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ISバランス論における固定資本減耗分の考察
- ISバランス論において、分配面と支出面の関係に固定資本減耗が存在するかどうかが疑問視されています。
- 資料Aと資料Bから分かるように、分配面では固定資本減耗分が考慮されずに国民所得として扱われている一方、支出面では固定資本減耗が含まれていることが示されています。
- ISバランス論の基本式であるY(国民所得)=C+S+Tにおいて、固定資本減耗は無視されているため、I(総固定資本形成)との差額が固定資本減耗分となります。この点がISバランス論における固定資本減耗分の考察のポイントとなります。
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国民所得統計の三面等価ですが、支出面がgrossなら、分配面もgrossで統一させないと三面等価は成立しないのはいうまでもありません。質問にあるA資料も、B資料もgrossのデータですから、Aの分配面GDPデータには減価償却(固定資本減耗)の106が入っているのです。したがって 分配面GDP=C+S+T となるためには、貯蓄SはGDP-C-Tとして計算する。したがって、Sの中には減価償却費の106が入ることになる。この場合、Tは法人税や個人所得税のような直接税で、消費税のような間接税ははいりません。
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- statecollege
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あなたの、2つのYは次元が違います。あなたの最初のほうでは国民所得を使い、あとのほうのYではGDP(GDE)を使っているので、同じYを使っていますが、この二つのYは異なる概念で、等しくありません。支出面GDP=C+I+G+X-Mの右辺のIの固定資本形成は固定資本減耗が引かれる前の粗(gross)の概念です。国民所得には固定資本減耗は含まれていません。GDPと国民所得との間にはもう一つ大きな違いがあります。GDPは市場価格で評価され、国民所得は要素価格表示です。
- statecollege
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>粗投資というのは初めて知りました。このばあいはやはり、減価償却を差し引いた差額の投資増加分ですね いいえ、粗投資とは、ネット(純)に対してgross(粗)です。Gross Domestic Productのグロスです。「減価償却費を差し引く前」という意味です。 ついでにいうと、私の回答のなかの「お耐えています」は「答えています」ですので、訂正をお願いします。
お礼
ありがとうございます。わかりました。では、分配面のほうの資料にある、固定資本減耗106とは何なのでしょう? 設備を販売したその売上は人件費となり、全てNIとなっているのであれば、固定資本減耗106などというのが出ているのは、おかしい話だと思います。何かが変だと思うのです。 以下で、やはり質問しているのですが、財務諸表の合計で国民総生産を考えてみた時、やはりこの固定資本減耗が分からないのです。 https://okwave.jp/qa/q9613875.html
補足
追加ですが、以下でも、同じようなこと聞いています。 https://okwave.jp/qa/q9613804.html
- statecollege
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この問題は以前お耐えたことがありますよ! https://okwave.jp/qa/q9406278.html を参照されたい。支出面のIが粗投資なら、分配面のSは減価償却を含むということです。
お礼
1年半前に聞いていたのですね。粗投資というのは初めて知りました。このばあいはやはり、減価償却を差し引いた差額の投資増加分ですね。ありがとうございます。
お礼
ありがとうございます。それだけのことなのですね。