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平均とmedian
m_Xを確率変数Xのメジアンとする。cを実数とするとき E(|X-m_X|)≦E(|X-c|) の証明が導けません。お時間のあるかた助けてください。
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Xの確率密度関数がf(X)で与えられているとき、 E(|X-c|)=∫{-∞~∞}|x-c| f(x) dx です。(ここで、∫{-∞~∞}ってのは、積分範囲が-∞から∞まで、という意味です。) だから、 「S(c)=∫{-∞~∞}|x-c| f(x) dx が任意の実数について定義されるとき、S(c)が最小になるcを求めよ」 という問題、と考えることができる。 S(c)=∫{c~∞} (x-c)f(x) dx-∫{-∞~c} (x-c)f(x) dx =∫{c~∞} xf(x) dx-∫{-∞~c} xf(x) dx+c(∫{-∞~c} f(x) dx-∫{c~∞}f(x) dx) です。 S'(c)=∂S(c)/∂c とおくと、S(c)の右辺をcで微分して S'(c)=-2cf(c)+(∫{-∞~c} f(x) dx-∫{c~∞}f(x) dx)+2cf(c) =∫{-∞~c} f(x) dx-∫{c~∞}f(x) dx ゆえに S'(c)=0 となるcは ∫{-∞~c} f(x) dx=∫{c~∞}f(x) dx となるcに他なりません。つまりS(c)が最小になるcはmedianである。