• ベストアンサー

古語の質問

古語の「かなし」は「愛らしい・愛しい・可愛い」の意味ですが、 では、古語で「悲しい・哀しい」の意味の言葉は何でしょうか? 古語の「おはれ・あわれ」は「しみじみと感傷的な気持ち」の意味なので「悲しい・哀しい」とは違うし。 古語で「悲しい・哀しい」の意味の言葉は何なのでしょうか? 回答お願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • Parismadam
  • ベストアンサー率65% (2756/4211)
回答No.1

こんにちは。7/17の外国語のご質問ではご丁寧なお返事を有難うございました。 ご質問1: <古語の「おはれ・あわれ」は「しみじみと感傷的な気持ち」の意味なので「悲しい・哀しい」とは違うし。> 1.「あはれ」にも「悲しい」の意味はありますよ。 例: 「よろしき事にだに、かかる別れの悲しからぬはなきわざなるを、あはれに(悲しく)いうかひなし」(源氏物語・桐壺) 2.用言化した「あはれがる」にも「悲しく思う」の用法はあります。 例: 「(天皇はかぐや姫の手紙を)ひろげてご覧じて、いといたくあはらせ給ひて(悲しく思し召して)、ものも聞こし召さず」(竹取物語) ご質問2: <古語で「悲しい・哀しい」の意味の言葉は何なのでしょうか?> 上記の「あはれ」のほかに下記のような形容詞もあります。 1.つらし: 意味は「心に苦痛を感じる」「悲しい」 例: 「契りけむ心ぞつらき七夕の年にひとたび逢ふは逢ふかは」(古今・秋上) 2.嘆かし(なげかし): 意味は「嘆かわしい」「悲しい」 例: 「嘆かしうおぼしわたる」(源氏物語・桐壺) 3.痛む: 意味は「強く悲しむ」「心痛する」 例: 「億計王痛み嘆きて」(顕宗紀・傍訓) 4.心憂し: 意味は「悲しい」「なさけない」「つらい」「苦しい」 例: 「わが容貌の醜くあさましきことを、あまりに心憂く覚えて」(徒然草・134) 5.心悲し: 意味は「心に悲しいと思う」「うら悲しい」 例: 「心悲しく夢に見えつる」(万葉集15・3639) 6.その他、心ぐし、心ぐみなども「つらい」「悲しい」の意味があります。 などなど、探せばいろいろあります。 以上ご参考までに。

s-macwin
質問者

お礼

早速の回答ありがとうございます。 「つらし」がありましたね。 この「つらい」は悲しいの関西方言だと思っていました。 他にも「嘆く」、「心痛い」、「憂う」、「心苦しい」など 確かに現在でも使われています。 納得できました。ありがとうございました。

関連するQ&A