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[can do]と[can be done]の違い?
NHKテレビ英会話講座より Interesting idea, but sorry. That can't be done with these ropes. 面白い考えだけど、残念。このロープはそれができないんだ。 (質問) [That can't be done.]についてお尋ねします。 (1)done は受動態でしょうか?それとも形容詞としての機能でしょうか? (2)「それができない」をThat can't be done.で表現していますが、 That can do.とthat can be done.の違いがわかりません。初級者にも解る、易しい説明をお願いいたします。以上
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こんにちは。いつもご丁寧なお返事を有難うございます。 ご質問1: <done は受動態でしょうか?それとも形容詞としての機能でしょうか?> ここは、受動態になります。 1.確かにbe doneは特殊な用法で、形容詞的な用法がありますが、それは「結果としての完了の状態」を表し、「~し終わっている状態である」という、完了の状態で使われています。 2.ところが、この例文では、「このロープで、それをすることができない」という「する」という動作にポイントが置かれています。何をするというアイディアなのか、ここでは推察できませんが、何らかの動作であることは明瞭です。 3.それは、with these ropesという手段を表すwithの使い方によってもわかります。「ローブを手段に使って」というわけですから、何か動作をするのです。 4.従って、このdoneは「動作がなされる」という意味の、受身となります。 ご質問2: <「それができない」をThat can't be done.で表現していますが、 That can do.とthat can be done.の違いがわかりません。> (1)これらのdoは代動詞ではなく、動詞です。 (2)That can do: このdoは「うまくいく」という意味の自動詞になります。 意味は「それはうまくことができるよ」→「うまくいくよ」となります。 (3)that can be done.: このdoは「~をする」という意味の他動詞になります。 目的語が主語になって受身になっているのです。 例: You can do that. That can be done (by you). 動作の主体である人(you)が、特に訳す必要がない場合は、by youが省略されることがあります。 (4)ここでは、主語が誰と特定しているのではなく、「そんなことは、誰もできない」と言いたいので、主体は誰であってもいいのす。 そのため、主語に焦点をあてた能動態ではなく、目的語thatに焦点をあてた受身の文になっているのです。この文のポイントはThat「そんなこと」=「そのアイディアの困難さ」を強調した否定文となっており、そのために使われた便宜上の受動態なのです。 (5)受動態によって、能動態より強調を表す表現はいくらかあります。 例: The typhoon damaged the village so much. The village was so much damaged by the typhoon. 「台風の被害を沢山受けた」 など、被害を強調する時なども、受動態の方が能動態より効果があります。 以上ご参考までに。
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- Ganbatteruyo
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Gです。 こんにちは!! 私なりに書いてみますね。 (1)done は受動態でしょうか?それとも形容詞としての機能でしょうか? 受動態と言うよりも受身のフィーリングを含んだ、他動詞のdoの~に役立つ、と言うフィーリングを受身にした表現なのです。 That can't be done with these ropes.はふたつの表現に、ニュアンスのフィーリングこそ違いますが、変えることが出来ます。 We can't do/will not be able to do that with these ropes.とそれらのロープではそれには役立てることは出来ない、 These ropes will not do that.それらのロープでは役に立たない。 と言う表現です。 これらの文章をthatを主語にして表現するとご質問の文になるわけです。 (2)「それができない」をThat can't be done.で表現していますが、That can do.とthat can be done.の違いがわかりません。 このふたつの表現のthatは同じ物を指していません。 あくまでも、A can doとB can be done.と言う事で、A can doの方はdoを自動詞として使っているわけで、その理由は、成し遂げると言うフィーリングをこの3単語で表現したいわけです。 Aで出来るさ、Aでいいさ、と言う表現なのです。 何を使ったら出来るかな、と言う質問の返事のひとつとして、Aなら適切だ、Aでいいよ、Aで出来るよ、と言いたいときにA can/will do. 軽なんですが、潤滑油でそんなに値段の高いものでなくていいものはありませんか?とオートセンターの店員に聞いたときに、それじゃ、これでいいでしょう、そんな高くないし品質もいいし、と言う返事の中のこれでいいでしょう、がA can/will doなのです。 ですから、フィーリングとして最小限の条件は十分満たしている、ということであり、can doの学校文法的な意味の、その能力がある(十分以上)、と言うわけではないわけですね。 B can be doneはやるもの(上のAのような)ではなく、なり遂げたいこと、目的・目標を示します。 素人なんですが自分でガレージを作ることは出来ますか?と言う質問に対し、B(ガレージを作ること)は出来ますよ、と言うフィーリングを出せる表現なのです。 つまり、これらの表現のネックは、学校文法的説明で日本語訳から、状況からではなく、別々に説明するからこれらの違いがわかるように、わかったような気持ちにはさせますが、説明できないわけです。 上の表現で、Aが出来ますよ、Bは出来ますよ、となってしまい、この「が」と「は」の違いを説明してくれないのですね。 両方ともAもBも出来ますよの主語なんですから。 Aを使って出来ますよ、Bをすることは出来ますよ、なのですね。 予習です。 Aを使ってBが出来ますよ、はB can be done with AないしA will do Bなのですね。 (潤滑油を使ってガレージを作ることは出来ませんが。 <g> G式日本語遊びを続けると、頭の使ってガレージは作れますが、潤滑油を使って頭の動きを滑らかにすることは出来ません。 <g>) これでいかがでしょうか? 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。
お礼
毎回のようにご回答いただき有難うございます。今回のご説明よく理解できました。初歩的な質問で躊躇しましたが結果として売るところが沢山ありました。説明文が毎回楽しいです。ポイントについてはいつも頭を痛めます。皆様から遍く回答をいただきたいこともあり・・。その折はご容赦ください。素晴らしい企画と、回答者の皆様です。感謝と尊敬を持ってお礼の言葉と致します。今後ともよろしくお願いいたします。
- tjhiroko
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受動態ですので、これを能動態にしたら分かりやすいですね。 That can't be done with these ropes. →You can't do that with these ropes. つまり「このロープでは(「あなた」など「人」は)それをすることができないんだ」というわけで、by you なりby them なりの、動作をする人が示されていない受動態の文だと思います。もっと分かりやすく直訳すると「それはこのロープを用いてなされ得ないんだ」ということになると思います。 ですので、thatは「(人によって)なされること」つまりdoの目的語ですから、That can do. は今回の場合は不適当なわけです。 あー、説明下手ですね・・・自分で読み返しても非常に分かりづらい説明です。才能ないので、とりあえずはこんなところで。
お礼
いつもご回答有難うございます。皆様から同じ趣旨のご回答をいただきました。tjhiroko様のご回答も簡潔でとってもよく理解できました。まだはいはいの状態ですが、両足で歩けるようになるのを楽しみに、英語を聞き続けます。今後ともよろしくお願いいたします。まづは御礼まで。
- ANASTASIAK
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>(1)done は受動態でしょうか?それとも形容詞として・・・ 受動態です。 >(2)That can do.とthat can be done.の違いがわかりません。 can doのdoは自動詞、can be doneのdoは他動詞です。 doは代動詞ですから、元の動詞が自・他どちらかによって、 この2つのどちらかが決まります。
お礼
いつもご回答有難うございます。大変参考になりました。代動詞という言葉も始めて知りましたが、自動詞、他動詞をはっきり理解するのはもう少し努力が必要なようです。皆様のお陰で少しずつ前に進んでいます。今後ともよろしくお願いいたします。まづは御礼まで。
お礼
いつもご回答有難うございます。初歩的な質問で回答者の皆様にはご迷惑かと思っていましたが、とてもいい結果となりました。とても得るところがありました。受動態/能動態を置き換えてみたり、by youを添えてみたりするととてもよく解ります。受動態で強調を表現もするんですね。「うまくいく」という意味の自動詞、「~をする」という意味の他動詞、・・、自動詞/他動詞はもう少し時間がかかりそうですが・・。素晴らしい企画と、回答者の皆様です。感謝と尊敬を持ってお礼の言葉と致します。今後ともよろしくお願いいたします。