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ボード線図の読み方
制御工学のボード線図でdb/decが登場しますが,意味はなんとなく分かるものの使い方が分かりません. 例えば微分要素のゲイン線図は1[rad/s]で0[db]を通る傾き20[db/dec]の直線になると思います.これが10[rad/s]の時は20[db]だというのは分かるのですが,2[rad/s]の時のゲイン[db]はどう求めたら良いのでしょうか? 何となく20log10(2)=20*0.3=6[db]かなと思っているのですがこれで正しいでしょうか?正しい場合は理由も教えて頂けると嬉しいです. よろしくお願いします.
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回答NO.1、2です。たびたびすみません、大変な勘違いをしてました。ご質問は微分なのに積分と勘違いして説明してました。 微分と言うことで下記のように訂正いたします。 記 まず、計算は正しいです。 微分要素の伝達関数T(jω)は T(jω)=jω (1) と表されます。このゲインは式(1)の絶対値ですので |T(jω)|=|jω|=ω (2) となります。ボード線図では対数ゲインGLはデシベル[dB]で表しますのでゲインの絶対値(式(2))の対数をとって以下のようにデシベルに変換します。 GL=20log|T(jω)|=20log(ω)[dB] (3) となります。 この対数ゲインGLの式(3)でωを1[rad/s]、2[rad/s]、101[rad/s]に対してそれぞれ求めると ω=1[rad/s]: GL=20log(1) =0 [dB] ω=2[rad/s]: GL=20log(2) =20*0.3=6 [dB] ω=10[rad/s]: GL=20log(10)=20*1 =20 [dB] というふうに計算します。
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- xpopo
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回答NO.1です。すみません、式や文章に間違いがありましたので下記のように訂正いたします。 記 まず、計算は値は正しいですが符号はマイナスです。→ -6[dB] が正しい。 微分要素の伝達関数T(jω)は T(jω)=1/(jω) (1) と表されます。このゲインは式(1)の絶対値ですので |T(jω)|=|1/(jω)|=1/ω (2) となります。ボード線図では対数ゲインGLはデシベル[dB]で表しますのでゲインの絶対値(式(2))の対数をとって以下のようにデシベルに変換します。 GL=20log|T(jω)|=-20log(ω)[dB] (3) となります。 この対数ゲインGLの式(3)でωを1[rad/s]、2[rad/s]、101[rad/s]に対してそれぞれ求めると ω=1[rad/s]: GL=-20log(1)=0 [dB] ω=2[rad/s]: GL=-20log(2)=-20*0.3=-6 [dB] ω=10[rad/s]: GL=-20log(10)=-20*1=-20 [dB] というふうに計算します。
- xpopo
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今日は。 まず、計算は値は正しいですが符号はマイナスです。→ -6[dB] が正しい。 微分要素の伝達関数T(jω)は T(jω)=1/(jω) (1) と表されます。このゲインは式(2)の絶対値ですので |(jω)|=|1/(jω)|=1/ω (2) となります。ボード線図では対数ゲインGLはデシベル[dB]で表しますのでゲインの絶対値(式(2))の対数をとって GL=20log|(jω)|=-20log(ω)[dB] (3) となります。 この対数ゲインGLの式(3)でωを1[rad/s]、2[rad/s]、101[rad/s]に対してそれぞれ求めると ω=1[rad/s]: GL=-20log(1)=0 [dB] ω=2[rad/s]: GL=-20log(2)=-20*0.3=-6 [dB] ω=10[rad/s]: GL=-20log(10)=-20*1=-20 [dB] というふうに計算します。
お礼
回答ありがとうございます.使い方が合っていて安心しました. ところで微分要素の伝達関数はsだと思うのですが,なぜ式2で1/(jω)としているのでしょうか.
お礼
何度も回答ありがとうございます. すべてすっきり理解する事ができました.