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限界代替率に関する等式
限界代替率MRS=MU1/MU2=財1の価格/財2の価格と聞いたのですが, 最初の等式はMRSの定義で, 2つ目の等式は一般には成立しないという考えでいいですか。
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はいそうです。最初の等号は定義式としての等号であり、2番目の等号は方程式としての等号です。後者は個人(=消費者)が予算制約のもとで効用最大化を目指しているときにのみ成り立つ等号です。 MRSとは無差別曲線の傾きのことで、各個人の選好あるいは効用関数から計算されるもの。各個人の効用関数の属性の一部と考えてよい。 一方、財1の価格/財2の価格=財1と財2の相対価格は市場において成立しているもの、各個人からは独立のものだ。 したがって、これら2つは全く別物です。ただし、各個人(消費者)は予算制約の下で効用を最大にするように行動していると(経済学では)考えられているので、そのための条件が MRS=P1/P2 が成立するように消費の組を選択することであり、互いに異なる2つが結びつくのです。