- ベストアンサー
夏目漱石のこころについて
三百二ページの三行目の『見ると、何時も立て切ってあるKと私の室との仕切りの襖が、この晩と同じくらい開いています。』という部分で、なぜKは 自殺の直前に先生の襖を開けたのでしょう?もうひとつは、Kが奥さんから先生とお嬢さんの結婚の話を聞いたときに言った、『おめでとうございます。しかしお金がないから祝ってやることができません』 この時のKはどんな気持ちだったのか心情がよく分かりません。 凄く悩んでいます。 こころを 読んだことのある方いましたら意見をください。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
襖を開けた理由 ・Kが先生が寝たかどうか、前の晩と同じように確かめた。 ・Kが私に最後の別れの挨拶をした。 ・またこれはこの前の晩もKが死ぬ覚悟をしていたことを示している。 とサイトにありますね。 これ以外で私が知っているのは、Kは自分の自殺を一番最初に先生に見つけて欲しかった(残酷な姿を奥さんやお嬢さんには見せたくなかった)とどこかのサイトにありました。 サイト名は忘れましたm(_ _)mゴメンナサイ 私の解釈は、自殺中に先生に見つかったら大変だから、Kは先生が寝たかどうかを確かめたのではないかと思っています。 Kの心情 これは良くわかりませんでした。 でも、この時におそらくKは既に自殺を決めていて、先生に裏切られたと思ったかもしれませんが、自分は死ぬからもう関係ない。だから裏切られたにしろ、特に自分の感情を出す意味は無いと思った……と自分なりに解釈しました。 難しいですね。 ホントに「こころ」はすごく深い作品ですよね。 URLを参考にどうぞ。
その他の回答 (2)
- rose-berry
- ベストアンサー率0% (0/1)
私は「こころ」が凄く好きで、一番最初に読んだときの印象を鮮明に覚えているのですが、『襖』の少しの開き具合がKの渦を巻くような暗闇の世界を垣間見させる雰囲気を漂わせていて、そこに少しでも引き付けさせたい彼の心情がわかる気がします。 また心から祝ってやれないが奥さんの手前上、物のせいにして自分の意思を表明したのだと思います。 私がこの作品を読んだのは中学生の頃で、それから何度か読み直しましたが本当に奥が深い作品だと思います。上記は私の主観で間違ってる点もあるかと思いますが、感じたことを言い合える場であってもいいと思ったので書かせて頂きました。
お礼
いろいろな考え方がわかってよかったです!!!ありがとうございました。
- hisya
- ベストアンサー率22% (65/285)
自殺直前のKは先生になにか話がしたかったんだと思います。でも、自分の抱えてる問題が言葉で簡単に言える事ではなかったので、ただ先生の姿を見るだけに思いとどまり、最後のお別れをしたんでしょう。 もうひとつのKの心情は良く分かりません。 先生に裏切りにとてもショックを受けたのに軽く受け流したのか、それとも死の覚悟ができていて、ほんとにちょっと驚いただけなのか?難しいです。ちなみに、Kの自殺の原因には二つの説があって、そのどちらかを取るかによって、このときのKの心情の解釈が違ってきます。 いずれにせよ、作者がわざとKの心情の説明をしないことで、人間の心の深みというのが逆にうまく表現できたのではないでしょうか?どんなに親しい人でも、その人の心の奥は謎であって、本当の思いは誰にも分からないという事です。私は先生がKの思いを最後まで誤解していたように思っています。
お礼
者がわざとKの心情の説明をしないことで、人間の心の深みというのが逆にうまく表現できたのではないでしょうか? という部分凄く納得できました。こちらも参考にして自分なりの 考えをまとめてみようかなと思っています。 hisyaさんありがとうございました。 引き続き他の方の意見お待ちしております
お礼
sorosoroamさん本当にありがとうございました!! 参考にさせていただきます。 他にもいろいろな方の意見が聞けたらうれしいです。 よろしくお願いします。