- 締切済み
酸無水物とアルコールの反応
環状ジカルボン酸無水物にエタノールと濃硫酸を加えた場合、まず、カルボキシル酸素にプロトンが付加して、次にエタノールの酸素が求核炭素に攻撃すると思うのですが、具体的な反応機構わかりますか?それと最終生成物がエステルとカルボン酸からなる環状構造になるのでしょうか?お願いします。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
みんなの回答
読み直してみると生成物の構造がわかりにくいですね。 要するにシクロヘキセンに-COOHと-COOC2H5がシスの位置関係で置換したものが出来るということです。
>最終生成物がエステルとカルボン酸からなる環状構造になるのでしょうか… 確認したいのですが、ご質問の点は炭化水素から出来た環以外にもう一つカルボキシル基が関与して出来る環が出来る。つまり複数の環が出来るか?と言う意味でしょうか。 >cis-4-シクロヘキセンー1,2-ジカルボン酸無水物とエタノール… からでは複数の環を持つ化合物は出来ないと思いますので確認お願いします。
>cis-4-シクロヘキセンー1,2-ジカルボン酸無水物とエタノールの反応です。これでは、分子内で、カルボン酸とエステルを形成するのでしょうか? そうなります。 一つの考え方として、酸触媒での酸無水物とアルコールの反応の機構は、酸触媒によるカルボン酸とアルコールによるエステル化(フィッシャーエステル化)と同様の機構で進むと考えることができます。つまし、前者ではカルボン酸がとれていくのに対して、後者では水がとれていくということです。フィッシャーエステル化の機構を参考にして考えてみて下さい。
>環状ジカルボン酸無水物… が何かで最終生成物が決まります。無水マレイン酸や無水フタル酸のような分子内無水物か普通の二つのカルボン酸からの無水物では最後の生成物が環状構造になり得るかどうか大きく違います。 反応機構はおよそ合っていると思います。 プロトン化に酸無水物のカルボニル酸素が配位すると同時にアルコールがもう一方のカルボニルの根本にアタックします。(ある意味協奏反応) それ以上のことは分りません。 環状酸無水物とエタノールから環状エステル(ラクトン)になるのは簡単ではないと思います。
補足
なるほど。わかりました。ありがとうございます。 cis-4-シクロヘキセンー1,2-ジカルボン酸無水物とエタノールの反応です。これでは、分子内で、カルボン酸とエステルを形成するのでしょうか?
補足
わかりづらい質問で申し訳ありません。複数の環というわけではなく、シクロへキセンに、COOC2H5とCOOHが結合したエステルができるのか、また、さらにそのCOOHがエタノールと反応して、二つのCOOC2H5ができるということにはならないでしょうか? 酸触媒を加えた条件化での反応と、酸触媒を加えずにエタノールだけで反応した場合の違いについてがいまいちわかりません。 もし、よろしければ教えていただけないでしょうか。よろしくお願いします。