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「直線は点が無限に集まったもの」は間違いか?
点は、大きさがないので、一方向に無限に並べても直線にはならないと思います。すなわち、「直線は点が無限に集まったもの」という考えは間違いだと思いますが、この理解でよろしいでしょうか?
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>直線は点が無限に集まったもの これは正しいです。平面幾何では、「平面」とは無限集合の一種であり、その要素のことを「点」といいます。「直線」は「平面」の部分集合なので、やはりその要素は点です。 >一方向に無限に並べても直線にはならない これはその通りです。そういう並べ方で点から直線を作ることはできません。 もっと言うと、一方向と限定しなくても、「平面上に最初の点を打ち、2番目の点を打ち、3番目の点を打ち、…」という操作を無限に続けたとしても直線を作ることはできません。 1番目、2番目と要素を加えていって作れる無限集合(つまり、自然数の集合と1対1に対応できる集合)を可算無限集合といいますが、直線(直線は実数の集合と1対1に対応します)は可算無限集合ではありません。「無限」にも濃度と呼ばれる大小関係があって、実数は自然数より濃度が大きいということです。 「自然数の部分集合の集合」なら、直線上の点と1対1に対応します。部分集合に7が含まれていれば7桁目を1にし、含まれていなければ7桁目を0にするという方法を使えば、自然数の部分集合を二進法で実数に対応させることができます。実数はもちろん直線上の点に対応します。 このように、無限集合について「部分集合の集合」を作ると、もとの集合より濃度の大きい無限集合になります。
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- prominence
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いいえ、まちがいではありません。 確かに、点には大きさはありませんが、「無限」に集まれば、直線になります。 そうでないとすると、直線と直線の交わったところを「点」と呼べなくなってしまいます。
補足
ご回答ありがとうございました。 そうすると、「ゼロを無限に集めると有限になる」とも言えますか?
- tnt
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まあ、そうでしょうね。 点には大きさが無いので、どんなにたくさんの点を 用意しても、その2つの点と点の領域は 重なることがありません。 ということは、その間にもうひとつ点を入れることが できますから、直線と等価ではありません。
お礼
ご回答ありがとうございました。 「直線は点が無限に集まったものだけれど、点を無限に集めても直線にはならない」と理解しました。