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alikeの使い方
「星が放つ光のような自然な輝き」を翻訳者が”a natural glow alike light emitting from the star"と訳していたのですが、「alike」は文法的に誤りで「like」が正しいのではないかと思うのですが、ネイティブの人に聞いたら、そういうalikeの使い方はよくする、と言われました。 alikeをこのように前置詞で使うことは文法的に正しいのでしょうか。 それとも口語ではalikeもこのように前置詞として使うことが多いのでしょうか。 どうぞよろしくお願いします。
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再度のお礼コメントをありがとうございました。 >like, worth, opposite, nearは後ろに名詞がくるものとして例文も多くありますし、文法書にも辞書にも例文が載っていますが、alikeが後ろに名詞がくる形容詞として使われている例文は見たことがありません。 ⇒これを既存用法のように申しましたのは私の間違いでした。勇み足をしてしまいました。実態はこういうことだと思います。alikeは、look-alike ~やsimilar ~と同じように、lightにかかる形容詞「似たような光」で、(構文上は)glowとの《同格関係》をなしているのではないでしょうか。ということで、 ”a natural glow alike light emitting from the star" を構文どおりに逐語訳すれば、「星の放つ光という自然の輝き」のようになるかと思います。 前便で厚顔にも、翻訳者がちょっと「格好つけて」いる感じなどと申しましたが、要するに、《この同格用法をもって、(likeへの類推から?)目的語を取る形容詞の用法と同一視するという拡大解釈をされた》のではないかと直感したわけです。言ってみれば、これは発話者の「idiolect 的表現という誤用」と言われるかもしれませんが、あながち単なる「誤用」とばかりは言い切れないような気がしております。(ちなみに、かつては全然聞かなかったのに最近よく耳にする日本語表現に「見える化する」とか「おいしいがたくさん」のような言い回しがありますが、ある意味これらと共通する面があるのかもしれませんね。) >私は翻訳をしておりますが、alikeについて無知であったため、徹底的に勉強をしておかねばと反省しているところです。 ⇒翻訳の専門家に対して僭越なことを申しまして、失礼しました。 ただ、オルテガという先哲はこう言いました。曰く、「メタファーは、真実の狩人が持つ鉄砲だ」と。言語表現の先端を行くような人は、心に抱いた概念を正確に表現しようとすると、(そこまでいかなくても、ちょっと小じゃれた表現をしようとすると)、既存語彙や用法では無理と感じることがあるようで、苦悩の末に新しい(我々から見ると奇妙な)表現方法を編み出してしまう、ということがあるようですね。 確かに、辞書はある種「統計」(=これまでに使われた例)にすぎません。そのパラダイムに飽き足らない「先兵」が現れると、その禁を犯して新しい用法を発案し、「私用」する。そして、その使い方が人口に膾炙し始めると、言語変化を誘発し、民間語源という名の俗語表現的扱いを受け、それを経て、やがて標準語に取り入れられる。それを文法が後追いして、ついには文法体系に組み込む…。こんな状況が頭をかすめて、奇妙なことを口走りましたことをどうぞご寛恕ください。
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- lived_in_room13
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補足ありがとうございます。 >>もともとの文章は「その効果で~が放つ光のような自然な輝きがうまれます」で、「The effects create a natural glow alike light emitting from ~.」という広告文です。 う~ん、これですと流石に質問者さんの言うとおりに前置詞的に使われていますね。(ものすごい倒置が使われていてる可能性を期待していましたが、違いますね。) >>ネイティブの人に聞いたら、そういうalikeの使い方はよくする、 ところで、そのネイテブの方は英文の校正を専門にされている方なのでしょうか? もしかしたら、チラッっと見てalikeとlikeを区別せずに解説してしまった可能性はありそうですか?
お礼
再度ご回答いただきありがとうございます! >ものすごい倒置が使われていてる可能性を期待していましたが、違いますね。 ⇒なるほど、長い文章でしたら考えられますね。 >チラッっと見てalikeとlikeを区別せずに解説してしまった ⇒校正をしている方ではないので、その可能性はありますね! 今回は何度も質問をしてしまいましたが、丁寧に回答していただきありがとうございました。
- lived_in_room13
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横から失礼します。 私も、文法的に間違いじゃないかと思いつつ「でもネイテブが言うなら、、。」と静観してきました。 回答しないつもりでしたが、ふと私の今までの経験では意外と文の一部分だけではなくて、全体を見ると納得できる事があるなと思い出しました。 出版される前の文章となりますと、これ以上引用できないかも知れませんが、意外と『「like」と同じように名詞の前に置いて』いるのとは別な使われ方をされているのかも知れません。 引用可能なら、文全体を引用してもらえますか?これ以上引用できないのでしたら、もう一度文全体を読み直してみてください。
お礼
ご回答いただきありがとうございます! もともとの文章は「その効果で~が放つ光のような自然な輝きがうまれます」で、「The effects create a natural glow alike light emitting from ~.」という広告文です。 lightの前置詞として使われているようです。 別な使い方をされている可能性はありますよね。そこがなかなかわからず難しいです。
- mt_mh
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ご参考になるかどうか分かりませんが、こんな alike の使い方があります。 In our nature, however, there is a provision, alike marvellous and merciful, that the sufferer should never know the intensity of what he endures by its present torture, but chiefly by the pang that rankles after it. 引用元 https://kwize.com/quote/3941 原本は ホーソーンが書いた小説「緋文字」 https://www.gutenberg.org/files/25344/25344-h/25344-h.htm (こちらの [61] ページ)
お礼
ご回答いただきありがとうございます! とても参考になる例文を載せていただきありがとうございました。 「alike marvellous and merciful」は、alikeの後ろに形容詞がきていてalikeは副詞として使われていると思われますがどうなのでしょうか。「like」と同じように名詞の前に置いて「~のような」という使い方は文法的に誤り、という説明しか見受けられず、またalike+名詞の例文が見つからず、「alikeをlikeと同じように使っても良い」という確証が持てないのです。言葉はどんどん変わっていますので、alikeの使い方も変わってきているということなのでしょうか。
- Nakay702
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「質問者からのお礼」を拝見しました。 >alikeは形容詞か副詞でしか使われないと思いますが、この場合、「~と同じような」という意味でしたら前置詞のlikeになるのが自然ではないでしょうか? ⇒はい、おっしゃるとおり、この場合、「~と同じような」という意味ですから前置詞のlikeになるのが「より自然」だと思います。 >They are alike.やHe loved his dogs alike.のように形容詞や副詞で使うのはわかりますが、名詞の前に置いて「~のような」という使い方を見たことがないので文法的にどのような構造になっているのかお分かりでしょうか。 ⇒翻訳者がちょっと「格好つけて」いる感じがなくはありませんが、でもこの場合、原作のように ”a usual glow alike light emitting from the star" と、形容詞alikeを使って言うことができるのも間違いないと思います。 用例数は多くないですが、「目的語をとる形容詞」というものがあります。代表はworth「~に値する」ですが、ほかにnear「~の近くの・に」、opposite「~の反対側の・に」などがあり、alike「~と同じような・に」もその仲間です。例:Nikko is worth visiting at least once.「日光は少なくとも一度訪れる価値がある。」 ということで、”a natural glow alike light emitting from the star"の文法構造としては、「形容詞alikeがlightを目的語にとって、直前のglowを後置修飾している」となります。(なお、emitting from the starが、lightを後置修飾していることについては前便で述べたとおりです)。 なお、この表現はいくぶん格式ばった感じがあります。「翻訳者がちょっと格好つけている感じ」と上述したのはそのためです。その辺のニュアンスを盛り込んで ”a natural glow alike light emitting from the star" を(逆に)日本語にすれば、こうなります。「星の放つ光が如き自然なる輝き」。
お礼
ご回答ありがとうございます! すごくわかりやすく解説いただき、ありがとうございました。 ただ、like, worth, opposite, nearは後ろに名詞がくるものとして例文も多くありますし、文法書にも辞書にも例文が載っていますが、alikeが後ろに名詞がくる形容詞として使われている例文は見たことがありません。 もし差し支えなければ、どのようなところで使われているのか教えていただくことはできませんでしょうか。 私は翻訳をしておりますが、alikeについて無知であったため、徹底的に勉強をしておかねばと反省しているところです。申し訳ありません!
- Nakay702
- ベストアンサー率79% (10005/12514)
>alikeの使い方 ⇒以下のとおりお答えします。 ”a natural glow alike light emitting from the star"の likeは、前置詞でなく、「似ている、同じような」という意味の形容詞です。つまり、”a natural glow alike light emitting from the star" を直訳すると「星が放つ光《と同じような》自然な輝き」となります。 なお、ついでに申しますと、emitting (from the star) は、形容詞的用法の現在分詞による「後置修飾」です。
お礼
回答していただきありがとうございます。 alikeは形容詞か副詞でしか使われないと思いますが、この場合、「~と同じような」という意味でしたら前置詞のlikeになるのが自然ではないでしょうか? They are alike.やHe loved his dogs alike.のように形容詞や副詞で使うのはわかりますが、名詞の前に置いて「~のような」という使い方を見たことがないので文法的にどのような構造になっているのかお分かりでしょうか。
お礼
ご回答いただきありがとうございます! >alikeは、look-alike ~やsimilar ~と同じように、lightにかかる形容詞「似たような光」で、(構文上は)glowとの《同格関係》をなしているのではないでしょうか。 ⇒とてもわかりやすく説明いただきありがとうございます。同格関係は浮かびませんでした。今回のalikeの疑問が解けました。 >翻訳者がちょっと「格好つけて」いる感じなどと申しましたが、要するに、《この同格用法をもって、(likeへの類推から?)目的語を取る形容詞の用法と同一視するという拡大解釈をされた》のではないかと直感したわけです。 ⇒ネイティブの方も「formalな表現」と言っていましたし、他の訳者さんも「likeより盛った感じの表現」と話していましたので、おっしゃる通り「格好つけて」いる表現なのだと思います。 >ちなみに、かつては全然聞かなかったのに最近よく耳にする日本語表現に「見える化する」とか「おいしいがたくさん」のような言い回しがありますが、ある意味これらと共通する面があるのかもしれませんね。 ⇒確かにそうですね!日本語として合ってるとは言えないからこそ「面白い」と思わせる効果があるんですね。今回のalikeの文章も広告文ですので、そういうことか!と納得できました。 >翻訳の専門家に対して僭越なことを申しまして、失礼しました。 ⇒いえいえ、ここまでしつこく質問をさせていただく以上、その理由をお伝えした方がよいと思ったまでですが、Nakay702様の知識量には驚かされました。まだまだ勉強が足りないと反省しました(やる気もむくむく出ました)。 >言語表現の先端を行くような人は、心に抱いた概念を正確に表現しようとすると、(そこまでいかなくても、ちょっと小じゃれた表現をしようとすると)、既存語彙や用法では無理と感じることがあるようで、苦悩の末に新しい(我々から見ると奇妙な)表現方法を編み出してしまう。 >そのパラダイムに飽き足らない「先兵」が現れると、その禁を犯して新しい用法を発案し、「私用」する。そして、その使い方が人口に膾炙し始めると、言語変化を誘発し、民間語源という名の俗語表現的扱いを受け、それを経て、やがて標準語に取り入れられる。 ⇒こうして言語は進化していくのですね。ついつい既存のものに固執し当てはめようとしてしまいましたが、新しいものを受け入れ楽しむことが大切だと痛感いたしました。 この度は何度も詳細な回答をしていただきありがとうございました。多くのことを学ばせていただきました。感謝いたします。 mt_mh様もlived_in_room13様も、この場をお借りして、お礼申し上げます。 ありがとうございましたm(_ _)m