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「全て」という言葉の用法について
日本語の質問です。 「全て」という言葉について質問なのですが、 これは複数あるものに対してのみ使用出来る言葉ですか? 単数のものに対して「全て」という事は出来ますか? 例えば 「~~を全て持っている」 とした場合、~~の部分は複数有るものになるのでしょうか? つまり、持っているのは二つ以上という意味になりますか? 宜しくお願いします。 m(__)m
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>これは複数あるものに対してのみ使用出来る言葉ですか? 基本的にはそう考えていいです。話し手が1つしか無いとわかっている、あるいは共通認識としてそう知られているのであれば、「全て持っている」とは普通は言いません。 誤用例: 「私が持っているただ一本のペンを全て捨てた。」 「地球は全て、太陽を回っている」 ・・・こういう使い方は基本的にあり得ません。 ただし、対象が1つのものであっても、その中にある要素・要因を複数と捉えて「全て」を使うことはあり得ます。 例: 「あなたが全て欲しい」 ・・・「あなたの中にある要素の全て」つまり「あなたそのものが欲しい」という意。 「容疑者の家は全て調べました。」 ・・・「家にある全ての要素(場所)を調べた」という意。 この用法も単数について述べているように見えても結局は「複数あるもの」について述べているということですね。