- ベストアンサー
金融緩和について
金融緩和とはどのような政策か。金融緩和すると、失業率、インフレ率、為替はどうなるのか、その理由とともに記せ。 この説明できるかたよろしくおねがいします。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
金融緩和は、ざっくり言えば「市中に資金(お金)があり余る状態にすること」。正確な定義は広辞苑など国語辞典に載っています。 お金がありまる状態になると、企業は安い金利で資金を借りることができます。なぜなら、銀行は現金を持っていても利益がでないので、低金利にしてとにかく借りてもらわなければならないからです。 安い金利で資金を借りることができるようになると、企業はその資金で事業を拡大したり、新たに事業を始めたりします。 すると、たくさんの物を買うし、たくさんの人を雇うようになります。だから失業率は下がります。 企業がたくさんの物を買うことは、需要が増えるということです。給料をもらうようになった人はそのぶん、いままでより良い物を食べたり良い服を着たりしますので、やっぱり需要が増えます。 需要が増えると値段が上がります。つまり、インフレ率は上がります。 為替は、変化します。 上記の通り金融が緩和されると、金利が下がりますので、日本で円にして積んでおいても儲かりません。例えば米ドルのほうが儲かるので、アメリカに持って行くために円をドルに変えようとします。ドルの値段が高くなります。 さらに、日本のような無資源国は物を作ろうとするとまず資源をドルで買わなければ成りません。つまり、ドルが必要ですので、ドルの需要が高まります。ドルの値段が上がります。 ドルの値段が上がるということは、円の値段が下がるということですので、円の為替レートはまず下がります。 しかし、輸入すると加工して販売します。すると儲かって多くのドルが手に入ります。そのドルで給料を払ったり工場を建てたりできませんので、ドルを売って円を買うことになります。 だから、円安のつぎは円高になります。ただ、日本の場合、他国(例えばドイツなど)よりも輸出依存度が小さいので、それほど円高にはならないで終わるでしょう。 というのが、理屈です。 残念ですが実際は、そうはなりません。 現実の日本はもともとカネ余りだったのです。昔働いた人(老人)のタンス預金がすごい量になっています。働かなかったり、贅沢して使ってしまった老人は別ですが。 そんなにお金が余っていても贅沢はしないのですから、金融緩和して市中のお金がもっと増えてもやっぱり使いません。なぜ使わないで貯めるかというと、老後が心配(国も子も孫も親の面倒をみてくれない時代だから)のせいですが、とにかく使わない。 だから金融緩和してもムダなんです。 また、日本企業の工場は世界各地にアリ、そこでは為替などがぜんぶ逆に作用しますので、世界で平均すると経済効果は差し引きゼロになるかもしれません。日本で儲かってもアメリカで損して、結局全然儲からなかったなら、工場を新設しようという気分にはならないでしょ?、儲かる日本の好景気が持続するという確信が持てれば別でしょうが、確信持てますかねぇ? だから金融緩和しても(ムダとは言わないが)効果はほとんどないんです。 結局、安倍晋三さんには気の毒ですが、それほど景気はよくならないでしょうね。 でも、そんな不都合な真実を書くと良い点はもらえません。 授業でどんな風に習ったのか、それを思い出しながら私の書いた所を適当に変更して理解してください。
その他の回答 (1)
- seble
- ベストアンサー率27% (4041/14683)
自分の宿題は自分で考えよう。 ピンポイントでここが分からないというならまだしも、丸投げじゃ・・・