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2力の合成に関する三角関数
設計の基礎的な問題集を見ているのですが、2力の合成で使う三角関数の計算方法を忘れてしまいました。 ネット上で正確に表記できませんが、2力の合成でその合力の角度の求め方です。 例えば水平方向(右方向)がF1=500Nで、それに直角に接するF2=300Nだったとすると、その合力の角度の求め方です。(合力が何Nかは計算できます。) tanα=F2/F1 から、tanを右辺に移動させた式の、 α=tan^-1(F2/F1) という式の解き方を忘れてしまいました。 以前は普通に解いていたのですが、tan^-1という箇所の意味がよくわかりません。(tanの右上に小さく -1 と書いてあります。) 10^-1ならば 1/10だと思いますが、上記の場合だと意味合いが異なると思いますが…。
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y=tan(x)の時 xをyで表すと x=tan^(-1)(y) となります。 この時のxが取りうる範囲は -π/2≦x≦π/2 です。 (この範囲のxを主値と言います。) tan(2) の2は角度の2ラジアンです。 度の場合は 2°と書きます。 一方 tan^(-1)(2) のtan^(-1)はtanの逆関数を表し「tan」のマイナス1乗ではありません。 tan^(-1)(2)は角度を表し、単位はラジアンまたが度です。 (元々、角度のラジアンや度は無次元の単位です。) 今,底辺=1,高さ=√3,斜辺=2の直角三角形を考えると 直角三角形の直角以外の二角B,Cは tanB=(√3)/1=√3 tanC=1/√3 これを角度について解くと B=tan^(-1)√3=π/3[rad]=60° C=tan^(-1)(1/√3)=π/6[rad]=30° と言うことです。 この様に、tanとtan^(-1)は逆関数の関係です。 丁度、分かりやすい角度なら tan^(-1)1=π/4[rad]となりますが tan^(-1)(3/5)≒0.5404195…[rad] のような角度は単純に書けませんのでそのまま θ=tan^(-1)(3/5)=tan^(-1)0.6[rad] などと書きます。 通常のべき乗を表す x^(-1)や(2/3)^(-1)は, 逆数の 1/xや(3/2) を表します。
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- arrysthmia
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累乗は、乗法の繰り返しを表す記法ですが、 関数 f に対して f ^n と書くとき、 関数の値 f(x) の数値としての「乗法」を繰り返して f ^n とする場合と、 関数の合成を、関数と関数の一種の「乗法」とみなして、 その繰り返しを f ^n とする場合 があります。 どちらも f ^n (x) と書くことがあるので、たいへん紛らわしいですね。 私は個人的に、前者を f(x) ^n、後者だけを f ^n (x) と書いて区別する ようにしていますが、世間一般では、ゴッチャに使われます。 特に三角関数の場合、n = 2,3,… に対しては前者の意味の sin^2 θ 等が、 n = -1 に対しては後者の意味の 逆三角関数が、普通の読み方ですから、 混乱もここに極まれりといった感じです。 1/(tan θ) のことは cotθ、 tan の逆関数のことは arctan と書いて区別することを勧めます。
お礼
回答ありがとうございます。 先月にNHKでこの辺りの問題の解き方・解説の番組があり、そこで (sinA)^2 + (cosA)^2 = 1 というのを sin^2 A + cos^2 A = 1 と表記しても良い。 と言っていたのを観て、その後に問題集を見たので、おかしな風に勘違いしていました。 >tan の逆関数のことは arctan と書いて区別することを勧めます。 私もそのようにしていた記憶があったのですが、問題集にはまったくarctanという書き方はしていませんでした。 今後はそのようにしたいと思います。
補足
補足ではありませんが、4つの回答の中でどれにポイントをつけるか非常に難しいので、回答順(早い順)とさせていただきます。
- BookerL
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>α=tan^-1(F2/F1) > >という式の解き方を忘れてしまいました。 この問題の場合、F1=500N、F2=300N なので、tan-1(300/500)=tan-1(0.6) となり、これは、tanα=0.6 になるαのことです。 「解き方」といっても、普通は三角関数表を見るか、関数電卓を使うかしかないでしょう。 Googleで検索窓に arctan(0.6) と入れてEnterキーを押すと arctan(0.6) = 0.5404195 と出てきます。(単位は rad )「度」の数値が必要なら、arctan(0.6)*180/pi とします。 ----- 念のため。 >tan^-1という箇所の意味がよくわかりません θ=tan-1x という式は x=tanθ の逆を表しています。 tan45°=1 ですから、45°=tan-1(1) です。 あるいは、tan-1x という式は、「どんな角度のtanがxになるか」という角度を表す、ともいえます。
お礼
回答ありがとうございます。 >「解き方」といっても、普通は三角関数表を見るか、関数電卓を使うかしかないでしょう。 手元に三角関数表がなく、関数電卓の使い方も完全に間違えていました。(tan^-1と入力し、その後に(300/500)と入力し計算していました) 0.5404195という、なぜこのような数値が出てくるのかも忘れてしまっていましたが、その点も補足、ありがとうございました。
- sanori
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こんばんは。 >>>tan^-1という箇所の意味がよくわかりません tan の逆関数を tan^-1 と書きます。 私は、その書き方が嫌い(1/tanθ と紛らわしい)なので、いつも arctan と書いています。 電卓を使いましょう。 arctan(300/500) = 0.5404195・・・ (単位はラジアン) http://www.google.com/search?q=arctan%28300%2F500%29&sourceid=ie7&rls=com.microsoft:en-US&ie=utf8&oe=utf8 ラジアンを度に直すには、πで割って180をかけます。 0.5404195/π × 180 = 30.9637565 度 http://www.google.com/search?hl=ja&rls=com.microsoft%3Aen-US&q=arctan%28300%2F500%29%E3%80%80%C3%B7%E3%80%80%CF%80%E3%80%80%C3%97%E3%80%80%EF%BC%91%EF%BC%98%EF%BC%90&lr= 以上、ご参考になりましたら。
お礼
回答ありがとうございます。 >私は、その書き方が嫌い(1/tanθ と紛らわしい)なので、いつもarctanと書いています arctanという言葉を見て、以前勉強したときのことを思い出しました。 私も同じく紛らわしいので同じようにしていた記憶があります。 手元にある関数電卓にはarctanのキーはありませんでしたが、シフトキーを押しながらtanキーを押すと、tan^-1が表示され、その後に(300/500)を入力し計算すると、角度(30.9637565°)が出ました。
お礼
回答ありがとうございます。 最初に読んだ時はよく理解できませんでしたが、改めて読み直したところ、よくわかりました。 参考になりました。