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カルボン酸誘導体を求核付加反応に対する反応性の高い
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求核の核になる C=O の C の順序は、次の順。 b. CH3-CO-Cl d. (CH3-CO)2O a. CH3-CO-O-CH2CH3 c. CH3-CO-NH2 求核でも、付加反応ってのはあやしい。 ほとんど置換反応でしか出てこないよ。 置換前が b か d で、置換後が a か c って感じ。 C=O の O は、電子吸引性が強い。 同じ O でも、エーテルやエステルの単結合の O は、 電子供与性も少し持っているのよ。だから、少し前の 質問の2つの C=O に挟まれた -CH2- の酸性度は、 エステルよりもケトンの方が強いのよ。 この質問の酸無水物の d は、単結合の -O- でやや弱く、 -Cl ならさらに強く引っ張ってる b が一番強いのよ。 d と a は、-O- の先がただのアルキルと C=O の差です。 a と c は、O と N の差で N の方が当然 供与性が強い。
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- hikkyhokky
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回答No.1
求核付加ではなくて、求核置換反応では無いですか?付加反応でできるものは、不安定で単離困難です。また、その際の反応速度は簡単に説明できないと思います。 置換反応だと、安定生成物ができ、平衡反応で説明が付きます。 置換反応の反応性の順は、b>d>a>cです。理由は、脱離する基の求核性が小さい順です。つまり、求核性がCl>OCOCH3>OCH2CH3>NH2の順になるからです。更にその理由は、誘起効果と共鳴効果で説明できます。
お礼
エステルとケトンの反応性を詳しい解説とともに教えてくださり、勉強になりました。ありがとうございました。