黒田緩和でインフレは本当に起こるか?
日銀の黒田バズーカが続いていますが思ったほどにはインフレ率は上がってきません。しかしマネタリーベースは増え続け、インフレの可能性だけは高まっています。ところでこのまま緩和を続ければ日本のインフレ率を上げることは本当にできるのでしょうか?
同じように緩和が原因でインフレが起こったのは70年代のオイルショック時の狂乱物価だと思います。この時はもともとドル円のレートが割安に決められたのでインフレはゆがみを緩和する方向であり、自然なことでした。しかし現在2014年は円は高く、インフレが起こるには円安にならないとつじつまが合いません。つまりインフレになるには円安とのスパイラルが必要です。
(1)円安無しにインフレを起こすことはできるのでしょうか?
(2)現在日銀は市場に出回る既発債を買っていますが、既発債は買い切ってしまえば終わりです。実はインフレになる前に既発債を買い切ってしまう可能性もあると思うのですがどうでしょうか?
(3)池田信夫氏は70年代のオイルショック時の狂乱物価を引き合いにして、黒田緩和のせいですごいインフレが起こるとたびたび警告していますが、円安の当時(アメリカが日本を資本主義のショーウィンドウにするために国際政治的に円安が容認された時代)と円高の現代(世界一の債権国日本が近隣窮乏政策をとるなんて許されないので円高に追い込まれてきた)とでは根本的に状況が異なるので暴論ではないかと思うのですがいかがでしょうか?
お礼
私も100円は超えそうな気がします。 ありがとうございました。