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古語で「美しい」は、なんというのでせう
竹取物語を習っています。 「うつくしい」は「愛しい」ということ?で、かわいらしいという意味だと習いました。 では、現代語の「美しい」は古典のことばではなんというのでしょうか。教えてもらえますか。古語辞典でも、今の言葉を古語に直したものを調べることができません。よろしくお願いします。
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- kine-ore
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くはし(細し/妙し/(美し))…(1)繊細な美しさ、うるわしい。 こまか(細か) …(1)きめが密で美しい、(2)心が行き届いている。 いつくし(厳し) …(1)整っていて美しい、美麗だ、(2)(気立てが)優しい。 きよら(清ら) …(1)美麗さ、豪華、(2)匂うように 美しいさま、輝くような美しさ。
- SPS700
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追加のご質問について私なりに ご質問が「古語」ということだったのでこれを大和言葉と解してお答えしました。 「らうらう」(労労から来たと考えられています)は、いわゆる古代には用例がなく、中国からの外来語です。平安になると出てきます。もとの「労」心遣い、の意味がその底にあって、「万事について、いかにも心が深くゆきとどいたさま」それから派生して「容貌や姿などの心配りが隅々まで行き届いた感じ」になっています。ですから「おおげさ」とはちょっと感じが違います。美人でも心なき人は「らうらう」しくないのだろうと思います。 「今の美人のことは『うるはしきひと』」か、というご質問ですが、そう昔の話ではありません。ローレライのハイネの詩が訳されたのは明治以後と思いますが「うるわし乙女の巌に立ちて、黄金の櫛取り髪の乱れをときつつ口ずさむ歌の声の。。。」とあるように最近まで文語では使われていました。
「うつくし」…小さなものを愛する気持ちから、「愛らしい様子」や「美しい様子」を表します。 それに対し、 「うるはし」という言葉があります。 …整った状態を褒める気持ちから、「整った美しさ」や「端麗」を表します。 また、「きよら」という言葉もあります。 …(容姿などが)清らかで美しい。気品があって美しい。(衣装が)華やかで美しい。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
「美しい」には意味と形の両面があります。 1.形では、おっしゃる通り「うつくしい」は「いとしい」「かわいい」という意味です。 2。意味の上では、「うるはし」が風景の壮麗さ、美しさを表すとともに容姿などが端麗、で端正である時に使われました。また心が美しい時も使われています。 「たたなづく青垣山ごもれる大和し宇流波斯」風景 「言問はぬ木にはありとも宇流波之吉(うるはしき)。。。」容姿
お礼
さっそく答えていただきありがとうございます。 今の美人のことは「うるはしきひと」となるのですね。 「らうらう」という言葉もありましたが、こちらはちょっとおおげさなんでしょうか。