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ベクトル 直線上の点の存在範囲について
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s+t=1という形に変形することはわかったのですが、 この問題はs=4, t=-1なども考えていいということになりますよね。 その場合、3で割ってs+t=1に変形できるの? と思ってしまうのですが... どのように考えればよろしいでしょうか? ↓↓↓ s+t=4+(-1)=3 (イコール 3) だから、 3↑OA=↑OC、 3↑OB=↑OD となる点C、Dをとると、 点Pは、直線CD上にあります。 s=4, t=-1 のとき ↑OP=4↑OA+(-1)↑OB になりますね。 この式を、次のように変形します。 ↑OP=4↑OA+(-1)↑OB =4↑OA-↑OB =3↑OA+(↑OA-↑OB) (イコール3だから、3↑OA をつくる) =3↑OA+↑BA =3↑OA-↑AB すると、点Pは、 3↑OA=↑OC とおけば、点Cを通って、 ABに平行な直線上にあるわけですが、 (さらに、3↑OB=↑OD とおけば直線CDですね) -↑AB だから、 点Cから、向きが ↑AB と反対方向で、 ABと同じ大きさの距離にあることがわかります。 ★★ もし、『 内分・外分 』を知っていれば、 線分ABを m : n の比に内分する点Pは ↑OP=(n↑OA+m↑OB)/(m+n) 線分ABを m : n の比に外分する点Qは ↑OQ=(-n↑OA+m↑OB)/(m-n) 《注: m>n のとき 線分ABのBの右側 m<n のとき 線分ABのAの左側》 です。 ↑OP=4↑OA+(-1)↑OB (=3{(4/3)↑OA-(1/3)↑OB}) =(4/3)・3↑OA-(1/3)・3↑OB と変形して、 3↑OA=↑OC、 3↑OB=↑OD となる点C、Dをとると、 ↑OP=(4/3)↑OC-(1/3)↑OD =(4↑OC-↑OD)/3 となり、点Pは、線分CDを 1:4 の比に外分する点になります。 ・・・・・(ア) (m=1、n=4 より m<n だから、Cの左側) また、例えば、 s+t=7 のとき、 7↑OA=↑OC、 7↑OB=↑OD となる点C、Dをとると、 Pは直線CD上にあります。 s=-5、t=12 (s=4, t=-1 のとき s>t でしたが、これは s<t です。 ) とすると、 同じように、式変形をして、 ↑OP=-5↑OA+12↑OB =7↑OA-12↑OA+12↑OB (イコール7だから、7↑OA をつくる) =7↑OA-12(↑OA-↑OB) =7↑OA-12↑BA =7↑OA+12↑AB となり、点Pは、 7↑OA=↑OC とおくと、 点Cを通り、ABに平行な直線上にあります。 ・・・・・(イ) (さらに、7↑OB=↑OD とおけば直線CDです) +12↑AB だから、 点Cから、向きが ↑AB と同じ向きに ABの12倍の大きさの距離にあることがわかります。 これを、内分・外分がわかるように変形すると、 ↑OP=-5↑OA+12↑OB =(-5/7)・7↑OA+(12/7)・7↑OB と変形して、 7↑OA=↑OC、 7↑OB=↑OD となる点C、Dをとると、 ↑OP=(-5/7)↑OC+(12/7)↑OD =(-5↑OC+12↑OD)/7 となり、点Pは、線分CDを 12:5 の比に外分する点になります。 (m=12、n=5 より m>n だから、Dの右側) と、いうように、《 必ず 》 式変形できます。 s+t=k (⇦ この式を見たときに、直線になる。と、すぐに気づくことです) の形であれば、 両辺を k で割って、 k↑OA=↑OC、 k7↑OB=↑OD となる点C、Dをとればよいのです。 1+1=2 のように、すぐに納得できればよいのですが、 なかなかそういうわけにはいかないですね。 言い方が悪いかもしれませんが、 教科書、参考書、問題集に載っている『 考え方 』だから、 昔の数学者が 『 発見した事実 』だから、 (もし、正しくなければ、間違っていれば、当然今使われないですね) それを、ありがたく、忠実に使えばよいのです。 そのうち、当たり前に思えるかもしれません。 また、 (ア)、(イ)のように 内分・外分の性質を使ってもよいと思います。
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- atkh404185
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ANO3.の訂正です。 となり、点Pは、線分CDを 12:5 の比に外分する点になります。 ・・・・・(イ) (m=12、n=5 より m>n だから、Dの右側) です。 (イ) の場所が間違えていました。
- atkh404185
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↑p=s↑a+t↑b の式ではなく、 ↑OP=s↑OA+t↑OB の式を使って、 ★ 点Pが、直線AB上にあるとき、 ↑OP=s↑OA+t↑OB ただし、s+t=1 ★ になるわけですね。 ↑OAの係数 《 s 》 と↑OBの係数 《 t 》 をたして 《 1 》 になるとき、 『 点Pが、直線AB上にある 』 と、いうことです。 ↑OP=○↑OA+□↑OB という式があるとき、 ○+□=1 であれば、点Pが直線AB上にあるわけです。 だから、 s+t=3 のとき、点Pが、『 ある直線上にある 』ことを示したいとき、 右辺を 《 1 》にしなければならないわけです。 だから、両辺を 「 3 」 で割ることになります。 両辺を 3 で割って、 s/3+t/3=1 となります。 このとき、 ↑OP=s↑OA+t↑OB も、それに合わせて式変形をします。 つまり、 s/3 と t/3 を使った式をつくります。 ↑OP=s↑OA+t↑OB =s/3・3↑OA+t/3・↑OB と変形し、ここで、 s/3=s'、t/3=t' とおくと =s'・3↑OA+s'・3↑OB さらに、 3↑OA=↑OC、 3↑OB=↑OD (← こちらの方が大事かも。) とおくと、 =s'↑OC+t'↑OD となります。 これで、 ↑OCの係数 《 s' 》 と↑ODの係数 《 t' 》 をたして 《 1 》 になったから、 点Pは直線CD上にあることがわかります。 では、この点CとDはどこにあるかいうと、 3↑OA=↑OC、 3↑OB=↑OD から、 線分OAを 3倍に拡大したものを線分OC、 線分OBを 3倍に拡大したものを線分OD としたときの点C、Dになります。 ○+□=△ のように、 等式のときは、点Pは直線上にある ことになります。 ○+□>△、○+□<△ のように、 不等式であれば、領域になります。 【問題】 △OABについて、↑OP=s↑OA+t↑OB のとき、 点Pの存在範囲を示せ。 ただし、 s+t=5 とする。 考え方) s+t=5 と等式だから、点Pはある直線上にある。 両辺を 5 で割って s/5+t/5=1 だから、 s/5 と t/5 をつくればよい。 解) ↑OP=s↑OA+t↑OB =s/5・5↑OA+y/5・5↑OB ここで、s/5=s'、 t/5=t'、5↑OA=↑OC、 5↑OB=↑OD とおくと、 ↑OP=s'↑OC+t'↑OD また、s+t=5 より s/5+t/5=1 s'+t'=1 したがって、 5↑OA=↑OC、 5↑OB=↑OD となる点C,Dをとると、 点Pは、線分CD上の点である。 のようになります。 なれるまで、大変だと思いますが・・・・・。
補足
回答ありがとうございます。 ★ 点Pが、直線AB上にあるとき、 ↑OP=s↑OA+t↑OB ただし、s+t=1 ★ という性質を使いたいため無理やり s+t=1という形に変形することはわかったのですが、 この問題はs=4, t=-1なども考えていいということになりますよね。 その場合、3で割ってs+t=1に変形できるの? と思ってしまうのですが... どのように考えればよろしいでしょうか?
- f272
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s+t=3であれば例えばs=3,t=0のときもs=0,t=3のときも成り立つよね。 言い換えるとOA'=3OAである点A'も,OB'=3OBである点B'もその図形上にあるのです。 とすれば,その図形は直線A'B'になりそうだと見当がつくでしょう。 OP=sOA+tOBでs+t=1ならば直線ABになるのだから, 直線A'B'になるときはOP=s'OA'+t'OB'でs'+t'=1です。 OA'=3OA,OB'=3OBなのだからOP=3s'OA+3t'OBでs'+t'=1です。 つまりOP=3s'OA+3t'OBで3s'+3t'=3です。 あらためて3s'=s,3t'=tとおけばOP=sOA+tOBでs+t=3です。 > なんで3で割るのか > なんでs',t'に置き換えるのか 自分が納得できるのなら,どんな風に考えてもいいですよ。 > このような場合、どのように考えればよろしいのでしょうか? 直交座標でO(0,0),A(1,0),B(0,1)となるような特別な場合で考えていればわかりやすい。 このときP(x,y)とすればOP=sOA+tOBからx=s,y=tだとわかるので簡単ですね。 s+t=1であればy=-x+1の直線だし,s+t=3であればy=-x+3の直線です。
補足
>s+t=3であれば例えばs=3,t=0のときもs=0,t=3のときも成り立つよね 確かに式に制限がかかっていないため、そのようなことが言えることはわかりますが、 そういう理解をすると S=4, t=-1なども考えていいということになりますよね。 その場合、どのように式変形をすればいいという疑問に到り なんで3で割るのか? ということにつながったのです。 そのため、納得ができるようにと言われましても この段階で納得がいかない状況に陥っています。 よろしくお願いします。
お礼
回答ありがとうございます。 atkh404185さんの答えていただいた方法をもとに s=4,t=-1のときの図を描いてみたところ 確かに直線CD上に点Pが存在しました。 atkh404185のおかげで、教科書の導き方がスマートな導き方だと改めて実感することができました。