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no less thanは文脈から解釈?!
京都教育大学教授 岡田伸夫先生のサイトを読みました。https://www.biseisha.co.jp/lab/lab2/12.html 『"not more / less than ~" の意味で使われている "no more / less than ~" の例を追加しましょう。 (13) That restaurant can accommodate no(t) more than twelve customers at a time. (あのレストランは一度にせいぜい12人しか収容できない。) (14) Wherever I decide to move to must be someplace no(t) more than two hours by train from downtown Tokyo. (どこへ引っ越すことにしても東京のダウンタウンから電車で2時間以内で行けるところでなければだめだ。) (15) Applicants must be no(t) less than 21 years of age. (応募者は少なくとも21歳以上でなければならない。) (16) The tip you leave in an American restaurant should be no(t) less than 15%. (アメリカのレストランでおくチップは最低15%にすべきです。)』 no more than (=only ) no less than (=as many / much as ) not more than(=at most) not less than(=at least) 私は暗記ではなく、図を書いてこれを必死に理解してきました。 上記の例を見て、今までの自分がちょっと虚しいです。 ネイティブの人たちは、あまり意識せず(と言うか区別せず)使っているのですか?たぶんそうですね・・・ 学習書も文法書も学校の先生も説明が足りないです。受験生には上の公式で十分かもしれませんが、私はかなりがっくりきています。 英語に卓越されている方、翻訳家の方はやはり文脈から読み取っているのですか? あえてnot more than, not less thanを使う場面などあるのでしょうか? よろしくお願いします。
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「例えば「去年私は少なくとも50本映画を見た」を英文にするなら、 Last year I saw at least fifty films. 私なら迷わずこう書きますが、 文法書の例文で、比較級を使ってこんな文があります。 Last year I saw not less than fifty films. この文章、英語圏では使われないのですね? no less thanなら大丈夫と言うことですね?」 はい、その通りです。"I saw not less than ..." は変に聞こえます。 "at least fifty" と "no less than fifty" はどちらも使われますが、会話では前者の方が普通で、後者はやや硬く聞こえます。意味的には一緒で、日本語の「少なくとも50は見た」と「50以下という事はない」の様な物ですね。 系統立てて言語を教える日本の英語教育の様な形は、実戦で使われている英語を教えるのより、カルキュラムも組みやすいし、教える立場の人の資格の基準も設定しやすいだろうというのは分かります。ただ、学問として、パズルの様になってしまっているので、コミュニケーションとしては実用的ではないですね。一度このサイトである回答に関して「その表現はまぁ文法的には正しいけど、ネイティヴでさえ聞いた事がないというし、古くさい机上の英語だ」と言う意味の事を描いたら、「辞書や教科書にちゃんと載っている。机上の英語ではない」と反論された事があります。この人は私に言わせれば、「机上の英語」の意味を理解していません。失礼ですが、英語教育に携わっている人にはこういう人が多いんだろうなぁ、と思いましたねー。
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- Shinnbone
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すみません、ご質問の趣旨がよく分からないのですが、"no more than" と "not more than" の違い、という事でしょうか? だとしたら、私の回答は簡単です。私は在米 20 年以上ずっとほぼ英語だけで生活して来ましたが "not more than" "not less than" が、そのままの形で使われているのは見た事も聞いた事もありません。 岡田氏のサイトから抜粋された文は、どれも "no" の代わりに "not" を使うと変に聞こえます。 That restaurant can NOT accommodate more than 12 customers at a time. という流れなら大丈夫です。私は日本の英語教育は受けていないので文法的にどうの、とは言えませんが。 どちらにしろ、"no more than" "動詞と合わせて not ... more than" は、"more than" ではない、と解釈していれば良いです。"no more than 12 customers" なら「12人以上の客ではない」ですね。「そのレストランが収容できるのは」「12人以上の客ではない」という感じで、滑らかで自然な日本語にするなら「12人以上は入れない」とか言えますね。 下のリンクに同じ表現に関するやりとりがあります。質問をしたのはスウェーデンの人で、#8で質問者が「文法の本によるとどちらも正しいとされている」と言い、アメリカ出身の人に「それなら("not more than" を)使えば良いんじゃない?でも、文法の教科書みたいに聞こえて、ネイティヴ・スピーカーには聞こえないよ」と言われています。 http://forum.wordreference.com/showthread.php?t=340875 こういうと元も子もないかもしれませんが、このサイトでの質問を読むと、日本の英語の参考書や専門家といわれる人達はあまりアテにならないと思います。中にはもちろん出来る人もいるのでしょうが、大多数は「机上の英語」で、実戦で使われている英語ではありません。
補足
まさに聞きたかった事です。回答ありがとうございます。 生きた英語に興味深々です。 ひとつ確認させてください。 例えば「去年私は少なくとも50本映画を見た」を英文にするなら、 Last year I saw at least fifty films. 私なら迷わずこう書きますが、 文法書の例文で、比較級を使ってこんな文があります。 Last year I saw not less than fifty films. この文章、英語圏では使われないのですね? no less thanなら大丈夫と言うことですね? 日本の学生はほんとにみんな机上の英語に振り回されています。 よろしくお願いします。
- princelilac
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私は高校時代に、「not は事実、no は比喩」と覚えました。 つまり not more. not less は「多くない(=以下)」、「少なくない(=以上)」となり、事実を伝えます。 no more, noless は「たった」「…も」のように、more, less の元の意味とは逆の意味で使います。そして not のように事実を伝えるというより、気分を伝えるようです。「多い」「少ない」という事実ではなく、そのことをどう感じているかが話題の中心になっています。
お礼
noは強い単語なの”で気分を伝える”という感じはとてもよくわかります。 回答ありがとうございました。
お礼
補足への回答ありがとうございました。今回フォーラムを含め、たくさん調べました。おかげさまで、ずっと知りたかった実用的な言い回しがクリアになりました!比較級は手強い分野でしたが、ポイントを押さえれば楽勝!・・的な気持ちになっています。 皆さんが敬遠する質問に根気よくお付き合いくださり、本当にありがとうございました。文法と生きた英語のギャップを埋める隙間産業、生まれるといいですね!