- ベストアンサー
熱力学の編微分について
エントロピーSを温度Tと圧力pの関数とみたとき dS = (1/T)dU + (p/T)dV これをTで偏微分したら (∂S/∂T)_p = (1/T)(∂U/∂T)_p + (p/T)(∂V/∂T)_p となりますよね? このときTで微分しているにもかかわらず係数の1/Tの項には全く触れていないのはなぜなんでしょうか? dTではなくTだから一定値とみなす、みたいな感じなのかなーと思っていますが・・・ めちゃくちゃ初歩のことかもしれないですが、どなたか納得のいくような解説をお願いします。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
>dS = (1/T)dU + (p/T)dV >これをTで偏微分したら 上の式はすでに微分された式(微分形)なので偏微分しても >(∂S/∂T)_p = (1/T)(∂U/∂T)_p + (p/T)(∂V/∂T)_p とはなりません。では何をしているかというと、dSの式をdTで割っています。そのあとに圧力は一定という条件をつけています。というわけで、 >このときTで微分しているにもかかわらず係数の1/Tの項には全く触れていないのはなぜなんでしょうか? の答えとしては、そもそもTで微分していないからです。 あと、上記の式 dS = (1/T)dU + (p/T)dV は、エントロピーSを温度Tと圧力pを変数にとっているのではなく、内部エネルギーUと体積Vを変数にとっています。重要なので見直しておいたほうがいいと思います。
その他の回答 (1)
- endlessriver
- ベストアンサー率31% (218/696)
>dS = (1/T)dU + (p/T)dV これをTで偏微分したら この式は既に微分されているのです。この式でdS,dU,dVの原因をTに限ったとき、偏微分の式になる、と言う意味です。 機械的にはS=S(U,V),U=U(p,T),V=V(p,T)とすると、Sの微分( dS=(∂S/∂U)dU+(∂S/∂V)dV)は、∂S/∂U=1/T, ∂S/∂V=p/Tとなることを示しているだけなのです。 くどく言うとS(p,T)=S(U(p,T),V(p,T))として∂S/∂Tを計算しています。 なにぶん、大昔の独学の知識ですが解答がないので。まちがってたら親切なかたが訂正してくれると思います。
お礼
なるほどー! どうやらすでに微分しているって認識がなかったです・・・ ありがとうございます!
お礼
うわー(泣) そもそもTで偏微分ってことじゃなかったんですね・・・ いままでかなり致命的な間違いをしたままだったようです・・・ おかげですごくよく分かりました、ありがとうございますー!