- ベストアンサー
合成関数の表記方法
(f○g)(x) が f(g(x))の意味とのことですが なんでわざわざ○でつないだ表記をするんですか? f(g(x))のほうが計算順が直感的にわかりやすいとおもうのですが。 (f○g○h○i)(x)と f(g(h(i(x))))の文字数を比較しても 12文字と13文字でさほど違わないですよね。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
それは、むしろ f○g 「だけ」書きたい、という状況がよく出るからです。その場合、f(g(x))の表現の仕方だと、うまい書き方が見つからない。 一例を挙げると、空でない集合XからXへの全単射全体 S(X)は、写像(関数)の合成を『積』として群(と言われる数学的な構造)になります。これをX上の対称群といいます。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%A4_%28%E6%95%B0%E5%AD%A6%29 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%BE%E7%A7%B0%E7%BE%A4 この時、S(X)の元は、SからSへの全単射、つまり写像(関数)であるわけですが、これを f とか gとかでいった感じで、一般の集合の元と同じような感じで表記します。この二つの元fとgの『積』は、先程も言った通りfとgの合成で定義する訳ですが、今f(x)とか g(x)とか書かずfとgだけ書いているので、その合成(積)は自然と f○gのような表記になります。いかにも『積』っぽい表現で書く訳です。 これを、f(g)とか仮に書いてしまうと、却ってわけがわからなくなってします。 こんなわけで、f○gという表記は、こういう表記を使いたい場面が多くあるのです。
その他の回答 (1)
- nihonsumire
- ベストアンサー率26% (844/3158)
回答になるかどうか判りませんが、数学ってどんな表記をしても、きちんと定義されてれば良いわけです。 個人的には、便利な方を使ってます。卑近な例だと、合成関数の性質で、交換法則や結合法則などf○g式の方が分かりやすいです。 あなたがf(g(h(i(x))))方式の方が分かりやすいと思うならそれでいいと思いますよ。