- ベストアンサー
練習問題(締め切り、スーツ、話し合い)
日本語を勉強中の中国人です。「下線部に適当な言葉を補って文を完成しなさい」という練習問題を完成してみたのですが、私の答えが正しいかどうかとても自信がないので、確認していただけないでしょうか。問題ごとに次の方面から答えていただければありがたく思います。 1。参考書の答えは、よろしくないと感じていらっしゃるなら、どうか教えてください。 2。私の答えでも正しいのでしょうか。 3。豊富な表現を身に付けたいので、ほかの答えがありましたら、教えていただけないでしょうか。 それでは、お願いいたします。 1. 先生「レポートの締め切りは今日ですけど、まだ出していませんね。」 学生「まだ(A)__んです。(B)__でもよろしいでしょうか。 (A)出していない (A)書き上げていない (A)書き終わっていない 答え:終わっていない (B)あす 答え:あした 2. Aさん「このスーツね、去年10万円で買ったんだけど、全然着ていないんだ」 Bさん「せっかく10万円も(C)__のに、(D)__なんて、もったいないですね。 (C)した (C)かかった 答え:出して買った (D)全然着ていない 答え:全然着ない 3. Aさん「昨日の話し合いはどうだったんですか。大変だったと聞きましたけど」 Bさん「話し合いは(E)__及んだんですが、結局(F)__ないまま終わったんです」 (E)肝心な問題に 答え:3時間に (F)結論が出されてい (F)どちら側も一歩退きたく (F)お互いに譲り合いたく 答え:結論が出 また、質問文に不自然な表現がありましたら、それについてもご指摘いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
1、【締め切り】 (A) a.正解は「書き終わっていない」(◎)でしょう。 b.「書き上げていない」(○)でも間違いではありませんが、個人的には、相当長いレポートか、非常に重要な論文などの場合に使われるようなイメージがあります。 または、自分で相当力を入れて書いているレポートであればこの言葉遣いでも良いと思いますが、 学生が自分の日常的なレポートに対して使うのには向いていないような気がします。 c.「出していませんね? 」と聞かれているのですから、 「はい、まだ出していません」であれば答えになります。 しかし「出していないんです」(×)というのは「現在まだ出していない、という状況なんです。」という意味ですから、質問された内容を繰り返しているにすぎず、答えになっていません。 d.「終わっていないんです」は、明らかな間違いだと思います。 出していない理由を述べようとしているわけですが、このような質問内容に対し、 「終わっていない」だけで「書き終わっていない」ということを表現しようとするのは、 『雑(=いい加減)』な姿勢と思われても仕方ないでしょう。 意味だけは通じるでしょうが・・・。 「レポートの締め切りは今日ですけど、まだ出していませんね。もう、すっかり書き終わっているんでしょう? 」 という質問であれば、このような答えでも良いと思います。 e.「すっかり書き終わってない」「全部書いてない」「完成していない」「書いてる途中な(んです)」「書いてる最中な(んです)」などとも言えますが、 「書き終わっていない」には敵いません。 (B) a.「あす」(◎)「あした」(○)どちらでも結構です。 ただ、先生に対する返事ですから、「あす」の方が上品さ、丁寧さで上回っている、と言えるでしょう。 b.「みょうにち(明日)」と発音すると、 畏まった場所でも通用する、さらに丁寧な印象が得られると思います。 2、【スーツ】 (C) a.「せっかく」は「わざわざ」という意味ですから、「した」(×)や「かかった」(×)という動詞に掛かるのは不自然です。 『出して買った』(○)が正しいでしょう。 しかし、合成された言葉が答えというのは反則? のような気もしますが・・・。 b.こういう場合、「つぎ込んだ」(◎)という表現が良く使われます。 「かけた」(○)でも良いでしょう。 (D) a.「全然着ない」(◎)が正解。 「全然着ていない」(○)でも間違いではありません。 実際にも良く使われると思います。 b.この違いは微妙です。 「全然着ていない」は、 「Aさんが(普段)全然着ていない状態」を「もったいない」と評していることになります。 それに対して、 「全然着ない」と言うと、Aさんが云々ということよりも、 「着ない」という事実そのものを断定的に注目することになります。 結果として、 「~のに・・・なんて、もったいない」という構図が単純化され、『もったいなさ』が強調されることになります。 「彼女はとても上手にピアノを弾いている」よりも、 「彼女はとても上手にピアノを弾く」と断定したほうが、『上手さ』を高く評価している印象を与えるのと似ているでしょう。 c.「全然手を通さない」(◎)が良く使われます。 「全然お召しにならない」(◎)と言うと、非常に丁寧な表現になります。 3、【話し合い】 (E) a.「肝心な問題に」(○)でも間違いとは思いません。 ただ、「及ぶ」という語には、 「3時間に」(◎)など、時間に関する言葉のほうが人口に膾炙しているような気はします。 b.「深夜に(まで)」(◎)や「延々(10時間に)」(◎)なども良く使われる表現です。 「100回に(も)」(○)や「3ヶ月に(も)」などとも言います。 (F)「結論が出」(◎)が正解。 a.「結局(F)__ないまま終わったんです」の【まま】は、「不十分な状態の継続」というニュアンスを持つと思います。 ですから、【どのように不十分だったのか】という状況の説明が必要で、「結論が出ない」という答えが適切になるのでしょう。 「どちら側も一歩退きたく(ない)」や、 「お互いに譲り合いたく(ない)」は、 結論が出ない、という不十分な状況に至った原因にすぎません。 b.「結論が出されていない」の【ていない】は継続の意味を含んでいますから、 「(ない)まま」に含まれる継続の意味と重複することになるため不自然になるような気がします。 ただ、この点に関しては自信はありません。 c.「合意に至ら(ない)」「意見の一致を見ることは」「収拾がつか(ない)」などという表現も可能でしょう。 ◆ご質問文の添削 1、{「下線部に適当な言葉を補って文を完成しなさい」という練習問題を完成してみたのですが} ・「完成」が二度出てくるので、 後半を『練習問題をやってみたのですが』とすると自然になります。 2、{とても自信がないので} ・『とても心配なので』とするほうがすっきりした表現になります。 あるいは『あまり自信がないので』とするかどちらかですね。 3、{次の方面から} ・『次の点に関して』としたほうが自然でしょう。 4、{よろしくないと感じていらっしゃるなら} a.「感じていらっしゃる」は継続中の状態を表わしていますから、 【回答者は以前から参考書の答えを知っている】ことが前提になっている必要があります。 b.また、「よろしくない」は参考書に対する敬語になりますから不要でしょう。 c.『よくないとお感じになるようでしたら』などとするほうが良いでしょう。
その他の回答 (1)
- osi_nari
- ベストアンサー率43% (193/441)
>練習問題を完成してみたのですが →「練習問題を作り上げた」=「問題を作成した」という意味に読めます。 「練習問題を[解いてみた]のですが」のほうが良いと思います。 それと、「あなたの出した答え」と、「参考書の答え」と、明示していないので、区別しにくいです。 (A)、(B)と書いてあるのがあなたの答えで、「答え:」と書いてあるのが参考書に載っている回答例だと思って書きます。 (A) 「書き上げていない」「書き終わっていない」両方とも正解です。特に「書き上げていない」という答えは素晴らしい。参考書の答えよりも高度な表現です。 「出していない」は間違いではありませんが、他の2つに劣る答えです。「出していませんね?」という質問に「出していません」という答えを返すのでは、ただの確認になってしまいます。 先生「レポートの締め切りは今日ですけど、まだ出していませんね。」 の後に、「何故ですか?」という言葉が省略されていると思ってください。 学生がレポートを出していないことを、先生が知らない場合(郵送や、学校の窓口を通して提出する制度になっていて、先生が直接確認できない場合)、 先生:「まだ届いていませんが、どうしましたか?」 学生:「まだ出していないんです。」 これはOKです。先生は「届いていない理由」を知りたい。学生はその理由を答える。ちゃんと、質問と答えになっています。 しかし、直接先生に提出する制度になっていて、先生が直接確認できる場合。言い換えると、学生がレポートを出していないことを、先生が知っている場合は「学生がレポートを出していない理由を尋ねている」と思ってください。 この場合は、 先生「何故出していないのですか?」 学生「書き上げていない(から出していない)んです」 と答えれば、「質問」「回答」になりますね。 (B)正解です。どこもおかしくありません。 (C)問題文に「せっかく」という言葉がなければ正解です。 「せっかく~したのに」という言葉は、動詞または動名詞(例:朝早く[起きる]こと=早起き←これが動名詞)に使います。 ※この「~した」は、「10万円した」の「した」(=かかった)とは違うことに注意してください。 「せっかく[早起き]したのに、雨が降っていたので中止になった」 「せっかく[応募]したのに、採用されなかった」 という使い方をします。 問題の例文だと、Aさんの発言に「買った」という動詞が入っていますので、Bさんの発言は「せっかく[買った]のに~」というのが一番単純な形です。 ところがこの会話では、「買った」ことよりも「10万円も出した(=支払った)」ということが重要なので、問題文には「10万円も(C)」となっていますね。 だから、答えは「出して買った」となります。この場合、「出した」と略しても「出して買った」という意味は伝わりますので、「せっかく10万円も[出した]のに~」と言っても間違いではないですし、違和感もありません。 ちょっと意地悪な問題ですね。 (D)参考書の答えも、あなたの答えも、どちらも正解です。 「全然着ていない」という「状態」がもったいないのか、 「全然着ない」という「行動」がもったいないのか、という違いしかありません。 (E)あなたの回答でも、正解だと思います。 この問題は、「何故この答えになるのか」という明確な理由がありませんから、答えづらいですね。 「及ぶ」という単語は、「時間」と「内容」の両方に使える単語です。「時間」の場合は、「15分に」でも「3時間に」でも「長時間に」でも「3日間に」でもOKですね。普通よりも長く感じる時間なら何でもOKです。 厳密に言うと、「内容」に関して言う場合には、「迫る」という単語を使うことが多い(例:「核心に迫る」「本質に迫る」)ですから、答えとしては「時間」を表現する言葉の方が良いかも知れない、という程度です。 (F)残念ながら、あなたの回答は、どれも違和感があります。 「結論が出されていないまま」というのが一番違和感がありませんが、「結論が出されないまま」のほうが良いですし、これでも違和感は残ります。 (結論があるのに)「出さなかった」のではなく、(結論を出そうとしたけど)「出なかった」のです。 この違いは大きいですから注意してください。 「結論が出せないまま」でしたら、「出そうとしたけど」という隠れた意味を感じることが出来るので、正解です。 後の2つについては、説明が難しいですが・・・。 意味は通じるのですが、言葉のつながりに違和感があります。 「どちら側も一歩も退かないまま」 「お互いに譲り合わないまま(=譲らないまま)」 という風に直せば、違和感は無くなりますね。 でも、何故違和感があるのか、説明できません。ごめんなさい。
お礼
早々とご回答いただき誠にありがとうございます。書き方が悪いことをお詫びいたします。おっしゃるとおり、(A)、(B)と書いてあるのが私の答えで、「答え:」と書いてあるのが参考書に載っている回答例です。唯一の答えに限らない練習問題なので、自分の答えでも良いじゃないとつい思ってしまいました。一つ一つご丁寧に説明していただき心より感謝いたします。大変助かりました。
お礼
いつもお世話になります。 詳細にわたり、ご親切に教えていただき誠にありがとうございます。大変参考になりました。表現を豊かにしたいので、このような練習問題をやっているのです。合成された言葉が反則にならないので、今後もよろしくお願い申し上げます。質問文の添削にも感謝いたします。二度と間違えないように気をつけます。 本当にありがとうございました。