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私は風に帽子を吹き飛ばされた。

上の文を英訳すると I had my hat blown off.というのがよく参考書などに載っていますが My hat was blown off by the window.が載ってないのです。 間違っているのでしょうか?

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  • fwkk8769
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回答No.5

この疑問は私も前々から気になっていたことですので、一言述べさせてください。 ●「私は風に帽子を吹き飛ばされた」を "My hat was blown off by the wind." とするのが「間違い」であるとは私には思えません。むしろ、このように「翻訳」するのがむしろ安全策であると言えるかもしれないと思います。 確かにhaveのいわゆる「経験受動態」用法を用いることで主語が被る“被害”の感覚を出すことが、特に文脈のある話し言葉ではヴィヴィッドなのだと思います。しかし、 ”have + 目的語 + done”を「経験」の意味で用いるのは (1) 書き言葉で、 (2) しかも、文脈がない単独の文 の場合は、避けたほうがいいというアドヴァイスをよく目にします。 (1) それは、”have + 目的語 + done” は「主語の意思の有無しだいで使役(通例haveに強勢あり)か受動(通例doneに強勢あり)かが決まってくる」のだが、書き言葉では通常強勢を表せないので使役の用法と紛らわしいからだそうです。 これは例えば、Evans & Evans ”A dictionary of Contemporary American Usage.” Randam House, 1957( p.216)やT.D.ミントン著・安武内ひろし訳『ここがおかしい日本人の英文法』研究社(p.145)のアドヴァイスです。 (2) 英語の実態がどうなっているかという点をベースにして同じようにコメントしている辞典があります。 ご質問の文に近い例文: 「自転車を盗まれる」の意味で “get my bike stolen” といえるか」という質問に対するnativeの回答がある辞書に載ってあります。これは編者によれば「100余名の英語圏在住の教養ある母語話者」のアンケート結果であるとのこと。興味深いので、長くなりますが以下に引用します(『旺文社レクシス英和辞典』の ”PLANET BOARD 16”(p.754)より)。 Q:「自転車を盗まれた」の意味で次の(a)、(b)を使いますか? (a) I got my bike stolen from the parking lot [or “car park”]. (b) I had my bike stolen from the parking lot [or “car park”]. A: Yesとした回答者の割合は (a) ⇒ 米国人:48%   英国人:34% (a) ⇒ 米国人:78%   英国人:93% 《コメント》 (1)「have [or “get”] + 目的語 + done」は「…される(被害)」の意味を表すというのが通説である。 (2) (a) get my bike stolenの使用率は《米》《英》とも50%を下回る。使用しない理由として「盗ませる(使役)の意味に解釈される」があげられている。 (3) 一方 (b) have my bike stolenを「盗まれる(被害)の意味で使うことは《米》《英》ともふつう。しかし《米》では「盗ませる(使役)」の意味にとる人もいて、使用率は《英》に比べてやや低い。 (4) 「盗まれた」の意味では (a) や (b) よりも My bike was [or “got”] stolen from the parking lot [or “car park”]. の方がふつうという回答が多い。 (3) ご質問の英文、”I had my hat blown off.” で、「私」の意志で(風に)帽子を飛ばさせる、などという文脈はありえないとお思いになるかもしれません。しかし、「小説よりも奇なり」なる事実がいろいろありそうです。例えば、 1.盗んできた帽子の処置に困り果てたり、 2.たとえ自分の帽子であっても「私」の気分しだいで、 「わざと」(風に)帽子を飛ばさせることもありえることです。 ● 以上の点から、私は最初にご紹介した ”have + 目的語 + done”を「経験」の意味で用いるのは (1) 書き言葉で、 (2) しかも、文脈がない単独の文 の場合は避けたほうがいい、 というアドヴァイスも案外的を射ているのではないかと思っています。 (spacyさんが受験的テクニックにご興味があってこの質問をされたのではないだろうと思い、このように回答いたしました)

spacy
質問者

お礼

いやあ、感服しました。何気ない質問でしたが、ここまで追究されている方がいらっしゃるとは…。最後の一文にあった『受験的テクニックにご興味があってこの質問をされたのではないだろう』という心配りにも驚かされました。質問の本質を見抜かれた上での回答(偉そうですみません)をしていただいて有難うございます。

その他の回答 (4)

回答No.4

Gです。 あけましておめでとうございます。 「私は風に帽子を吹き飛ばされた。」と言う文章には「私が犠牲者になった」と言うフィーリングが入っていますね。 このフィーリングを英文に入れない限り「訳」とはいえないのです。 ですから、フィーリングと言う伝えたい気持ちに「私は」があればそれを出さない限り「間違っている」といえると私は思います。 よって、I had my hat blown off.と言う表現がこの日本語とついになることになるわけです。 ただ、この表現をアメリカで使うか、というとこれまた違うと思います。 I got my hat blown off.と言う表現の方が、飛ばされてしまった、と言うフィーリングになるので使われやすくなるのです。 「飛ばされた」と「飛ばされてしまった」の違いですね。  しかしです、この「私は」と言うフィーリングを他の文章ですでに出していれば、つまり、「私は」と言う部分が分かっている状況では、My hat got blown off.と言う表現も出来るわけです。 同じgotですね。 私の帽子が飛ばされてしまった、と言うフィーリングになるのですね。 ただ飛ばされた、で良いというのであればmy hat was blown offでも良いと思います。 これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。 

spacy
質問者

お礼

あけましておめでとうございます。Gさんにはいつもお世話になりっ放しでご迷惑をおかけしています。また今年もよろしくお願いします。 文脈での使い方なんですね。そういえばgotを使いこなせてない受験英語のみの日本人(自分も含めて)って多いですね。有難うございました。

回答No.3

主語や目的語を、人間にするかあるいは人間以外にするかは英語の学習でとても大切なことです。日本語と発想が違うのですから。この場合は、帽子よりも私という人間に重点が置かれるので、主語を I で始めると思ってください。つまり、I had my hat blown off. は、私は 帽子が吹き飛ばされる状態を持った → 意訳すると 私は自分の帽子を吹き飛ばされた となるのです。帽子を中心に考えるより、自分を中心にして考える方が、この場合は自然だからです。人か、ものかをしっかり区別していないと、次のような間違いをしてしまいます。 私の宿題を手伝って、を Help my homework.とすると間違いです。 正しい英語は Help me with my homework. となります。 help という他動詞は目的語に 人しかとれないからです。日本語と英語の発想の違いも理解していかないと、英語を正しく理解することはできません。 My hat was blown off by the window. は文法的には間違いではありませんが、自分がかぶっていた帽子を吹き飛ばされた場合は、適切ではありません。机の上などに置いていた帽子が風に吹き飛ばされて、その様子を見ていた場合は、使えると思います。

spacy
質問者

お礼

尤もな意見だと思います。通じればいいや、じゃ駄目なんですね。有難うございました。

  • waverider
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回答No.2

私の帽子を他人が被っていて、その人が帽子を飛ばされたという特殊な状況でもないかぎり、普通は自分が風に吹かれて帽子を飛ばされたと思うでしょうから、質問者さんの訳で問題ないと思いますよ、1点を除いては。風はwindですね。もっとも、日常会話ではby the windなんて省略しますけどね。 日常会話的に言えば、My hat~のほうがよく耳にしそうですしね。

spacy
質問者

お礼

日常会話的にはオッケーということですね。風はtheがつかないというのは知りませんでした。有難うございます。

回答No.1

あなたの訳だと「私自身」が登場しないじゃないですか。 なので、ダメですぅ。 「私の帽子は風に飛ばされた」ならいいですけど・・・

spacy
質問者

お礼

日本語に忠実ではなかったのですね、僕は。有難うございました。