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電圧の位相差
- 電圧の位相差についての計算式と周波数の関係について解説します。
- 写真の回路の電圧伝送比を計算する式において、位相差が180度になる周波数を求める方法について説明します。
- V2/V1の式の分母の第2項が0になると、位相差は180度になりますが、虚部が0になるだけでは必ずしも実部が負になるわけではありません。
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周波数特性の描きかたですが、横軸の周波数は対数目盛にします。 縦軸のレベルは直線目盛(=|V2/V1|)でも良いんですが、dB目盛(=20log|V2/V1|)が一般的です。 RとCは正規化して1Ωと1Fとし、aは1、√10、10くらいに変化させてみたらどうでしょうか? なお、この手の周波数特性のグラフをボーデ(Bode)線図と呼びます。 ボーデは負帰還増幅器の設計理論を確立した人で、「Network Analysis and Feedback Amplifier Design」の著者です。 https://archive.org/download/NetworkAnalysisFeedbackAmplifierDesign/Bode-NetworkAnalysisFeedbackAmplifierDesign_text.pdf
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- 178-tall
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>※質問 > … 実部が負になるかどうか分からないのではないかと考えています。 この疑問に対する答案はおそらく、少なくとも「実部を勘定してみなきゃ判らん」でしょうネ。 V2/V1 の「実部が負になるかどうか」を知るには、arg(V2/V1) を知らねばならぬ。 それには「虚部と実部を勘定」する必要がありそう … ですから。
- 178-tall
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>ω≠0で虚部が0になる時、実部が負の値をとる事が確認できました。 ANo.3~4 は説明の順序を乱してました。 「ω≠0で虚部が0になる時」とは、arg(V2/V1) がπの整数倍になるとき。 その場合、(V2/V1) が負になるのは、arg(V2/V1) がπの奇数倍になるとき、 … を先に記すべきでした。 蒙御免。
- 178-tall
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蛇足を…。 この例では V1/V2 が、 3 = Π(p+ak) k=1 のスタイル。 極形式なら、 V1/V2 = (Πrk) * e^(Σθk) のスタイル。 位相差 180 deg の周波数では、e^(Σθk) = -1 だろうから、V1/V2 は非正の実数 (≦0 ) 。
- 178-tall
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確かに I2=0 のとき (p=jωCR として) 、 V1/V2 = { (3+2/a)p^2 + 1 } + p{ p^2 + (3a^2+2a+1)/a^2 } となりそう。 右辺 2 項目の (非零の) 零点 p^2 = -(3a^2+2a+1)/a^2 にて、右辺 1 項目の値をみると? -(3+2/a)(3a^2+2a+1)/a^2 + 1 = -(3a+2)(3a^2+2a+1)/a^3 + 1 < -9a^3/a^3 + 1 = -8 らしく、実部は負。
お礼
この度も回答していただきありがとうございます。 ω≠0で虚部が0になる時、実部が負の値をとる事が確認できました。
- bogen55
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> 虚部=0と置いただけでは、実部が負になるかどうか分からないのではないかと考えています。 なぜ「分からないのではないかと考えています」とゆうことになるのかわからないのですが、なぜでしょう。 もしかすると質問者は、V2/V1を横軸を周波数に取った周波数特性を描いたことがないのでしょうか? 一般に、周波数特性の縦軸はレベル【=|V2/V1|】と位相【arg(V2/V1)】に取ります。 問題のV2/V1の周波数特性は、周波数f→0で位相が0°に限りなく近づきレベルは1倍に限りなく近づきます。 f→∞で位相が270°に限りなく近づきレベルは0倍に限りなく近づきます。 言い換えれば位相θの変化範囲は、0°<θ<270°です。 とゆうことで、虚部=0と置けば、実部が負になるすなわち位相が180°になるわけです。 とにかく、1次、2次、3次のV2/V1周波数特性を描く訓練をだまされたと思ってやってみることを薦めます。
お礼
大変分かりやすく説明していただきありがとうございます。 おっしゃる通りV2/V1の周波数特性のグラフを書いた事も見た事もなく、一度自分で試しておくべきでした。 そのグラフの書き方についてですが、横軸は周波数(対数目盛り)という事で分かりました。 一方縦軸には|V2/V1|とarg(V2/V1)と2つの要素がありますが、どのように軸をとったら良いのでしょうか?球座標を描けば良いのでしょうか? 正しいかどうかちょっと分かりませんが、 問題のV2/V1の式のa, C,Rを全て1にして、式を実部と虚部に分解し、複素平面上に縦軸V2/V1の虚部, 横軸にV2/V1の実部をとりωの値を、0.000001~0.01~0~0.8~1~2~√6~100~10,000のようにいくつか変化させてV2/V1の点を取ってみました。すると虚部が0になったのはω=0とω=√{(3+(2/a)+(1/(a^2))}=√6 (a=1),の2点のみで、他は全て負の虚部をもっているようです。 ω=0の時はV2/V1=1となり、ω=√6の時は答えの通り実部が負になっていました。 そしてωを100,10,000~と大きくしていくと、本当にarg(V2/V1)=270°のほぼ0付近に近づいていくようです。
お礼
ご指摘の通り、arg(V2/V1)=nπ(n=1,2,•••)の時虚部は0になり、この内nが奇数の時は虚部は負の値をとります。教えていただきありがとうございます。