- ベストアンサー
「のです」と「のではない」について
皆さん、こんにちは。 日本語を勉強している外国人です。 「のです」という連語の意味機能(原因・理由・根拠などの説明を強く述べる)はだいたい分かっていました。しかし、「のではない」という連語は良く分かりません。「のではない」は単純に「のです」の否定ですか。 もし宜しければ詳しく説明していただけませんか、よろしくお願いします。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
「~です」に対して「~のです」と言うとご存知のように対象を限定する意味を持たせることができます。「ラーメンを食べたい」と言うと、ラーメンを食べたいのか、あるいは他の物を食べても満足するのか、はっきり言っていません。「ラーメンを食べたいのです」と言う人はラーメン以外のものを食べないとはっきり言っています。「の」が言葉に現れることで、それ以外の物(気持ちや理由、事情)の存在が暗示され、否定されます。「の」を「と言う気持ち」「と言う事情」「という理由」などに置き換える事が出来ます。 「~ではない」と「~のではない」も同様です。「ラーメンを食べたくない」と言えば、ただラーメンを食べないことを求めていますが、「ラーメンを食べたいのではない」と言うと、ラーメンを食べること以外の何かが暗示され、それが肯定されることになります。「ラーメンを食べたいのではない。君に会いたいのだ」と言えば、ラーメンを食べる食べないが重要ではなく、ラーメン屋で相手に会うことが重要だとはっきり伝わります。「僕は賢くない」と言えば自分が馬鹿だと言う意味ですが、「僕が賢いのではない」と言う場合、自分が賢いのではなく、みんなが馬鹿なんだとはっきり言っているわけです。
その他の回答 (2)
- he-goshite-
- ベストアンサー率23% (189/802)
>。「のではない」は単純に「のです」の否定ですか。 とのご質問に 単純にお答えすれば, そのとおりです。 No.2の回答で 説明は尽くされている"のではないか"と思います。 ただし, 上の二つの表現は,意味で考えればそのとおりですが, 日本語文の「文体」としては異なる文体で表現されているので, この様に並べて比較するには注意が必要です。 「のではない」は普通体と呼ばれる文体であり,「のです」は丁寧体と呼ばれる文体で書かれています。 このことを意識した質問をするには, 「のではない」は,「のだ」の否定ですか? とか, 「のではありません」または「のじゃありません」は,「のです」の否定ですか? などと訊いてほしいです。 そうすれば,お答えとして 全くその通りです。 と書くことができるでしょう。
お礼
あけましておめでとう。 文体のニュアンスを詳しく教えてくれて本当にありがとうございました。勉強になりました。
- pigunosuke
- ベストアンサー率19% (1063/5529)
「のです」よりも「です」「なのです」と言う方が良いと思います 「のではない」も同じく、「ではない」「なのではない」ですね 「ではない」は「では無い」と書きまして 「無い」は否定を表す語です ですから、あなたの思っている使い方で 大体正解です 「違う」という言い方をする場合もありますね 同じ意味だけど言い方が違う言葉や、 同じ言い方だけど、違う意味 という日本語は沢山あります 自分より偉い人には、丁寧な言葉 自分と同格の人には、丁寧では無い言葉を使う場合が多いですが その他にも、様々な状況によって言葉を使い分けています 同じ言葉を使っていても、相手によっては無礼に思われてしまうので 少し難しいかもしれません
お礼
あけましておめでとう。 ご回答ありがとうございました。
お礼
私にとって難しいことをやさしく説明してくれてありがとうございました。 あけましておめでとう。