- ベストアンサー
海外の歴史の授業、教科書
私の世代だと、歴史の教科書はピテカントロプスなどの原人から始まり、縄文時代、弥生時代と進んでいました。 海外だと歴史の浅い国もあったりしますよね。歴史の授業はどれくらい昔からどのように進めているのでしょうか。国ごとにお願いします。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
世界各国の教科書を翻訳した明石書店<世界の教科書シリーズ>というものがあります。実際に読んだほうがよくわかるのでしょうが、ネットでも目次なら見ることができるので、それで外国の自国史の歴史教科書がどんなものか、ごくおおまかになら知ることができます。 https://ci.nii.ac.jp/ncid/BA46468900?p=1 目次からわかる範囲で分別すると以下のようになります。 原始時代から時系列 デンマーク(最初の人類/狩猟民/農耕民/青銅器時代/…) 先史時代(原始時代を含むか不明)から時系列 インドネシア(先史時代/ヒンドゥ教・仏教の影響/イスラムの発展/ヨーロッパ人支配の拡大/…) メキシコ(歴史研究とその科学的構築/先スペイン時代/征服と植民/…) キューバ(キューバの歴史の始まり。わが国の最初の住民/植民地キューバ/…) ブラジル(ピンドラーマ―先植民地期と原始共同体/黒人の地獄―砂糖生産と16~17世紀の植民/…) 古代から時系列 韓国(わが国の歴史の形成と古代国家/高麗と朝鮮の成立と発展/…) 中国(祖国の歴史の第一篇―先秦/封建的大統一の時代―秦漢/…) イラン(歴史とその始まり/古代の世界/イスラームの出現/…) ロシア(古代から16世紀末まで/16世紀末から18世紀まで/…) ドイツ(『歴史の時刻表―古代から現代まで』のうち近現代のみ訳出) スペイン(スペインの歴史的起源/アンダルスと最初のキリスト教諸国/…) 中世から時系列 イタリア(vol.1 1350-1650/ vol.2 1650-1900/ vol.3 1900-2000/全3巻構成で訳出はvol.3のみ) 時系列で教えないもの イギリス 中学校歴史教科書『帝国の衝撃』 目次 初期の帝国(ロアノーク:イングランド人は初めて建設した植民地でどんな過ちを犯したのか?—なぜ植民地の建設が失敗したのかを自分で考えてみましょう;「いつの間にか支配者になった者たち?」:イギリス人はいかにインドを支配するようになったのか?—答えを見つけるために東インド会社貿易ゲームをしてみましょう;帝国の建設者:ウォルフとクライヴについてどう考えるか?—「帝国の英雄」についてあなたが評価を下してください;帝国と奴隷制:イギリスによる奴隷貿易の歴史をいかに語るか?—史料を用いて奴隷貿易に関するふたつの見解を論じてください) 世界帝国(囚人植民地:どうすれば良い歴史映画を撮れるのか?—あなた自身の映画を構想してみましょう;隠された歴史:歴史に埋もれた物語は英領インドについて何を語るか?—インドにおいて人びとの関係がどのように変化したのかを示すグラフを描いてください;アフリカの外へ:ベナンの頭像はいったい誰が所有すべきか?—ブロンズの頭像の歴史をたどり、今日誰がこれを所有すべきかを考えてみましょう;帝国のイメージ:大英帝国はどのように描かれたのか?—子どもたちが大英帝国にどんな思いを抱くように期待されていたのかを理解するために、図像の読解に挑戦してみましょう) 帝国の終焉(アイルランド:なぜ人びとはアイルランドと大英帝国について異なる歴史を語るのか?—視聴者参加型のラジオ番組で自分の意見を述べる準備をしましょう;切なる希望:ガートルードがアラブ人に抱いた夢を助け、そして妨げたのは何だったのか?—でたらめに書かれたインターネット百科事典の質を向上させてください;帝国の終焉:なぜイギリスは1947年にインドから撤退したのか?—マウントバッテン卿に宛ててインド独立を認めるように説得する手紙を書いてみましょう;帝国の帰郷:歴史に埋もれたコモンウェルス移民の物語をいかに掘り起こすか?—コモンウェルス移民にインタビューするために良質な質問事項を考えてください) あなたは大英帝国の歴史をどう見るか?—著者の考えに反論し、自分自身にも問い返してみましょう
その他の回答 (1)
- ichisakura
- ベストアンサー率0% (0/1)
>原人から始まり、縄文時代、弥生時代と進んでいました。 とありますが、縄文時代、弥生時代というのは日本固有の時代区分です。 世界的には石器時代、青銅器時代などと用具に主として使われていた素材を時代区分として使っています。 >歴史の授業はどれくらい昔からどのように進めているのでしょうか。 日本のように学校などで過去の出来事などを時系列で教えているのは世界的にはまれです。 日本の中高等学校で世界史と称して教えているのものでは日本に関係が深い中国についてはヨーロッパ史に付随した形で教えていますので、正確に言えば世界史ではなくヨーロッパ史です。 各国各様に教えています。 アメリカではヨーロッパ史の延長線上でアメリカの独立に触れてそれ以降を自国史として教えています。 ドイツでは日本で言えば歴史という学科ではなく社会科に近い取扱いです。 ナチスの再興を防ぐためにナチスの発祥から消滅までを主体として教えています。 ベトナムでは過去に侵略者(主として中国)と交戦した経緯とその際のベトナム軍の動きを詳細に教えています。 中国は古代から易姓革命と呼ばれる思想に基づいて王朝が変わる度に歴史が記述されてきていました。 中国の王は天子とされ、天によって選ばれたものであると考えます。 治世がいい加減だと天が見放して新たな王に天命を下すという考え方です。「革命」という言葉は「命が革まる」という意味です。 この経緯を記述したのが中国王朝の歴史書です。 現在の王朝が正統な王朝であることを裏付けるために王朝が変わる度に歴史書が付作られました。 現在もこの考え方が引継がれていて共産党政府が如何に正統な政府であるかということが学校教育で教えられています。 韓国も中国と似たような考え方をしています。 ただ中国と異なるのは朝鮮民族が如何に優れた民族であるかということを強調して教えています。 優れた民族だから天命を受けてきていたという考え方です。 日本による統治など優れた民族であることを否定するような史実は一切無視して教えています。 このような結果「歴史は日本ではヒストリーだが中国ではプロパガンダ、韓国ではファンタジーである」などと揶揄されています。 インド人は歴史というものに無頓着な民族です。 結果としてイギリスが統治するまでは過去の出来事を記録したものが有りません。 現在インドで自国史として取り纏められているのは国外の中国やペルシャなどに残っている記録を取り纏めたものです。