受動態の過去分詞それとも形容詞?
NHKラジオ英会話講座より
I took an incomplete in my sociology class. I'm relieved to have the extention.
(・・・・。延期してもらってほっとしてる。)
質問:I'm relieved to have the extention.のrelievedでお尋ねします。
(1)I relieve to have...では間違いですか?どうして「be+過去分詞」ですか?
(2)relieveは「安心させる」で、be relievedは「安心する」でしょか?
(3)relievedは受動態の過去分詞でしょうか?それとも形容詞と考えるべきでしょうか?
(4)relieve以外にも、「be+過去分詞」として使う動詞があれば、できるだけ沢山教えて下さい。
以上
(1)間違いです
(2)その通りです
(3)過去分詞です
日本語の発想で英語の受動態を考えてしまうとおかしくなることがよくあります.
英語の能動態は、主語の意志で ~するんだ という気持ちを表します.
しかし、人の感情を能動態で表すとおかしいですね。(日本語は能動態で表現しますが)
喜ぶ 安心する 失望する などは、日本語ではこのように表現しますが、英語では受動態で表現しないといけません。なぜなら、主語の意志で喜んだり、安心したりはできませんね。 他の人や、何かの出来事によって主語がそういう状態にさせられるわけです.英語の方が論理的で、日本語の方がおかしいと思ってください。
例文
The news relieved me. その知らせが私を安心させた
I was relieved to hear the news. 私はその知らせを聞いて安心させられた状態になった(つまり、安心した と訳します)
人の感情を表す動詞は受動態で表現すると思ってください
be surprised 驚く
be pleased 喜ぶ
be disappointed 失望する
能動態で表現すると、次のようになります
I surprised you. 私はあなたを驚かせた
relieveは「安心させる」という意味の他動詞ですから、be relievedは受動態で「安心する」という意味になります。
過去分詞は受動、完了の意味があり、形容詞の働きをします。
(3)の答えとしては受動態の過去分詞です。
(4)ほとんどの(すべてではありません)他動詞が「be+過去分詞」の形で受動態にすることができます。
本来は自動詞の look, laugh などは be looked at, be laught at の形で受動態にすることができます。
be tired などは本来は受動態ですが、tired を形容詞と考えることができます。もとは過去分詞、現在分詞でもその意識が薄れ、形容詞として使用されているものもあります。
お礼
いつもご回答有難うございます。「なるほどそうだったのか!!」です。 >・・・なぜなら、主語の意志で喜んだり、安心したりはできませんね。 他の人や、何かの出来事によって主語がそういう状態にさせられるわけです.英語の方が論理的で・・・。 >人の感情を表す動詞は受動態で表現すると思ってください。 ご説明を復誦しますと、「人が主語の場合の感情を表す動詞のときは受動態で、物が主語の場合は能動態で表す。」ですね。疑問が解けてすがすがしい気分です。有難うございました。敬具