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管楽器の倍音成分
管楽器の倍音成分 管楽器の音色には心が癒される深みがありますね。 これは音に倍音成分が多く含まれていることが理由の一つだと思います。 自分で管楽器を鳴らしてみると、歌口で機械的に振動している周波数は、楽器として鳴っている基音の2倍周波数ではないかと思うのですがいかがなのでしょうか。錯覚でしょうか。
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倍音成分の分布、だと思います。 スペクトラムアナライザで分析してみるとよくわかりますが、 音色=各倍音成分の強さの違い=倍音成分の分布になります。 以下、ややこしくなるので、さくっとフィーリングでながしてください。 歌口で振動しているのは、 パルス波というか、 「共鳴させるきっかけとなる波」です。 これを突き詰めると、 通常の共鳴して出ている波と異なる、 パルス波になります。 これが、共鳴管・共鳴胴で共鳴し、 一つの音(定常波)として出てきます。 パルス波は、"成分で言うなら"、実にいろんな成分をもっていますので、 それを元に、管・胴・弦で定常波となり、そこに、パルス波由来のいろんな成分が混ざり、 1倍音だけでなく、n倍音という、高次倍音成分がはいります。 これは、すべての楽器の発音機構に当てはまります。 さて、 >歌口で機械的に振動している周波数は、楽器として鳴っている基音の2倍周波数ではないかと思うのですがいかがなのでしょうか。 ですが、 そんなことはありません。 二倍周波数だけが歌口でなってたら、 一倍音(=基音)+2倍音だけの単調な音になります。 そうではなくて、 いろんな成分(倍音だけじゃない)を含む、「一つの音程として聞こえる前の段階の波」が、歌口で生まれ、 管を通して、 いろんな倍音成分を含む「一つの音程となって聞こえる音」になります。 参考URLに、ピアノの音色はタッチで変わるか、という興味深い本のURLを載せました。 これは、いろんな楽器について、音の出る仕組みから、音の変わる仕組みを考えている本です。 決して難しくない本なので、よかったらごらんください。
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- A88No8
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こんにちは >自分で管楽器を鳴らしてみると、歌口で機械的に振動している周波数は、楽器として鳴っている基音の2倍周波数ではないかと思うのですがいかがなのでしょうか。錯覚でしょうか。 質問者さんが体験した楽器が金管楽器なのか木管楽器なのか判らないのですが、それは「マウスピースを鳴らしながら楽器にマウスピースを付けたら音程が低くなった」ことを指していますか? であれば、楽器の構造によるので基音の2倍周波数かどうかは楽器の種類やメーカー&モデル名が何かを伏せてある質問内容からは判りません。 楽器によっては偶然2倍周波数(=オクターブ上の音程)かもしれませんし、あるいは気のせいかもしれませんね(^.^;
お礼
回答ありがとうございます。 私が吹いた楽器は、リコーダ、ケーナ、フルート、オカリナです。口笛のように歌口が後にある物とは違うと感じるんですね。 これらの楽器は、の周波数成分は、基音の1 2 3 4 倍が含まれると思うのですが、管の中で共鳴してできあがっている楽器全体の基音は、歌口で機械的に鳴っている音の1/2周波数に聞こえてしまうのです。 つまり、逆に言うと共鳴部分で2 3 4・・倍音が作られるのは解りますが、歌口の1/2周波数がもっともよく鳴っているのではないかと感じるわけです。 歌口だけでも倍音が出ている可能性があるので非常に微妙だとはおもうのですが・・・
お礼
回答ありがとうございます。 歌口はパルス波なんですか。ということは、既に相当の倍音成分を含んでいる訳ですね。 私には、共鳴管で共鳴した定常波が、歌口のオクターブ下に聞こえるような気がしたので 質問させていただいたのですが、そういう音も出ているということで納得いたしました。