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'しゅうございますー>です'に変わった理由
私は日本語の勉強をしている外国人です。 'しゅうございますー>です'に変わった理由はなんですか? 文法的に詳しく説明してください。
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- garamond
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#6です。 もう少し附け加えると、 せっかく先人がカリ活用(補助活用)というものをこしらえて、形容詞に助動詞が附けられるように工夫したのに、それを十全に継承しなかったからです。 継承したのは「うれしかろう」「うれしかった」の未然形および連用形促音便だけです。 #6の回答に「うれしくあります」をあるはずだった形として書きましたが、カリ活用を全面的に継承していたら、 「うれしかります」の形になったはずです。 「うれしくあります」はそれを一段階前に戻した形です。 カリ活用はわずかに定型表現に残るのみです。 「背は高からず低からず」「彼らしからぬ行動だ」「心胆を寒からしめた」 「一言あってよかりそうなものだ」←これがもっと広く適用されていたらよかったのですが… 「得べかりし利益」←これは文字通り文語の混在です。 「楽しかるべき修学旅行が…」 「よかれと思ってしたことが」「幸多かれと祈る」 痛恨事です。
- garamond
- ベストアンサー率53% (1119/2111)
「うれしゅうございます」が「うれしいです」に変わったのではありません。 レベル0:うれしい レベル1:(うれしくあります)→うれしいです レベル2:うれしゅうございます 口語確立期に、レベル1「うれしくあります」が共通語として定着しませんでした。 ただし「うれしくはありますが、恥ずかしくもあります」のように副助詞が加えられるときには、レベル1が共通語として使えます。 また否定文では「あまりうれしくありません」が共通語として使えるので、「うれしくないです」の誤形が避けられます。 ひとり肯定の基本形のみ、レベル1が二昔前の兵隊さんの言葉ならともかく、一般の会話では使えません。 「うれしゅうございます」は正しい丁寧表現ですが、場合によってはおおげさに聞こえます。 そこで文法的には正しくない「うれしいです」が発生したのです。 日常会話では目をつぶるしかありませんが、文書では、形容詞をです・ます体の文末に置かない工夫が必要です。
- 1311tobi
- ベストアンサー率49% (84/169)
'しゅうございますー>です'に変わった理由。 この理由がわかるのは言葉の神様しかいないと思います。 〈形容詞+「です」〉は厳密に言えば誤用でしょう。「しゅうございます」が本来の言い方のはずです。 具体例をあげると以下のようになります。 うれしゅうございます←本来の形 うれしいです(「うれしかったです」も同様)←厳密には誤用 ただ、〈形容詞+「です」〉は昭和27年の段階で文化庁が許容しています。そのせいか、現代では辞書や文法書も許容しているようです。 外国人向けの日本語教育の教科書も〈形容詞+「です」〉を採用しています。 しかし、その一方で年配者などのなかには〈形容詞+「です」〉に抵抗を感じる人が多いようです。 個人的な語感で言うなら、「しゅうございます」は古く感じられるので使いません。おそらく世間で使われなくなったのもそのせいでしょう。下記の例のように、残ったものもあります。 ありがたい→ありがとう お早い→おはよう ただ、個人的には〈形容詞+「です」〉にも強い抵抗があります。 そのためいろいろ苦労をしています(泣)。 詳しくは下記をご参照ください。 【「形容詞+です」という言い方は正式な日本語ではありませんよね?では丁寧に言いたい場合は?】 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1256554757 さらに詳しくは下記をご参照ください。 【伝言板【板外編7】デス・マス体が書きにくいワケ1】 http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-277.html
- fujic-1990
- ベストアンサー率55% (4505/8062)
3番目の回答者です。 うっかり、現代の言葉で書いてしまいました。 江戸時代の医者が言った説明は、 『ふつうの階級の者は、「安いのです」 と言わず、「安うございます」と言うのです』 ではなくて、 『ふつうの階級の者は、「安いのです」 と申さず、「安うございます」と申します』 言わず→申さず、 言うのです→申します でした。 ほかにもうっかり間違えたところがあるかもしれません。想像でおぎなってください。
- fujic-1990
- ベストアンサー率55% (4505/8062)
外国人さんですね。 石川英輔(いしかわ えいすけ)という人がいます。 この人は、江戸時代の資料をたくさん調べて、本にまとめている人です。 この人が書いた「大江戸神仙伝 おおえどしんせんでん」という小説に、1822年ごろの設定で、江戸の町医者が現代人にむかって 「・・・ です」 だとか 「・・・ げす」 という言葉は、「ごく下賤の者」しか用いませぬ ふつうの階級の者は、「安いのです」 と言わず、「安うございます」と言うのです と説明するようすが書いてあります。 ※下賤(げせん) ※ごく下賤の者=とても身分・階級が低いもの つまり1822年ごろには、すでにどちらの用法もあったことになります。 それが、なぜ「・・・ です」という言い方で統一されたかという理由は、石川さんの本には出てきません。 いろいろな説明をする人がいますが、ある人は、 江戸時代末期から明治維新のころ、いろいろな地方から江戸に来た武士が、花街(はなまち、売春婦などがいた特別な町)に遊びに行き、げせんな者たち、つまり売春婦たちが使う「・・・ です」を、正しい用法だと思い込んで、自分の故郷(ふるさと)へ伝えたから全国に広まった。 と言っています。 つまり、文法的にそうなったのではありません。かんちがいが原因で広まったのです。 本当かどうかわかりませんけど、私にはいちばん本当らしく思えます。
- surumeika23
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「ございます」は「です」より丁寧な表現です。 おっしゃっているのは、「かなしゅうございます」や「よろしゅうございます」の類ですね。 ウ音便といいます。 あとに「ございます」が続く場合に、形容詞の連用形の語尾がウ音便に変わるのです。 ex. かなしく→かなしう、よろしく→よろしう これを、より実際の発音に近い形で表記すると かなしゅう(ございます)、よろしゅう(ございます) になります。
- nananotanu
- ベストアンサー率31% (714/2263)
変わった、の意味が解りません。 時代の変化と共に、ということなのか、質問者様がどこかでそう直されててしまったのか。。。。はたまた全く別のこと?