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『領域における最大最小』といわれる問題ですね。 (1)について 基本は領域を図示して,直線(傾きに注意。重要)を動かしてみてy軸との交点のy座標(y切片)を考えればよいのです。 -2x-y=kとおくと y=-2x-k ……① ①は傾きが-2の直線で,y切片が-kです。「kが最小になるとき(-k)は最大になります。ですから「直線①のy切片が最大になる」ところを探して行けばよいことになります。 不等式の表す領域は,円x^2+y^2=4(原点を中心とする半径2の円)の周および内部と,直線y=-x+2の線上およびその上側との重なった部分(共通部分)になります。(図は描けないので省略) 直線①(傾き-2)がこの領域内を通過するときのy切片が最大になるのは,直線①が円x^2+y^2=4に接するときであることがわかります。だから,接するときのy切片を求めればよいのです。 方法は2つあります。いずれも答は2つ出てきます(∵傾き-2の円の接線は2本あるから)が,題意から判断して1つを選ぶことになります。 (方法1)接する⇒判別式 という考えかた ①を円の方程式に代入して整理すると 5x^2+4kx+k^2-4=0 この2次方程式が重解を持つ条件は判別式Dの値が0だから D/4=4k^2-5(k^2-4)=0 k^2=20 k=±2√5 kの最小値は k=-2√5 (方法2)接する⇒円の中心(0,0)と直線2x+y+k=0との距離が半径に等しい |k|/√(2^2+1^2)=2 |k|/√5=2 |k|/=2√5 k=±2√5 kの最小値は k=-2√5 (2)について 領域と共有点を持たせつつ円の半径を変化させて調べます。 x^2+y^2-2x=mとおくと (x-1)^2+y^2=m+1 ……② これは点(0,1)を中心とする半径√(m+1)の円を表す。 mが最大となるのは,円②が円x^2+y^2=4上の点(0,2)を通るときだから,この時 1^2+2^2=m+1 m+1=5 m=4 mが最小となるのは,円②が直線x+y=2に接するときで,この時は円②の半径は点(0,1)と直線x+y-2=0の距離が半径√(m+1)に等しい。ゆえに |0+1-2|/√(1^2+1^2)=√(m+1) 1=√2(m+1) 2m+2=1 m=-1/2 以上の事から -1/2≦m≦4 (じっくり図で作戦を考えることも重要です)