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「mo more B than C 」はCはBでないという意味は必ず込められているか?
以下の文章を訳したいと思っています。 MIT strongly supports appropriate measures to ensure our national security, but we must make sure that they are no more burdensome than they need to be. (私訳1)「MITは、国家の安全を保障するための対策を支持するが、必要以上に厄介でないように注意しなくてはいけない」 (私訳2)「MITは、国家の安全を保障するための対策を支持するが、その対策が厄介である必要がないのと同様、現実に厄介でないように注意しなくてはいけない」 (私訳1)(私訳2)のどちらが正しいでしょうか?あるいはどちらも間違いでしょうか? 私には(私訳1)の方が文章として自然のように思えます。しかし、 A is no more B than C is. は「CがBでないのと同様AはBでない」 という意味であると一般に言われていることを考慮すると(私訳2)のように解釈すべきかと思います。 A is no more B than C is. において「CはBでない」という意味は必ず込められているものでしょうか? MITの学長の話なので、標準的な英語と思われます。 出典 http://web.mit.edu/hockfield/speeches/2005-chamber-of-commerce.html
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no.4の追記です。 「通常のno more C than Bと解釈するか、not more C than Bの強調形であると解釈するかは、文脈に左右される」と「ロイヤル英文法」では説明しています。
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- MayIHELPY
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このno more B than Cは、not more B than Cの「強調形」ですので、1の解釈が正解です。
- komimasaH
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stronglyとappropriateの訳が抜けています。 burdensomeは辞書には厄介なと書いてありますが、こういう表現を 個人的な身の回りのことにしか使いませんので重荷になる、 というくらいの表現がいいのではと思います。 make sureは注意するというよりも、確実にするとか確認する という意味でしょう。 no more ....than they need to be. は「必要以上に」と定型的に訳してしまったほうが簡単だと思います。 ご質問のA is no more B than C is.の文法書などにおける解説 なのですが、はっきりいって何を言っているのか不明な日本語だと むかしから感じています。よく言っても、英語の用法を日本語で むりやり説明するとこんな感じになるという程度では。これを 公式的にとらえて和訳などに使うと変な日本語ができあがります。 こんなことは気にせずに日本語として通じる訳をすればいいのでは。 ということで、訳1でいいと思います。 「MITとしては国家安全保障確保のための適切な対策は強く支持するものであるが、同時に我々は、それらの対策が必要以上に重荷になるものではないことを確認しなければならないと考えている。」 ・日本語では組織名が主語になることはあまりないので、「としては」 を追記。 ・前半と後半のつながりをよくするために「同時に」を追記。 but以下は前の文の前提条件だという感じを出すためです。 ・文の終わりが「しなければならない」ではぶっきらぼうなので 「考えている」を追記。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >burdensomeは辞書には厄介なと書いてありますが、こういう表現を 個人的な身の回りのことにしか使いませんので重荷になる、 というくらいの表現がいいのではと思います。 >・日本語では組織名が主語になることはあまりないので、「としては」 を追記。 >・前半と後半のつながりをよくするために「同時に」を追記。 but以下は前の文の前提条件だという感じを出すためです。 >・文の終わりが「しなければならない」ではぶっきらぼうなので 「考えている」を追記。 なるほど。訳す際には自然な日本語を使うように心がけます。 いい加減な訳を提示してすみませんでした。 貴重なご意見をいただき、とても勉強になりました。
補足
>ご質問のA is no more B than C is.の文法書などにおける解説 なのですが、はっきりいって何を言っているのか不明な日本語だと むかしから感じています。よく言っても、英語の用法を日本語で むりやり説明するとこんな感じになるという程度では。これを 公式的にとらえて和訳などに使うと変な日本語ができあがります。 おっしゃる通り日本語としてはおかしな文章だと思います。 私の質問の仕方が誤解を与えるような仕方だったのがいけないのですが、than 以下が否定であることが前提とされているかどうかを問題としたいのです。 日本の文法書や辞書には He is no more young than I am. という文の場合、「彼は私よりも決して若くない」という意味ではなく、「私同様、彼は若くない」と書わざわざ書いてあります。 日本の英和辞書は、英語をよく知らない日本人が勝手に作ったわけではなく、明治時代にOxford English Dictionaryなどを訳して作ったものがもとになっているといわれています。その後、イギリス、アメリカで出版された辞書から最新の情報を得て更新しているというのが実情だと思います。細かい部分を見れば、古い表現がさも当然のように載っていたり、新しい表現が載っていなかったりという欠点があるかもしれませんが、もともとがイギリス人、アメリカ人の作った辞書のコピーである以上、全く事実と反する内容が載っているとは考えづらいのです。 そう思いながら、手元にあるロングマン英英辞典、コウビルド英英辞典を引いたところ、 A is no more B than C is. は載ってませんでした。一続きのno more thanは載っていて、 You use no more than or not more than when you want to emphasize how small a number or amount is. ex. He was a kid really, not more than eighteen or nineteen. という感じでした。 休日にOxford English Dictionaryや欧米の文法書を調べてみます。
- gako_2007
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私訳1と私訳2を比較すると私訳1が適切だと思います。私訳2番にのように"対策が厄介である必要がない"という趣旨を付け加える事はこの場合おかしいと思います。文意を考えると発信者が"対策が厄介である必要がない"と考えているとはとても考えられません。 私訳1で十分だと思いますが、私訳2を修正すれば、文意も正しく英文解釈の作法にも沿った訳ができるかもしれません。 思い違いがあればご指摘いただけると助かります。
お礼
ご意見ありがとうございます。 >"対策が厄介である必要がない"という趣旨を付け加える事はこの場合おかしいと思います。 なるほど。私も不自然な文章に感じます。 いささか踏み込んで 「対策が厄介である必要もないし、厄介でないように注意しなくてはいけない」 とすれば、少しはましになると私は感じますが、原文の意図とは 違ってしまっているかもしれません。 お付き合い下さりありがとうございました。
- lukelivestrong
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質問者様も相当なお力の持ち主でいらっしゃるようですが、ご質問の >A is no more B than C is. において「CはBでない」という意味は必ず込められているものでしょうか? について調べてみました。安藤貞夫著「現代英文法講義」には、 ◆ no more A than B / not A any more than B 「Aでないのは、Bでないのと同じ, Bと同様Aではない」 I am no more mad than you (are). = I am not mad any more than you (are).「僕は君と同様、気が狂ってはいない。」 とあります。察するに、お尋ねのCの補語が省略されているのは、Bが、すでに述べられているということで省略してあり、文意としてはAと同様に否定するという暗黙の了解があるから省略されているとも考えられませんでしょうか? また、江川泰一郎著「英文法解説」には、 >この構文は常に than 以下の内容が、(形は肯定でも)事実ではないという前提のもとに使われ、「Yと同じように, Xも~ではない」の意味になる。 と明記してあります。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 やはり、than以下の内容は否定であることが前提とされているのですか。 今まで読んだ文法書にも辞書にも、そのように書いてあるのですが、 本当にそうなのかと疑念が生じ、いろんな文章で検証している最中です。 というのは、私が高校時代、学習した文法書では、過去分詞の形容詞用法は、 1.一語ならば前置修飾 例) a broken cup 2.修飾語を伴うならば後置修飾 例) the cup broken by Tom と習ったのですが、様々な文章を読むにつれて The man killed was .... のように必ずしも原則に当てはまらない場合に遭遇し、文法書の内容はほとんど正しいのでしょうが必ずしも当てはまらない場合もあるかもと感じるようになりました。 (文法書の名誉のために付け加えておくと、ちゃんとした文法書には単独でも後置修飾はありうると書いてありますので、私が学習した文法書ができが悪かっただけかもしれません) >察するに、お尋ねのCの補語が省略されているのは、Bが、すでに述べられているということで省略してあり、文意としてはAと同様に否定するという暗黙の了解があるから省略されているとも考えられませんでしょうか? そのように解釈することもできますが、以下の2例を考慮するとthan以下で省略されている補語にno(not)が入るかどうかは一概に言えない気がします。 He is no more young than I am. 彼は私同様若くない(2人とも年寄り) He is not younger than I am. 彼は私より若くない(2人が若いか年寄りか不明) (出典 ジーニアス大英和) lukelivestrong様のご回答で、やはりそうか、と確信を深めた次第ですが、確信をより確かにするため、まだ締め切らず、もう少し他のご意見をお待ちしたい存じます。何卒、ご容赦ください。
お礼
ご回答ありがとうございます。 杉山忠一著「英文法詳解」にも大体そのように書いてありました。 お蔭様でだいぶ考えが整理されてまいりました。
補足
MayIHELPY様のおっしゃるとおりでした。 実際、googleで検索したところ、no more ~ than の強調である例文(than以下が成り立たないことが前提とされていない文)が、いくつもありました。 (例1) オンラインショップの勧めの記事で “First, don't be afraid to use your credit card online,” says LaRose, a professor in the Department of Telecommunication, Information Studies and Media. “That is no more dangerous than handing it over to a waitress at a bar in Las Vegas or reading it over the phone on an 800 number.” 「それはラスベガスのバーでカード番号をウエートレスに引き渡すか、またはフリーダイヤルで電話で読み上げることと比べて危険ではありません。」 http://newsroom.msu.edu/site/indexer/2920/content.htm この場合は、than以下が危険でないことは前提とされていないのはほぼ確実 (例2) Dr. Gomory disagrees with the evidence that assertive community treatment reduces hospitalization, is no more expensive than traditional care, and receives higher client satisfaction ratings. http://psychservices.psychiatryonline.org/cgi/content/full/52/10/1395 この場合も、伝統的な治療が高くないことは前提にしていないと思われる ご回答をいただいた皆様、どうもありがとうございましたm(_ _)m。