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初等超越関数

exp(-x^2)の不定積分や、cos x = hx の解が初等関数で表わせないことが  金子晃:数理系のための基礎と応用微分積分 II   サイエンス社 (2001) の第8章付録で証明されています。ところでこの中に 補題10:αが無理数の時、x^αは第2位の初等超越関数 というのがあるのですが、これはどうしてでしょうか。

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noname#108554
noname#108554
回答No.3

もちろんα=1のときは定義から第0位です。 岩波>有限個の複素変数の代数関数を第0級初等関数 ということは、要するに第0級=多項式ですから。 しかし、今はαが無理数のときを 話題にしているので、第2位ですね?

grothendieck
質問者

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ご回答ありがとうございます。αが有理数でも無理数でもx^α=exp(αlog x)は成り立つが、αが有理数のときはx^αのままで代数関数であるのに対し、αが無理数のときは代数関数にexpまたはlogが0回以上作用した形に書こうとすればexpまたはlogが少なくとも二つ必要なので第2位の超越関数ということだと思います。

その他の回答 (2)

noname#108554
noname#108554
回答No.2

「数理系のための基礎と応用微分積分 II」を 図書館で探して、なかったので、いまいち分かりませんが、 「補題」とあるところからして、 著者の目的にとってはαが無理数のときを示せば十分で 非整数という言い方を使いたくなかったのでしょうか? >αが無理数であることと第2位の超越関数であることとは >どの様に関係しているのでしょうか。 αが無理数⇒exp(αlog(z))は第2位は成り立つが、 逆は成り立たないと。反例:α=1 同値命題にしたいなら、 αは非負整数でないとき⇔exp(αlog(z))は第2位 でしょう。 やっぱり、「非負整数でないとき」なんて表現を 嫌っただけのような気がしますね。

grothendieck
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。αが1であっても  x^α = exp(αlog(x)) は成り立ちますからこの式からx^αが第2位の超越関数であるというのは誤りではないでしょうか。

noname#108554
noname#108554
回答No.1

岩波の数学辞典第3版「初等関数」の項にはこうあります。 J.Liouvilleは初等関数を次のように定義した。有限個の複素変数の代数関数を第0級初等関数、e^zとlog(z)を第1級初等関数、両者をあわせて、たかだか第1級初等関数と呼ぶ。帰納的に・・・(中略)・・・たかだか第n級初等関数であって、たかだか第(n-1)級初等関数でないものを、第n級初等関数と呼ぶ。 >第2位の初等超越関数 とありますが、これが「級」のことだとすれば、 x^α=exp(αlog(x))なので、第2位です。

grothendieck
質問者

お礼

御回答ありがとうございます。αが無理数でなくても  x^α=exp(αlog(x)) と表わせると思いますが、αが無理数であることと第2位の超越関数であることとはどの様に関係しているのでしょうか。

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