈2」とします) にとってもよいのか」ということでした。 (2) 結論から言うと、この件のようにAの部分にmore/most変化をする「否定的な」意味を有する形容詞が来る場合は、文脈しだいではYESだと思います。 ただ、いわゆる「くじら」の文のようにAの部分が名詞(あるいは-er/-estで変化する形容詞)がくる場合のことを今私は取り上げていないことにご注意ください。 (3) 私がそう判断している背景(根拠とまではいえませんが)を3点挙げます。 1. The Japan Times社発行の『週刊ST』の2000年12月8日号のp.24にある”Q&A”(英語に関する質問と回答のコーナー)に次のような主旨のことが載っています。 ● Guys are no more vain than they were in the past. (都合上、「英文1」とします) の意味は文脈しだいで次の2つの意味になりえる。 (1) 今日の男性は過去の男と同じように見栄坊ではない。つまり、男性は昔も見栄坊ではなかったが、今日の男も同様に見栄坊なんかではない。(←「解釈1」) (2) 男性は昔と同様、今日も見栄坊である。(←「解釈2」) この(2)は次のように書き換えてもほぼ同じ意味になる。 ・ Guys are no less vain than they were in the past. (都合上、「英文2」とします) (”no more”とはまったく逆の”no less”で書き換えているところが興味を引きます) ・Guys are neither more or[nor] less vain than in the past. (都合上、「英文3」とします) (実は、先にあげた「英文1」は同じ『週刊ST』の同年10月20日号のFeature Storyの記事にあった文であり、文脈からこの(2)の意味(つまり「解釈2」)以外には解釈できませんでした。) さらに、次のように解説があります。 「通例は…両方否定して同じである[つまり、鯨構文/「解釈1」のこと]という用法だけが強調して教えられています。肯定を強めて比較する[つまり、「解釈2」]のは、性質などの程度を比較する場合です。つまりvainとかdisrespectfulといった否定的な意味の形容詞の程度を…比較して同じというときに修辞的に用います。」 解説者は明治大学教授の堀内克明、V.E.ジョンソンの両先生(肩書きは当時のもの)です。 2. 上の1のコラムにもうひとつ次の例文が取り上げられていました。訳語がついていたのですが、今手元にありませんのでおおよそこんなものであったという私訳を挙げておきます。 ● Young people today are no more disrespectful than those of former generations, it’s just that former generations didn’t have modern media to report it. (都合上、「英文4」とします)) [私訳:今日の若者が無礼なのは今に始まったことではなく昔からそうだった。ただ、昔は報道するメディアがなかっただけのことだ。] 3.http://forums.eslcafe.com/student/viewtopic.php?t=25373 の2つの回答、特に2つ目の回答にある次の例文とそれに続く説明がいいと思います。 ● Windows Vista is no more secure than XP. (都合上、「英文5」とします) The author is saying, "Windows Vista is as secure as XP." But he assumes that his readers think Windows Vista is more secure than XP. [←「解釈2です」 That is why he does not say, "Windows Vista is no less secure than XP." There is another hidden meaning. If you think XP is not secure, neither is Vista. In other words, none of them are secure. [←「解釈1」ですね] 「英文5」はthan以下が ”XP is” とはなっていませんが、isがなくても基本的に考え方は変わらないと思います。 (4) 以上「英文1、4、5」の3つの例文と関連する解説を挙げましたが、「英文1」のところに、この「解釈2」になる形容詞が「(意味的に)否定的な」形容詞という解説がありました。英文5はsecureですから文字通りには「否定的な」形容詞ではありませんので、この「解釈2」を許す形容詞が常に「(意味的に)否定的な」形容詞と言えるのかどうかまでは私にも現時点ではよくわかりません。ただ、少なくともmabodyさんの取り上げられた件の英文の形容詞alienは「否定的な」形容詞に当たると思います。 ◎まとめます。 確かに、”no more A than B” のAのところに名詞(あるいは-er/-estで変化する形容詞)がくる場合はその解釈は「解釈1」しかないのかと思います。が、以上説明を試みましたようにAのところに、典型的には「英文1」や「英文4」のようにAの部分にmore/most変化をする「否定的な」意味を有する形容詞が来る場合は、一般論として、文脈しだいでは「解釈2」がありえるということを見てきました。 (補足です。原典にある文脈に即すと、現時点で私は、件の英文はあくまで「解釈1」であろうと考えていることを記しておきます。)

mabody
質問者

お礼

詳しい説明に加えて河合塾に質問までして頂いて、本当にありがとうございます!(もちろん他の回答者様の詳しい説明にも感謝しています) なんか質問のタイトルからは考えられないような深い内容になってしまいましたね^^;

  • googoo1956
  • ベストアンサー率47% (623/1316)
回答No.27

>「そのような生物は、古代ギリシャ人にとって理解ができないような存在ではなかったであろう、それは(分かりやすく言えば)、現代の私たち(西洋人)にとってのドラゴンと同じことなのです。」  後半の「それは(分かりやすく言えば)、現代の私たち(西洋人)にとってのドラゴンと同じことなのです。」という部分の理由はいくつか考えられます。 (1) 『古くは神話や伝説、またはヨハネ黙示録、新しくは小説や映画などを通して西洋人の意識の中にしっかり根付いている「ドラゴン」は、現代人にとっても身近な存在であるという理由』  ・・・この理由は私たちにも分かりやすいですね。 (2) 『過去に実在していた生物が「ドラゴン」のモデルなのだと考える現代人が(たとえ一部だとしても)確実に存在するという理由』  ・・・古代ギリシャ人の中には「進化」という考えを持っていた人もいるのではないかという著者の推量とは対照的に、一部とはいえ「進化論」を否定して「創世記」を教科書に載せようとする現代人がいることに対する著者の古生物学者としてのささやかな皮肉が込められているのかもしれません。 ● 入試における「現代文」の解釈に関して、小説家が「こんな気持ちで書いたわけではない。」とこぼした、というような話がまことしやかに伝えられることがあることから分かるように、「文章の解釈」というものは日本語においても大変難しいですね。  問題の英文についても、著者のパーカー氏が、どのような意図で、またどのような根拠で書いたのかは分かりません。文章の裏側にある著者の気持ち関して私たちにできることは、あくまで推測することだけです。  ひょっとしたら、いくら推測しても著者の真意は分からないこともあるのかもしれません。だからこそ、「前後の文脈」や「文法的側面」から、できるだけ正確な日本語訳をつける必要があるのでしょう。  「no more ~ than ・・・」は否定文です。「何かと何かを比較して同程度である。」ということを表す表現ではありません。「前半の内容が否定文である。」ことを強調することが目的の表現方法であることを理解することが大切だと思われます。

  • googoo1956
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回答No.26

 「最後」と言いながら連続の投稿で申し訳ありません。それだけ興味深い内容ということでお許し下さい。問題の英文について、3つの観点から再度検証をします。 ●「文法的」観点・・・「否定文であることはもう明らかですね!」  (1) 「no more  ~ than ・・・」 (ロングマン現代アメリカ英語辞典)    =「used to emphasize that someone or something does NOT have a particular quality」  (2) 「no more ~ than ・・・」(ジーニアス英和大辞典)    =「not ~ any more than ・・・」     ※ He is no more young than I am.     = He is NOT young any more than I am. ●「dragon」について・・・「これが難解のもとでした!」  (1)「dragon」と「現代の西洋人」との関係(アメリカ版ウィキペディア)  Some believe that the dragon may have had a real-life counterpart from which the various legends arose ---; typically dinosaurs or other archosaurs are mentioned as a possibility ---; but there is no physical evidence to support this claim, only alleged sightings collected by cryptozoologists.  ※ 「証拠がないにもかかわらず、Dragonのモデルとなった生物が実際にいたのかもしれないと信じている人が現在でもいる。」ようです。(16~17世紀までは実在の爬虫類として博物図鑑にも載っていたそうです。) ※ ちなみに、アメリカの一部の地域では、聖書の内容に反しているとして「進化論」を認めないという考えや「進化論」を教科書に載せることを禁止するという動きがあります。また、公立学校で進化論以外の考え(創世記)を教えるべきだという動きもあります。(大統領がからんでいることに驚きます。)  http://theology.doshisha.ac.jp:8008/kkohara/SKJ.nsf/504ca249c786e20f85256284006da7ab/999ff438cd2489f6492570570048f30e?OpenDocument ※ この本の著者であるA・パーカー氏は生物学者なので、このような立場ではないと思いますが、世の中の状況については冷静な目で見ていることでしょう。  (2)「龍」と「現代日本人」との関係(「龍の起源」静岡大学教授・荒川紘・著)  「もちろん、我々、日本人にとっても、龍は【身近な存在】である。神社や寺院に行けば龍の彫り物に出会うし、神輿の飾りと言えば金色の龍である。日本刀をはじめとする武具の装飾として愛用されてきたし、刺青の図柄でももっとも人気がある。横山大観などの日本画家によってもしばしば取りあげられた画題でもあった。」 ※ 『「dragon」が「alien」であるか、または「not alien」であるか』という問題については、その人の主観に影響されそうです。「not alien」であっても何の不思議もありませんね。 ●「日本語版の論理性」について・・・「大きな疑問です!」  (1)【日本語版】「古代ギリシャ人にとって、そのような生き物は、現代の私たちにとってのドラゴンと同じように【異質な存在だった】のではないか。」(渡辺・今西両氏の訳)  (2)【日本語版】「もしかしたら、紀元前5世紀の時点においては、ギリシャ神話はそれほど荒唐無稽ではなかったのかもしれない。」(渡辺・今西両氏の訳)  (3)【日本語版から抜けている部分】  「または、ダーウィンの進化論が盛んに議論された19世紀頃の人たちと同じように、ひょっとしたら科学的知識を持たない古代の人たちの頭の中で、進化という考えが生まれていたのではないか。」  「もちろん、そのような(『進化』というような)考えは個人の頭の中にそっとしまいこまれて、そして周りとのあつれきを招くことのない神話(を信じ込む)という選択がなされたに違いないのだけれども・・・。」(私の拙訳)  上記の(2)と(3)の文章は、簡単に言えば「ギリシャ人はギリシャ神話を真実と思い、実際に見たことのない「いろいろな生物」が実在すると信じている。」という内容です。  果たして、その内容が、(1)の日本語版訳である「古代ギリシャ人にとって「ワニ」は【異質な】生物であった。」という文章につながるのでしょうか。私に言わせれば、「何でも信じるギリシャ人」=「ワニの存在を認めないギリシャ人」という関係は矛盾に満ちています。  むしろ「逆」に、『神話の中の「あらゆる生物の存在」を「現実」のものとして認めることのできる古代ギリシャ人は、「エジプトのワニ」の存在を理解することのできるのだ。』と考えるのが自然ではないでしょうか。  この本の翻訳者たちが、問題の箇所の前後の流れをどれくらい正確に理解していたのかは分かりません。個人的な推測になりますが、どうも理解が中途半端なまま、うまくつながらない部分を省略して出版してしまったのかもしれませんね。もし自分たちの都合で勝手に(?)省略したとすれば、著者だけではなく読者に対しても失礼なことではないでしょうか。 【結論】・・・翻訳者のことはともかく、問題の英文についての結論です。  「現代人と dragon との関係」から考えると何とも言えませんが、「文法的観点」と「(1)(2)(3)の文章の論理性」から考えると、問題の英文の訳は、やはり下記のようなものであるべきだと思います。  「そのような生物は、古代ギリシャ人にとって理解ができないような存在ではなかったであろう、それは(分かりやすく言えば)、現代の私たち(西洋人)にとってのドラゴンと同じことなのです。」

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