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「不協和音」という概念は普遍的ですか?
それとも西洋でしか通用しない概念なのでしょうか?つまり、恣意的な概念なのか、科学の認識に基づいた概念なのでしょうか?倍音とか基音とか、ちょっと難しい。
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理論(この場合は西洋音楽)を作り上げて行く時に、一応色々「定義」をしなければいけません。 (例えば、ド~レを長2度、ミ~ファを短2度・・・これを音程といいますが・・・など) 五線紙上ド~レを2度、ド~ミを3度、ド~ファを4度の様・・・以下同様の数え方をします。(♯や♭が付いていても○○度の数字の数え方は変わりません。 ただ、同じ2度でも「長」と「短」では音と音との間隔が違いますね?また、「長」と「短」の他に「増」「減」と言うのも有ります。これらの内、2,7度を「不協和音程と言います。(この他に増、減が頭に付く音程を言う場合もあります。)また4度、5度を不完全協和音程・・・(ナンチユーネーミング!!!専門家はこんなことまで覚えさせられる!!! 和音の中にこれ等の音程を含むものがあると「不協和音」と定義されています、・・・がしかし! 音楽に「不協和音」がなかったら、「H2O」(純粋の水・・・私は飲んだこと無いですが大変マズイそうですね!)のように、とても味気ない退屈な音楽になってしまいます。クラシック音楽にも、特にジャズなどは全部の和音が「不協和音」で成り立っていると言ってもいいのです。これらの「不協和音」は音楽のスパイス、調味料として絶対不可欠なのです。 現代では美しい「不協和音(?)を」探す旅でもあります。 これらは、理論の組み立て上とりあえず「仕分け」したコトバなのです。「不協和音は絶対うつくしい!」 理論的なことは楽器屋さんで「楽典」という本を買ってよんでみてください、但し一番安いので充分!!!
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- terra5
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>ところで「Aに馴染む」とは主観ですか、科学的に「馴染む」ですか? では言い直します。 倍音列に共通な物が多い順に、A,...。 例として音を単純な波形,例えば鋸歯状波を出して, 周波数成分を計算すれば,数式で示せるかも知れませんが、私には面倒すぎてできません(^^;; ただ、それでも最終的には聴感上どうこうという話にはなると思いますし, 協和音はともかく不協和音を一部とはいえ好んで使う理由は感覚上の話になると思いますが。
- postro
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#1の方と同様、ご質問の意味が十分理解できておりませんが、私見です。 もともと人間の感覚で「不協」又は「協」と感じたものを科学的に分析(ちょっと大げさすぎる表現ですが) してみたら、周波数の比率に説明できる関係が見いだせた。 ということだと思います。 先ず何か事象があって、それをあとから科学的に裏付けることは、ごく一般的に行われていることで、この不協和音の問題もこれと同様かと思います。 恣意的か科学的かどちらか一方に分類する事に無理があるし、分類してもあまり意味がないように思います。 余分なことですが「純正調」は恣意的か科学的か?という問いかけも同様かもしれません。
- terra5
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ちょっと質問の意味がうまく取れませんが、 絶対的な物ではないとは思います。 邦楽(日本古来の音楽)では、そもそも和音という概念が無いでしょう。 同時に違った音を出すというのはあるでしょうが、 西洋音楽(?)でいう和音とは違う物でしょう。 また、西洋音楽(?)でも、不協和音というのは歴史的に変化していたと思います。 確か、長3度音程なんかは不協和音だった頃もあったような。 和音自体の科学的な説明は、ある程度は基音、倍音で説明できると思います。 まず、ある音程の音は複数の音程の集まりであること。 その音は元の音である基音と、その整数倍の周波数の音である倍音でできている。 で、だいたい高い音ほどふくまれる割合が少ない。 具体的にはA=110Hzの場合、 第2倍音が220Hzのオクターブ上のAの音、 第3倍音が330Hzの1オクターブ上のEの音、 第4倍音が440Hzの2オクターブ上のAの音、 第5倍音が550Hzの2オクターブ上のC#の音、 第6倍音が660Hzの2オクターブ上のEの音、 第7倍音が770Hzの2オクターブ上のGの音、 第8倍音が880Hzの3オクターブ上のAの音、 ... という感じになります。 これからAによく馴染む音は順番にA,E,C#,G,..となります。 最も馴染む三つの音をとるとコード名AのA,C#,Eができ、 四つの音をとるとコード名A7ができます。
補足
ご親切な回答をありがとうございます。 ところで「Aに馴染む」とは主観ですか、科学的に「馴染む」ですか?
お礼
あんたは超一流の不協和音だぁーっ!