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古語の表現
すみません。ちょっと急ぎで質問させていただきます。 泳ぐだろう(未来の推量)は古語でいうと、「泳がん」でいいでしょうか? よろしくお願いします。
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「泳がん」は、「いざ、泳がん」「吾とともに泳がん」みたいに、泳ぐ人の意思(希望・提案など)を表す文で見かけます。 「ともに泳がん」「いな。吾は泳がぬ(泳がん)」とか。 したがって「泳がん」は、断定的未来推量の「泳ぐだろう」の意味にはならないと考えます。 「泳ぐ」は、源氏物語の時代から「泳ぐ」「游ぐ」ですので、そのまま使って問題なし。 で、未来を「推量」するとなると、「らむ(らん)」くらいしか思いつきません(泳ぐらむ)。 が、これだと、「だろ(断定のダ)」の意味までは含まれていないはず。推量の「ウ」の意味しかないと思います。(だろ は指定?) ちょっと辞典をひいてみたら、断定の「だ」は、もともと「にてある」から「である」「であ」「だ」と転じて室町時代に成った語だとのこと(広辞苑)。 よって、質問者さんが室町時代以後の言葉にしたいのなら、「泳ぐデアろう」でいいんじゃないでしょうかねぇ。でなければ、読んだ記憶はないで違和感がありますが、「泳ぐであらむ」か。