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一次元箱型ポテンシャルの解を求める方法
- 一次元箱型ポテンシャルの解を求める際につまってしまった箇所があります。境界条件を導出した後、kの値を求める方法について疑問があります。具体的には、場合分けをした際の解法と本の解答とが一致しない点について質問です。考え方や計算ミスについてアドバイスをいただければと思います。
- 一次元箱型ポテンシャルの解を求める際に、境界条件を導出できましたが、kの値を求める方法について疑問があります。本に記載されている解法と場合分けをした際の解法との一致しない点について質問です。考え方や計算ミスがあるのか、根本的な間違いがあるのか、お教えいただければ幸いです。
- 一次元箱型ポテンシャルの解を求める際、境界条件を導出した後、kの値を求める方法について質問があります。場合分けした解法と本の解答とが一致しない点について疑問があります。考え方や計算ミスについてのアドバイスをいただきたいです。
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>1つ目は規格化条件とは >「∫Ψ~2dxを-aからaまで積分した値が=1」 分かっているのか分かっていないのかよく分からない書き方ですが、この場合の規格化条件は、 「|ψ|^2(=ψとψの複素共役の積)を全空間で(-∞から∞まで)積分した値が1」 です。式で書けば ∫[x:-∞→∞]|ψ|^2dx=1 という事です。ただ、この問題では、|x|>aの領域では恒等的にψ=0が成り立つので、結局、 ∫[x:-a→a]|ψ|^2dx=1 であればよい事になります。 >2つ目はA≠0,B=0のときのAの値が正しいのかどうか ということです。 #7さんの繰り返しになりますが、単なる計算ミスでしょうね。 最終的な答えを見る限り、 >ψ(x)=(a/(a^2+(2n+1)π))^1/2cos((2n+1)πx/2a) の(2n+1)πという項が出てこないはずなので、この項が出てきた部分の計算が間違いのはず。 >そのせいで本とは違う答えになってしまったのですが… 見た目が違うだけで、kの値自体は同じですので、anikisさんの答えでも正しいです。 >k=nπx/a,k=(2n+1)πx/2a >とするとn=整数とかけるのでキレイというのか自分の好みにあうのです。 と思うのなら、このように書くことにして何も問題はありません。 ただ、今考えているのは数学ではなく物理なので、できるだけシンプルで、物理的な解釈がしやすい形に書くべきです。 A≠0,B=0の場合とA=0,B≠0の場合とで、kの形(見た目)が違うよりは、同じ形になっている方が、定性的な部分とかが分かりやすい場合もあるのではないでしょうか。
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- endlessriver
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>「∫Ψ~2dxを-aからaまで積分した値が=1」であっているのか 意味がよくわからないので。 >2つ目はA≠0,B=0のときのAの値が正しいのかどうか あなたの始めの式ではみなさんも指摘のように誤りですよ。単なる計算ミスと思います。 (sinkx)^2、(coskx)^2のいずれも積分して出てくる2sin2ka=(sinka)(coska)は右辺のどれかが0なら0ですから。
お礼
積分をここでどうやって書けばいいのか分からなくて、分かりにくくてすいません。#8さんの回答をみると ∫[x:-a→a]|ψ|^2dx=1というふうにかけばよいのでしょうか?どうやら規格化条件がよく分かってないみたいなのでもう一度勉強してみます。 Aの値は計算ミスでした。sin関数はπの整数倍で0ですよね。数学の基本力不足ですかね・・・。 回答ありがとうございます。
- endlessriver
- ベストアンサー率31% (218/696)
シュレーデンガー方程式を解いて Ψ(x)=Acos(kx)+Bsin(kx)ですね。 みなさんの話はすべて正しいようです。以下にまとめてみました(蛇足でしたらすみません)。 B≠0ならsin(ka)=0でk=nπ/a=(2n)π/(2a) A≠0ならcos(ka)=0でka=(nπ+π/2)/a=(2n+1)π/(2a) これをまとめると#3さんのようになります。 あとはsin,cosの差ですが、かろうじて残っていた荒木源太郎の本によると(他はどのような論理だったか今となっては)#1さんの言われるように「座標の原点をポテンシャルの左端x=-aに移動すると」と書かれており、このように考えると一般性を失わず Ψ(x)=Asin(kx)=Asin(nπx/(2a)) (n=1,2,...) と現せる。とのことです(当然ですね)。 規格化定数はいずれも(1/a)^(1/2)です(これも当然ですね)。 (#2さんへ。先般、ご回答を頂いたのに不手際で失礼をしてすみませんでした。)
お礼
蛇足なんてとんでもないです。解答して頂きありがとうございます。 > 座標の原点をポテンシャルの左端x=-aに移動する というのはV(x)=0 (0≦x≦2a)の場合でkとA,Bを求めてから-a移動するということでしょうか?それならば2ka=nπとなりk=nπ/2aとなります。そしてΨ(0)よりA=0となりBは規格化条件(規格化条件というのは∫Ψ~2dxを-aからaまで積分した値が=1というものですよね?)より-aB~2=1となりB=(1/a)~1/2となります。(当然といわれましてもじっくり考えてみないと理解できないのが恥ずかしいです。
補足
今まで頂いた解答から疑問点が鮮明に浮き上がってきました。疑問点は2つあります。 1つ目は規格化条件とは 「∫Ψ~2dxを-aからaまで積分した値が=1」 であっているのか ということ 2つ目はA≠0,B=0のときのAの値が正しいのかどうか ということです。 よろしくお願いします。
- atomicmolecule
- ベストアンサー率56% (55/98)
規格化定数A、Bはわかりませんが、kに対する考え方も答えも正しいですよ。本が不親切なだけではないでしょうか? 古いですが量子力学の本でそれなりに評価が確立した本、例えばシッフなら第章に無限に深い井戸型ポテンシャルの問題と答えがあり、 u(x)=B cos(nπx/2a) n=奇数 u(x)=A sin(nπx/2a) n=偶数 となっています。図を描けば明らかにsinもcosも壁でゼロになるようなグラフが存在しますよね。本といっても間違いはあります、anikisさんの考え方は正しく自信をもって良いのではないでしょうか。
お礼
kの値は正しいのですか?!それならばA,Bの値を求めるところで不適切な処置があるのでしょうか。 > u(x)=B cos(nπx/2a) n=奇数 > u(x)=A sin(nπx/2a) n=偶数 この書き方は好みではないとでもいったらよいのでしょうか。n=偶数としたりn=奇数としたりするのはなんかせこい感じがするのです。 k=nπx/a,k=(2n+1)πx/2a とするとn=整数とかけるのでキレイというのか自分の好みにあうのです。そのせいで本とは違う答えになってしまったのですが… シッフという本探してみます。
- ojisan7
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すみません。根本的なミスです。No2の解答は取り消します。
お礼
ですよね。量子力学を習い始めて改めて数学の難しさを感じているところです。
- eatern27
- ベストアンサー率55% (635/1135)
#1です。 >>#2さん cos^2+sin^2=1ですから、cos(ka)とsin(ka)は同時にゼロにはなりません。 従って,cos(ka)≠0,sin(ka)≠0の少なくとも一方が成立します。 cos(ka)≠0の時にはAcos(ka)=0よりA=0 sin(ka)≠0の時にはBsin(ka)=0よりB=0 という流れですね。
お礼
2回も解答して頂きありがとうございます。そうですよね。一瞬びっくりしてしまいました。 今の疑問は下にも書きましたが、A≠0,B=0のときのAの値についてです。よろしくお願いします。
- ojisan7
- ベストアンサー率47% (489/1029)
考え方が間違っていると思います。 Acox(ka)=0,Bsin(ka)=0 の両方の式が成り立つkの値は、一般的に、 k=nπ/2a となります。 A=0のときと、B=0のときで場合分けするのは誤りです。(その場合でしか、成り立たないから、しかも、その二つの場合を1つにまとめると、Ψ(x)=0になってしまい、不都合ですね)
お礼
解答ありがとうございます。 A=B=0のときは物理的な意味を考えて不適ですね。そしてA≠0,B≠0のときはsin(ka)=cos(ka)=0は成り立たないので不適ですね。よってA,Bのどちらかが0であると考えました。
- eatern27
- ベストアンサー率55% (635/1135)
>どの本をみても >k=nπ/2a となっています。 となっている本でも >V(x)=∞ (x<-a,a<x)、V(x)=0 (-a≦x≦a) というポテンシャルで考えているのでしょうか? 例えば、 V(x)=0 (0≦x≦2a) ∞(それ以外) のようなポテンシャルで考えていたりしませんか? >A=0,B≠0,sin(ka)=0のときk=nπ/aとしてψ(x)=(1/a)^1/2sin(nπx/a) >A≠0,B=0,cos(ka)=0のときk=(2+1n)π/aとしてψ(x)=(a/(a^2+(2n+1)π))^1/2cos((2n+1)πx/2a) やり方は問題ないですし、kの値も問題ない思います。(k=(2+1n)π/aとありますが、後の式を見る限り、これは、k=(2n+1)π/2aの誤植ですよね?) ただ、規格化定数については、もうちょっと考えてみた方がよさそうです。少なくとも後者はn→∞とすると、ψ(x)→0となってしまうので、明らかにおかしいです。
お礼
V(x)=0 (0≦x≦2a) ∞(それ以外)とはなっていないと思います。例えば、本ではないですが下記のサイト ttp://www.mns.kyutech.ac.jp/~okamoto/education/quantum/potential-infinite-1a.pdf#search= ではV(x)=∞ (x<-a,a<x)、V(x)=0 (-a≦x≦a)となっています。 k=(2+1n)π/aは思いっきり誤植です。実際はk=(2+1n)π/2aです。混乱させてすいません。 そうなんです。自分の解答がおかしいと思ったのはこの規格化定数、A≠0,B=0のときのAの値がキレイじゃないと感じたからなんです。このときのBの値はどのように考えたらよいのでしょうか?よろしくお願いします。
お礼
3度目の回答ありがとうございます。 >|ψ|^2(=ψとψの複素共役の積)を全空間で(-∞から∞まで)積分した値が1 というものを数学的な面も含めて理解していないようです。分かっていないところがはっきりしたのですっきりしました。勉強し直します。 Aの値は計算ミスでした。正しくはA=(1/a)^1/2となり 「 A=0,B≠0,sin(ka)=0のとき ψ(x)=(1/a)^1/2sin(nπx/a) A≠0,B=0,cos(ka)=0のとき ψ(x)=(1/a)^1/2cos((2n+1)πx/2a) n:整数 」 となりました。計算ミスでややこしくしてしまってすいません。 さてこの質問のメインであるkの値についてですがいま自分で「」の部分を書いていて思ったのですが、 "n:整数にしなければいけないという考え方にしばられて答えの方(ψ(x)=・・・の方です)を逆にややこしくしていないか"と思うようになりました。この辺が物理的センスというものでしょうか。自分にはなくてショボンとしてしまいましたが。 疑問点が解消して感謝の気持でいっぱいです。ありがとうございます。