赤穂藩の移動手段について

質問

忠臣蔵では、浅野内匠頭が吉良上野介に刃傷沙汰を起こして切腹になった件を早駕籠で江戸から赤穂まで伝達したとあります。それにかかった日数が４日半らしいですが、こんな大事件をなんで早駕籠で連絡に来たのかが疑問です。一刻も早く大石内蔵助に知らせるためには馬で夜通し走った方がはるかに早く着くと思います。
江戸から赤穂までが約６５０キロなので、馬が約２０キロで早足で来れば１日半位で着く勘定になります。
そもそも人間が駕籠に乗るだけで６０キロ以上の重さになり、それをまた人間が担いで走るなど非常に効率の悪い方法だと思います。人が運ぶにしても、せめて大きな車輪のついた大八車のようなものならまだ分かりますが、なんでこんな長距離を駕籠で来たのか、その理由が知りたいです。
江戸時代の移動手段について詳しい方から教えていただきたいです。
よろしくお願いします。

回答No.3

eroero4649

＃1さんのページでほぼ全て説明されているのですが、補足をすれば当時の日本の馬というのは蹄鉄をしていなかったのです。「草鞋」を履いていたんですね。だから現代の馬のようにパッパカ速く走ることはできませんでした。

あと質問者さん、馬に乗れますか？乗り方を知らないでしょ？それと同じで、当時の武士は別にみんな馬に乗れたわけではないのです。馬に乗るなら自分で馬を「運転」しなきゃいけませんよね。
それに比べれば駕籠は「何々宿まで」と伝えておけば、その間にメシを食っていようが居眠りをしていようが確実に届けてくれます。

あともうひとついえば、当時は基本的に川に橋はかかっていませんでした。幕府が橋をかけることを禁止したというのもあるのですが、特に東海道にはいわゆる「暴れ川」が多くて、台風が来るたびに川の流れが変わり橋が流されてしまうので橋をかけてられなかったというのがあります。
東海道でいえば、多摩川、相模川、富士川、安倍川、大井川、天竜川、浜名湖が船もしくは人（お御輿に乗るか人足に肩車にしてもらう）を使って渡るしかありませんでした。
だから仮に馬でそこに行ったとしても、馬ごと対岸に渡る術はなく、対岸に渡ったらどこかで馬を調達し直さなければならなかったのです。

質問者さんはイメージとして江戸を馬に乗って颯爽と飛び出し、時代劇のワンシーンのように馬で駆けていって赤穂まで行くという構図を想像していたと思いますが、そのイメージは多摩川に達した時点でもう終わりということになってしまいます。

回答No.2

oska2

＞なんでこんな長距離を駕籠で来たのか、その理由が知りたいです。

動物虐待ショー（競馬）を見れば、強制的に鞭で打たれ虐待を受けている馬は早いですよね。
※人間のギャンブルという欲望の為だけで、虐待を受ける馬達！
が、当時はサラブレッドでなく在来種の馬でポニーに近いサイズでした。
ですから、そんなに早く走る事は出来ません。
また、街道（特に宿場など）は「特別な許可を得ないと、乗馬のままで通行不可」だったのです。
※山間部や荷物を運ぶ馬に乗り、歩く速度だと宿場町以外は可能。
※馬子にも衣裳の、馬子の商売です。
じゃ、馬に引いた馬車タイプは？
これは、幕府が禁止していました。
駕籠だと、平地も山間部も可能ですよね。
各駅で、駕籠かきが交代すれば済みます。
食事も、走りながら可能。
余談ですが・・・。
赤穂義士四十七士の一人・原惣右衛門の息子が、祇園社（現八坂神社）門前で「香煎」を製造販売し現在も同じ場所で営業しています。
質問者さまも、京都に来た時はどーーーぞ！

回答No.1

kon555

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http://www.edojidai.info/unnchiku/hayakago-hayauma.html