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熊本大学の入試長文について。
以下はその一部です。題名は「遺伝子操作の功罪」です。 There are, of course, technical problems along the way. Removing the equivalent “head” gene in man. And creating artificial wombs, given that it might be difficult to look for women to carry to bodies to their birth. It won’t be long, however, before these technical barriers are broken through. The moral barriers are already cracking. Lewis Wolpert, professor of biology at London University, finds producing headless humans “personally distasteful” but, considering the shortage of organs, dose not think distaste is sufficient reason not to go ahead with something that would save lives. 『もちろん、途中の技術上の問題がある。男の人の同等の頭の遺伝子を取り除くこと、そして人工的な子宮を作ること、誕生する赤ん坊を運ぶ女性たちが見ることは困難かもしれないことを考慮すると。しかしながら、まもなく、これらの技術上の障害は壊される。道徳上の障害はもうひびが入っている。ロンドン大学の生物学の教授リー・ウォルパートは頭のない人を作ることは「個人の不快」であるが、臓器不足を考慮すると、不快は何か命を救うもので前へ進まない十分な理由であると考えない。』 と訳しましたが上手く訳せませんでした。この英文の訳を教えて下さい。また、構文・熟語等の解説もよろしくお願いします。
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アドバイスだと思ってみてください。 along the way = <途中の・途中で・~の間の>ですが、「何の途中なのか」英文では触れられていないので和文を作る際にはそれを「補って」訳すと分かりやすくなります。 「遺伝子操作への道のりには」「遺伝子操作を成し遂げるには」 Removing the equivalent “head” gene in man equivalentは「同等の」というより「~に相当する」と訳すと上手くいくことがあります。manはここでは「男の人」と言うよりも「人間」全体を指すのでしょう。 「人間で言うと頭部に相当する遺伝子を取り除くこと」 で、ここでは、続けて二つの「名詞句」が並んでいますが、ここでその名詞だけを書くよりかは「技術上の問題がある。それは、~ということや、~ということである。」とした方が自然です。 given that = 「~を考慮すると」「~と言う理由で」 ここは訳しおろしましょう。 look for women to carry to bodies to their birth look for=「探す」 carry to bodies to their birth= be pregnant=妊娠する their birth=人工子宮を使った出産・妊娠 「人工子宮を作ることであるが、それは人工子宮を使って出産してくれるような女性を探すことが困難だからだ。」 these technical barriers are breoken through 英語にとらわれすぎて、不自然な日本語になっていることが多々あります。 まず、「技術的な障害」に対応する日本語の動詞を考えましょう。「破壊される」とは言わず「取り除かれる」とか「打ち破られる」とか「打破される」でしょう。日本語の想像力を働かせてください。 personally distasteful まず確認して欲しいのが日本語は「動詞中心」の言語、英語は「名詞中心」の言語だということです。つまり、和訳をする際には「動詞中心」にして訳すべきだと言うことです。 これにしても「個人の不快」よりも「個人的に不快感を感じる」とすべきです。 distaste is sufficient reason not to go ahead with something that would save lives ここも「動詞中心」に訳しましょう。 go ahead with= ~を進める・~を促進する・~のために sufficient reasnも「十分な理由」から動詞表現「理由が十分である」に換えましょう 「不快「だからといって」命を救うことを進めない理由とするのは十分ではない。」
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- MayIHELPY
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man及びhumanの訳語についてですが、 動物と対比して使われている場合は「ヒト」と訳します。
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補足ありがとうございます。 回答していただいてどうもありがとうございました。
No.1です。 最後の文の構文と訳出を間違えました。すみません。 「ロンドン大学の生物学教授のルイス・ウォルパートは、彼自身は不快なのだが、頭の無い人間を作る方法を発見した。しかし(移植用の?)内臓の不足を考えると不愉快さは生命を救うはずのものを推進しない充分な理由にはならない。」 , professor of biology at London University,は、Lewis Wolpertにかかる。言い換えればLewis Wolpert who is ~ の意味。 dose not think (that) distaste is sufficient reasonの主語はLewis Wolpert。
- 奈加武良 可春之計(@signak)
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難しくていまいち自信はありませんが、一応日本語に訳してみました。ご参考になれば。 remove in = move in , break through sth = overcome 勿論技術的な課題は次から次へと出てくるものである。人工頭脳細胞を人間に移植することや子供を生みたがらない女性が増えることを想定した人工子宮の完成などである。 しかし、これらの技術的課題はいずれ遠くない日に克服されるであろう。道徳的な障壁は既に取り除かれつつある。ロンドン大学の生物学部教授ルイス・ウォルパートは「パーソナリー・ディステイストフル(個人的不快)」と名づけた頭のない人間を作り出す方法を発見している。しかし彼は臓器提供不足を考えると、その不快さが将来人の命を救うであろう何かと共存できない十分な理由になるとは考えていない。
お礼
回答していただいてどうもありがとうございました。
- amip
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補足です it won't be long beforeの訳出はあなたの回答の方が自然です。 The moral barriers are already cracking. <crack> = 砕ける・ひびが入る⇒解決される 「倫理的な問題もすでに解決されつつある」 Lewis Wolpert, professor of biology at London University, finds producing headless humans “personally distasteful” but, considering the shortage of organs, dose not think distaste is sufficient reason not to go ahead with something that would save lives. Lewis Wolpert(S) finds(V1) <producing headless humans>(O1) <personally distasteful>(C1) <considering--->は分詞構文の継続用法「~を考慮すると」 <dose not think>(V2) (that)(O2) distaste(S') is(V') sufficient reason(C') does not think--- not to---は二重否定ですのでウォルパート教授は遺伝子操作肯定派です 最後の文の訳 「ロンドン大学生物学教授のルイス・ウォルパート教授は頭のない人間を作ることが「個人的に不快感を覚える」事だとは分かっているのだが、臓器不足を考えれば、不快感を感じるからと言って人命救済を促進しない理由とするのは十分ではないと考えている。」
お礼
この英文の文の構造がよく分かりました。 回答していただいてどうもありがとうございました。
>There are, of course, technical problems along the way. 「発展途上において、もちろん技術的な問題がある。」 along the way: この先、途中で、道中 >Removing the equivalent “head” gene in man. 「人間の『頭』も相当する遺伝子を取り除くこと。」 文になっていない句。無冠詞のmanは人間、人類の意味。 >And creating artificial wombs, given that it might be difficult to look for women to carry to bodies to their birth. 「そして、そういう出産をしてくれる女性を探すことが困難なようなので、人工子宮を作り上げること。」 これも文になっていない句。given~はcreating~に対する理由を示す句。 >It won’t be long, however, before these technical barriers are broken through. 「技術的な問題を突破するのに、そう時間はかからないだろう。」 itは、これまでの文の「遺伝子を取り除くこと、人工子宮を作ること」を指す。 >The moral barriers are already cracking. 「既に道義的な問題に行き当たっている。」 現在進行形。 >Lewis Wolpert, professor of biology at London University, finds producing headless humans “personally distasteful” but, considering the shortage of organs, dose not think distaste is sufficient reason not to go ahead with something that would save lives. 「ロンドン大学の生物学教授のルイス・ウォルパートは、彼自身は不快なのだが、頭の無い人間を作る方法を発見した。しかし(移植用の?)内臓の不足を考えると不愉快ではない。生命を救うはずのものを推進しない充分な理由がある。」 , professor of biology at London University,は、Lewis Wolpertにかかる。言い換えればLewis Wolpert who is ~ の意味。 dose not think distasteの主語はLewis Wolpert。 is sufficient~はthere is の thereが抜けているか省略されている(Lewis Wolpertが主語とは考えにくい)。
お礼
丁寧な回答どうもありがとうございました。 構文・熟語等がとてもよく分かりました。
お礼
アドバイスどうもありがとうございます。 とても参考になりました。