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GDEとGDIの中のCについて
GDI=C+S+T GDE=C+I+G+(Ex-Im) という式がありますが、 上と下のCは同じなのでしょうか、違うと考えてよいのでしょうか。 分配されたお金を使うのを消費(C)というのでしょうが、実際には家を買うこともあるわけですし。
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>利益剰余金に入ったもののうち、配当に行ったものは株主(個人・法人)の収入になるとして、会社の内部留保として残った分を設備などの投資につかった場合、これもGDIの式の中では、Sに入るのでしょうか? はい、そうです。 S=GDI -T- C ですから、国内総所得GDIから、国へ支払った個人所得税、法人税等の直接税T、そして民間消費支出Cを除くすべての支出―つまり、税収を超える政府支出G-T、民間投資、純輸出Ex-Im―は国内貯蓄Sでファイナンスされていることになる。
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- statecollege
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No.4の訂正です。 >・小麦生産者と労働者(パン製造と機械製造)は所得100+100=200(円)を全額パンの消費にあてる。 の部分は ・小麦生産者と労働者(パン製造と機械製造)は所得100 + (100+100) = 300(円)を全額パンの消費にあてる。 と訂正してください。
お礼
わかりました。ありがとうございます。
- statecollege
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前の回答への補足です。 簡単なモデル経済の数値例を作ってみると、わかりやすいのではないでしょうか。いま、小麦生産(農業)、パン製造業、機械製造業からなる簡単な経済を考えてみましょう。簡単化のため、外国貿易も、政府も存在しないとする。 ・小麦生産者は小麦を生産し、パン製造業者に100円(万円でも、億円でも、単位は自由に選択されたい)で、販売する。 ・パン製造業者は100円で購入した小麦を製粉し、パンを製造し、小麦に付加価値200円を付け加えて、出来上がったパンを300円で販売する。付加価値200円のうち、100円を労働者に賃金として支払い、残りの100円はパン製造の利潤となる。 ・機械製造業者は、労働者を100円で雇って200の価値ある機械をつくり、販売する。つまり、付加価値200円のうち労働者100円、残りの100円を機械製造業者の取り分(利潤)となる。 ・小麦生産者と労働者(パン製造と機械製造)は所得100+100=200(円)を全額パンの消費にあてる。パン製造業者と機械製造業者は消費はゼロ(パンは食べない)で、所得(利潤)100+100=200(円)は全額次期の事業拡張のため(あるいは単に設備更新のため)投資(機械購入)にあてる。 このとき、GDPとGDIは以下の通り。 GDP=3業種の付加価値の合計=100+200+ 200 = 500(円) あるいは GDP=最終財の価値=パン+機械の価値=300+200=500(円) と計算してもよい(小麦は中間財)。 GDIは小麦生産者所得、労働者(パンと機械)の賃金、パンと機械製造業者の所得(利潤)の合計なので、 GDI=100 +(100+100) + (100+100) = 500(円) とGDPに等しい。GDEは消費支出と投資支出の合計。消費支出Cは小麦生産者と労働者によってパンの消費のために支払われた額(パン製造業者と機械製造業者は消費しないことに注意)の合計だから C=100+100+100=300(円) であり、投資Iはパン製造業者と機械製造業者の利潤の合計に等しいので、 I=100+100=200(円) よって、 GDE=C+I=300+200=500(円) と3面等価が成り立つ。そして、貯蓄Sは消費されない国内所得の部分だから S=GDI-C=500-300=200(円) に等しい。この貯蓄200(円)が投資200(円)をファイナンスしていることがわかるでしょう。
お礼
ありがとうございます。上記、すべて仕訳を書いてみて、分かりました。
- statecollege
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Sの中にはいります。住宅建設を含む投資(実物資本形成)は貯蓄でファイナンスされる、ということです。 GDI=GDE より、 C+I+G+(Ex-Im)=C+S+T I+G+(Ex-Im) = S+T あるいは I+(Ex-Im)= S+ (T-G) という有名な恒等式が成り立つ。 という有名な式が成り立つ。
お礼
ありがとうございます!そうなんですね。そういうことはきちんと(初歩的であれ)テキストなどには書いてほしいと思います。 ではGDIは、人件費として給料になるか、利益剰余金に入るかいずれかだと思いますが、利益剰余金に入ったもののうち、配当に行ったものは株主(個人・法人)の収入になるとして、会社の内部留保として残った分を設備などの投資につかった場合、これもGDIの式の中では、Sに入るのでしょうか?
- statecollege
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同じCです。新しい家を買うのはCではなく、Iの中に含まれます。中古の家を買うのはCにもIにも入らない(なぜ?)借家して家賃を払うとき、家賃はCの1項目です。家を所有している人は自分自身に対して家賃を払っていることになり、その家賃を帰属家賃といい、Cの一部です。
お礼
ありがとうございます。家を新しく買った分が、GDEの方だとIに入るというのは分かりました。GDIの方の式だと、どう考えればよいのでしょう? (中古の件もわかりました。)
お礼
ありがとうございました!
補足
ありがとうございます。Sというのは単に、個人の日常生活などでの貯蓄という言葉とは違い、GDIから(Tを除き)C以外のものすべてということなのですね。会計において、費用計上されたものがCで、それ以外の単に増えた、資産である現金、普通預金、設備投資など、すべてSに対応するわけですね。長年の問題が解けたように思います。 まとめると、全ての会社の損益計算書を合体させると、貸方に売上、借方に費用と損益(利益)ということになります。 費用はすべて人件費となり、これがCとなります。損益(利益)部分は、Sとして、現金(キャッシュ)で残っていたり、預金になっていたり、設備投資になっていたり、配当となっていたり(配当はそれを受けた人がまた費用として使っていればCであり、使ってなければS)する。 そういうことなのですね。(減価償却はまたあとで考えます) statecollege様には、いつも大変お世話になっております。大変感謝いたしております。statecollege様は一体何をされている方なのでしょうか?