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単一の状態も「全て」といえるか
「全部」という言葉は、しばし、複数の状態の対象となりますが、 単数の状態でみた場合も「全部」といえますか? 単一の、それ自体をすべて表わすという意味で、「全部」という表現は間違いでしょうか?
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#4です。 1. >辞書では「全部」「全体」「全て」がひとつの意味としてこれらがくくられていますが、ご回答者様は異なるとの考えですが、もう少し詳しくご説明いただけると助かります。 : そうですね、なかなか微妙な問題だとは思います。 辞書によると、「全部」は、 1 ある物事のすべて。みな。全体。「―の人がそろう」「―が―よいとは限らない」「仕事が―終わる」⇔一部。 と解説されています。 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/127421/m0u/%E5%85%A8%E9%83%A8/ 「全部」は、「全て」という意味にも「全体」という意味にもなる、ということなのでしょう。 ただ、辞書に挙がっている例文の「全部」を「全て」に置き換えることはできても、「全体」と置き換えることはできません。 この意味で、「全て」と「全体」は意味が異なると考えるのが妥当だと思います。 また、「全部」は「全て」という意味で使われる場合が多いでしょう。 「全部」と「全体」の使い分けについて、下記類語辞書には、 【1】「全体」は、もとは体全部の意味。一つ一つの物をすべてまとめて、大きな一つのかたまりとしてとらえたもの。 【2】「全部」は、一つ一つの物を生かしたまま、それらの物の寄せ集めとしてとらえたもの。 という解説が記されています。 これは、かなりわかりやすい違いの説明だと思います。 ただし、全部は全体という意味で使うこともできる。 さらに、反対語は、全体⇔部分 全部⇔一部 となっています。 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/thsrs/13846/m0u/ 2. >料理の例は「食卓に並んでいるもの」という「全体像」、イメージとしては「ひとつ」としてよいとは思いますが、いかがでしょう? : そう思います。前回、『一方、「食卓に並んでいるもの」と一括りで捉えて言っているのであれば、単数になるでしょう。』と述べたとおりです。 3. >「全部という状態は通常、複数を指すが、単数も指す。 同様、一部は全部の範疇であるから、複数も単数も一部を指す。」 : 個人的には、次のようにまとめたいですね。 全部は通常、全てという意味で複数を指す場合がほとんどである。 ただ、全体という意味で単数を指すこともできる。 シチュエーション次第で使い分けられる。
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- hakobulu
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#2です。 >結論として、単一も(全体・一部)とよんでもよいということですね。 >「一部」は「全部」のひとつの要素ですが、単数が全部とみなしてもよいのですから、「一部」とみなしてもよいのでしょうか? : たとえば、「食卓に並んだものを、一人で全部、食べてしまった」という場合について考えてみます。 「食卓に並んだもの」が、まぐろの刺身・餃子・サラダ・果物・ヨーグルト・納豆・ステーキなど、ひとつひとつの料理を意図している場合は「複数」という認識で言っていることになります。 一方、「食卓に並んでいるもの」と一括りで捉えて言っているのであれば、単数になるでしょう。 前回の例で言えば、「複数の象」という意味で「全部の象」と言うこともできるし、「ある一頭の象のすべての部分の皮膚」という意味で「全部の皮膚」と言うこともできます。 「全部の皮膚」というのは、あくまで単数の象を覆う一枚の(単数の)皮膚全体を指しています。 「全て」と「全体」の意味は異なりますが、「全部」という表現は、その両方を意味することができる、ということです。 具体的な例文を挙げていただければ、どのような点に疑問をお持ちなのか、ご質問の意図が明確になるかと思われます。
お礼
まとめると 「全部という状態は通常、複数を指すが、単数も指す。 同様、一部は全部の範疇であるから、複数も単数も一部を指す。」 ということでよいと思われますか?
補足
補足回答ありがとうございます。 複数の状態を全部と表わす例について、像の例は分かりますが、食卓の例については分かりません。 なぜならば、食卓の料理は一つ一つが違うものですが、像は皮膚ということでの同一性があるという違いです。 料理の例は「食卓に並んでいるもの」という「全体像」、イメージとしては「ひとつ」としてよいとは思いますが、いかがでしょう? もうひとつ。 >「全て」と「全体」の意味は異なりますが、「全部」という表現は、その両方を意味することができる について、辞書では「全部」「全体」「全て」がひとつの意味としてこれらがくくられていますが、ご回答者様は異なるとの考えですが、もう少し詳しくご説明いただけると助かります。
- bgm38489
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全部とは、どのネット辞書にも「ある物事のすべて。みな。全体」「 一そろいになる書物の、すべて。全冊」とあるが、全体を単数的にとらえることはないようですね。例えば、「人間は考える葦だ」というのと、「全部の人間は考える葦だ」。前者は「人間というもの」を単数で扱ってるのに対し、後者は明らかに複数で扱っていますね。
お礼
参考になります。 結論として、単一も(全体・一部)とよんでもよいということですね。
補足
補足質問です。 「一部」は「全部」のひとつの要素ですが、単数が全部とみなしてもよいのですから、「一部」とみなしてもよいのでしょうか?
- hakobulu
- ベストアンサー率46% (1655/3578)
「全部」には、「ある物事のすべて」という意味の他に「全体」という意味もあります。 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/127421/m1u/%E5%85%A8%E9%83%A8/ ・ライオンは全部、肉食獣である。→ライオン(複数)のすべて。 ・象は体全部が厚い皮膚で覆われている。→ある一頭の象の体(単数)全体。
お礼
参考になります。 結論として、単一も(全体・一部)とよんでもよいということですね。
補足
補足質問です。 「一部」は「全部」のひとつの要素ですが、単数が全部とみなしてもよいのですから、「一部」とみなしてもよいのでしょうか?
- maiko0318
- ベストアンサー率21% (1483/6969)
1つしかなければそれが全部です。 北海道にある都道府県を<全部>答えよ。 →北海道。
お礼
参考になります。 結論として、単一も(全体・一部)とよんでもよいということですね。
補足
補足質問です。 「一部」は「全部」のひとつの要素ですが、単数が全部とみなしてもよいのですから、「一部」とみなしてもよいのでしょうか?
お礼
なるほど。同じような意味でも微妙に違うのですね。辞書もこのように詳細であってほしいものです。 ・全体⇒単数⇒「体全部の意味」という意味⇒例)一頭の象の体(単数) ・全部(全て)⇒複数⇒「寄せ集め」という意味⇒例)食卓の料理(複数) こう整理して理解しました。(違っていたらご指摘ください)