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低音の基音。

パイプオルガンの16hz、ピアノの最低音の27hz、5弦ベースの最低音の32hz・・・。 これらのような低音の基音って耳で感じるくらいの大きさで収録されているものでしょうか。 それとも倍音の方が大きく収録されているのでしょうか。 スピーカーやサブウーハーに20Hzのテストトーンをながして、 その超低音が再生されたからといって音楽再生で「基音」まで 綺麗に再生できるのかも疑問です。 「基音」は、ほぼ「振動」とか「うねり」のように聴こえる気がします。 超低音の基音の再生なんて可能なんでしょうか?

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  • John_Papa
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回答No.3

こんにちは。 『これらのような低音の基音って耳で感じるくらいの大きさで収録されているものでしょうか。 それとも倍音の方が大きく収録されているのでしょうか。』 フィルター掛けてない録音を調べてみると、物理的にはだいたい等音量ですね。でも人間の聴感はラウドネス特性ですので、重低音の方が聞こえにくい筈です。 また、音楽とは関連性の薄い動きをしますですので、これはホールのルームアコースティック、いわゆる箱鳴りに当たるでしょう。あるいは空調の起こす乱気流を拾ったのかな? 西日本の人なら60Hz、東日本の人なら50Hzの低音を音楽の切れ間に体験してるかも知れません。俗に言うハム音ですね。 それ以下の低周波はおおよそが持続性の音です。周期が遅く1波長までに時間が掛かりますし、短い時間で区切るとバースト波やパルス波に近いものとなり、成分が全音域に散らばる歪み波という事になるでしょう。楽器として鳴り始めるにも相応の時間を要します。 また、楽譜に記載(記譜)可能な低音を周波数に直すと64Hzです。音楽としての基音はこれより上の範囲です。 しかし、記載より1オクターブ低い実音で演奏するように指定された楽器があり、それがコントラバスです。それを電気化したエレクトリックベースも同じです。通常は4度調弦で4本弦ですが、4本弦ではオーケストラにおいてチェロ(5度調弦で4本弦)の譜のオクターブ下を演奏することができませんので、その場合だけ5弦を使います。 5弦ベースのソロで作曲することも可能でしょうけど、そのような特殊楽曲はあるかもしれませんが私は知りません。 したがって、コントラバスが32Hzの音を出しているときは、常にチェロも64Hzの音を出していることになります。 オルガンの場合は、楽譜通りの実音が出せる一番長いパイプがおよそ8フィート(現在の音域とは違うようです)だった為、実音パイプの系列を8フィート、オクターブ上を4フィート、3倍音は2・2/3(奇数倍音を総じて分数系列)と呼びます。オクターブ下に16フィート、さらにその下に32フィートが加えられました。32フィートはバッハの時代ではなく、もっともパイプオルガンが華やかだったロマン派の時代特にフランスに於いてサンサーンスなどが活躍した時代です。使用(系列の組み合わせ)は奏者に委ねられます。 ピアノの場合も、最高鍵盤で演奏する曲はありますが最低鍵盤を演奏するというのは記憶にありません。通常88鍵ありますが、76鍵あればほとんどのピアノ曲が演奏可能だと聞いたことがあります。ベーゼンドルファーでは88鍵の下に更に鍵盤(拍子木に隠されている)があります。これらの鍵盤は中音域に共鳴するドローン弦の役目です。演奏されることのないドローン弦は古楽器や民族楽器などにも見られます。 したがって、音楽としては有っても無くても構わない音、ということになりますか。 有れば、雰囲気作りに役立つ、サブリミナル的な意味合いを持つと思います。 なお、アナログレコードの時代にはトラックの物理的影響を排除する為に、50Hz以下はフィルターするのが一般的でした。 音楽の中で、人の声の表現力などに注目する場合、無い方が良い音域でもあります。 オーディオマニア用に特に普段使われない重低音を使って演奏した録音が発売された事があったと記憶してます。言ってみれば格付け音源ということになりますか。 特別な演奏。特別な用途・特別なジャンル以外では、あまり必要性が無いのではないでしょうか? 普通に重低音が・・・という人たち向けには60Hz~120Hzあたり(裏技として120Hz~240Hzあたり)を細工すれば、大抵は満足されますから。

kyabetu-sishou
質問者

お礼

回答ありがとうございます。

kyabetu-sishou
質問者

補足

低音カットされていなければ、 同じだけの量が録音されているものなんですね。 初めてしりました。 でも、人間の耳では感じにくいっということなんですね。 音楽とは関連性が薄い、ホールのルームアコースティック・・・。 そうなんですね。 パイプオルガンとピアノの演奏の内容はとてもためになりました。 実際にそこまで低い鍵盤を使用したピアノの演奏はあるかもしれないけど、 滅多にないっということなんですね。 サンサーンスはよく聞きますね。っといかパイプオルガンの再生の話になれば、このサンサーンス以外でてこない気がします。 なので16Hzの再生音なんて滅多に入っていないですね。 音楽としてはあってもなくても構わない音。 なるほどです・・・。 歌ものなどは、超低音はむしろない方がよい帯域なのですね。 >普通に重低音が・・っという人たち向けには60~120Hzあたり~ 最後のこの文章がものすごく納得でございます。 私もそう思います。 >特別な演奏。特別な用途・特別なジャンル以外では、あまり必要性がない。 一般的な音楽では、超低音の再生はあまり意識しなくていいんですね。 そのような音源は、オーディオシステムの能力チェックにはいいかもしれないですね。

その他の回答 (4)

  • A88No8
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回答No.5

こんにちは  #2の補足コメントへのお返事です。 >高城重躬さんは名前は知っていますが、 >そんな大掛かりなシステムをくんでいたのですね。  音楽一家に生まれご自身でピアノをお弾きになり自宅にスタンウェイのフルコンサートを購入して設置したぐらいですから自分の演奏を第三者として忠実に聴きたいという音楽家的な欲求にご自分の能力を発揮して素直に突き進んだ純粋な方と感じました(^^; >家と一体化したシステムって・・・すごいですね。 : 中略 : >結局、パイプオルガンの再生はできたのか気になります。  出来たのです。  他の方の回答にもありますが32フィートの低音を出すためのホーンスピーカーを設計し設置されたのですから。  最低音用のコンクリート製ホーンスピーカーの長さはリスニングルームに開口部を向けて反対側のドライバ端は2階の天井裏にはみ出し屋根裏ぎりぎりだったと書いてありました(32feet≒10m)。  スピーカーシステムはマルチ4チャンネルのホーンシステムで理想に近い音を求めて当時入手できた最も軽くて剛性の取れる材料で(チタンか何か)ダイヤフラムで作った(後藤さんに作って貰ったと書いてあります)ホーンドライバーを取り換えていたようです。 >コオロギや雷の音を録音したとしても、マイクや録音機やスピーカーの個性があると思いますが、そこまでして音作りをするのはすごいと思います。  4ホーンスピーカーシステムのバランスを取るためにリファレンスがどうしても必要だったが、売られている音源はハイファイではなくレコード芸術だったし(今もですけど)、録音機メーカー製ではコオロギや雷などの自然音がまともに記録できなかったため回路から検討して回路図を引いて改造したそうです。  改造したマイクと録音機で記録した音をそのメーカーの技術者に聴かせたら腰を抜かしたというような自慢話が書いてありました(^^;  徹底ぶりが凄すぎまする…(-_-;)

kyabetu-sishou
質問者

お礼

再度回答していただきありがとうございます。

kyabetu-sishou
質問者

補足

16hzの再生をするために10mの巨大ホーンを使用していたんですか。 やっぱりそれくらいのシステムになりますよね。 しかもチタンダイヤフラムを使用していたんですね。 紙のユニットを大きく前後させて鳴らす超低音とは 全く違う音なのでしょうね。 録音機は改造したものだったんですね。

回答No.4

スピーカーの出力曲線と人が感じる等ラウドネス曲線で表される感度との重ね合わせになるので、一般的な回答は難しいかもしれません。 ご自身のシステムなら、PCで周波数をどんどん下げる(上げる)スイープを流せば、おおよそは見当つくと思います。 私のシステム&耳では30Hzあたりが限界で、これより下だと聞こえなくはないけど他の音と混じると聞き分け出来ないだろうなと思うほど小さくなりました。

kyabetu-sishou
質問者

お礼

回答ありがとうございます。

kyabetu-sishou
質問者

補足

私の大きなスピーカーもサブのフルレンジも低音は同じ50hzまでが限界です。 40hzでもなってはいますが相当小さい音です。 これでも低音に不満をもったことはないです。 我が家のシステムでは、密閉型スピーカーのウーハーをサブーハーとして使用していますが、それをプラスすれば30hzまでは結構な音量で再生できますが、実際にはベースの最低音の40hzあたりまでが音程を伴う音の限界だと思います。 それ以下は音程もなにも伴わないただの雑音として鳴っているように感じます。

  • A88No8
  • ベストアンサー率52% (836/1606)
回答No.2

こんにちは >「基音」は、ほぼ「振動」とか「うねり」のように聴こえる気がします。 >超低音の基音の再生なんて可能なんでしょうか?  故人ですけどオーディオ評論家の高城重躬(たかじょうしげみ)さんが共同通信社から出版した「音の遍歴」(1974年)を読んでハイファイオーディオってここまで追い込むんだ!って思いました。  詳しいことは省きますけどパイプオルガンの最低音を再生する目標にスピーカーシステムを設計され実現されてましたよ(^^;  テストには、コオロギや雷鳴などの自然音を使われていたようです(自分で録音した元音と違うところを発見するととことん追求されたみたいです)。  一度は聴いてみたいと思ったのですが、現在は家と一体化したスピーカーシステムは取り壊されてしまっているので不可能とのことです。  ご本人の来歴は、参考URLで大体わかります。  σ(^^;が読んだ本は、book-offで¥108で売ってました。  心の師匠のお一人ですが、ここまで徹底してオーディオにのめり込みたくはないです(^^;  σ(^^;普通の人なので(^_^ゞ

参考URL:
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/高城重躬
kyabetu-sishou
質問者

お礼

回答ありがとうございます。

kyabetu-sishou
質問者

補足

高城重躬さんは名前は知っていますが、 そんな大掛かりなシステムをくんでいたのですね。 家と一体化したシステムって・・・すごいですね。 高城さんの古い写真をみると、日常生活を犠牲にして オーディオとピアノに打ち込んでいるようにも感じます。 そこまでのめり込めるのはすごいと思います。 結局、パイプオルガンの再生はできたのか気になります。 コオロギや雷の音を録音したとしても、マイクや録音機やスピーカーの個性があると思いますが、そこまでして音作りをするのはすごいと思います。

回答No.1

はじめまして♪ 有る程度以上の持続時間があれば、スピーカーでの再現は出来やすい(という可能性) 最低域の「基音」が再現出来る場合と、再現出来なく倍音列で聞いて脳内補完では、確実に違いが在るのですが、この違いを「体感」的にどのように思うかは人それぞれでしょう。 そして、こういう帯域の「基音」 『「基音」は、ほぼ「振動」とか「うねり」のように聴こえる気がします。』 おっしゃる通りで、「耳だけで聴く」音では無く、体全体で感じ取る「体感」と言うべき範囲だと思います。 耳で感じる「振動」、体で感じる「振動」。耳で感じる「うねり」、体で感じる「うねり」 コンマ数秒以上の持続音なら、おそらく多くの人も感じるハズだと思いますが、コンマ数秒以下の部分は、なかなかスピーカーで再現するのは難しい。。。 有る程度大きなホールで、スピーカー再生では無い生楽器のコンサートを体感し、この部分に気がつくと、、、、、 私は、こういう感覚を「心地よいそよ風のような感覚で、それでいて内蔵を鷲掴みにして揺さぶられる様な、重苦しく無い、軽くて爽やかな最低域」と言う意味で、何時からかなぁ、、「軽低音」と。 (発端は単純。だれもが「重低音」って言うから、反対語は? って。笑) 小学4年の頃に「スピーカ」に興味を持って(最初は、なぜ同じスピーカーから色んな違う人の声や、いろんな違う楽器の音が一緒に出るんだろ?って。)、その後大人に成った今、あれからウン十年?!(爆笑)、今でも「スピーカー工作」を趣味の一つとしています。 なかなか、瞬発的な、瞬間的な「本物の最低音」が納得出来るスピーカーって、難しいと思っています。

kyabetu-sishou
質問者

お礼

回答ありがとうございます。

kyabetu-sishou
質問者

補足

経験をしていないとわからないものなのかもしれないですね。 私はパイプオルガンの音は聴いたことがないので、 おそらく収録されていて、それをちゃんと再生できても 私はわからないですね。 持続音なら基音でもわかりやすいんですね。 一瞬の音ならなかなか再生するのは難しそうですね。 ホールで聴くような心地よい最低音(軽低音)の再生は厳しいですよね。 確かに圧迫感のない低音の再生って家庭でしたことがないです。 サブウーハーを使用してもそんな低音きいたことがないですし・・・。 ホールだからでるのかもしれないですね。

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