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mayorが無冠詞になる理由
- mayorが無冠詞になる理由について調査しました。文法書では、役職や地位を表す名詞が無冠詞になる場合があることが示されています。
- しかし、『徹底例解ロイヤル英文法 改訂新版』や『英文法解説 改訂3版』では、mayorが無冠詞になる具体的な理由は明示されていません。
- そのため、現時点ではmayorが無冠詞になる具体的な理由は不明です。参考文献を探索し、新たな情報があるか確認することをおすすめします。
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たとえば英語基本動詞辞典には以下のような記述があります。 run: 「立候補する」の意の場合、Oには職名を用いてrun for the presidency (the mayoralty)とできるが、実際にはrun for President, run for mayorのように職にある「人」で代用されたり、He's running for electionのように使われる。 →この辞書によれば、もともと職名であり、その代用としてmayor等を用いることができるというのです。 従来、補語として用いられる場合、資格を表すasの次に用いられる場合ーー等の説明がなされてきましたが、以下のように考えるとすっきりします。 ある人が大統領に立候補して、大統領になるまでの表現を書きます。 1. He wanted to be mayor. 2. He ran for mayor. 3. He was elected (as) mayor. 4. He was inaugurated as mayor. (大統領として就任する) 5. He is mayor now. ここに記したmayorにはすべて冠詞がないのですが、たとえば2だけ冠詞theをつけたら、それこそ、なぜ?ということになります。5のみ、実際にmayorになっていれば、theをつけることは可能ですが、まだmayorにもなっていない段階で、theをつけること自体無理ですよね。もし、そこでtheをつけたら、現職のmayorということになりますよね。 1、5は補語、3、4はasで「資格」をあらわすという従来の説明があてはまりますが、こうして並べてみますと、2も、まだmayorになっていないのですから、しかもtheをつけたら現職のmayorを意味することになりそうですから、ここは、1,3,4,5と同様に冠詞なしが正しいことがおわかりいただけると思います。 なお、上述のthe mayoraltyは、現職であろうと何であろうとかまわないわけですから、theがつくのも当然ということになります。 以上、ご参考になればと思います。
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- Him-hymn
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回答者2番です。 英語基本動詞辞典(小西先生のですよね!?) →そうです。小西先生です。 ただ、なぜ、質問文でとりあげた文法書は、わざわざ補語に限定していたのか、という疑問は残ります。run forのことに思い至らなかったからなのでしょうか。 →それは著者に聞いてみなければわかりません。 そうであると仮定するなら、文法書の記載は、「その職に就いている人ではなく、その職自体を意味するときは、補語であろうと、目的語であろうと無冠詞」とすべきなのかもしれません。 →「徹底例解ロイヤル英文法」が徹底的に例解していないだけですよ。おっしゃるような4類型以外にrun forだけでなく、呼びかけだって冠詞が付かないのに書いていないじゃないですか。 Hi, captain!!のような言い方、よくありますよ。もちろん、presidentなら、敬意を表してMr.をつけ、Hello, Mr. President.でしょうけれども。 結局、主たる例外を4つ並べただけで、網羅しているわけではないのです。徹底例解ロイヤル英文法が言っているからと、それだけが真実みたいな考えは捨てた方がよさそうです。 以上、ご参考になればと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 「run for mayor」の問題は、私の中では、ほぼ解決しました。 これが、文法なのか、語法の範疇なのかは分かりませんでしたが。 『ロイヤル英文法』が絶対ではないというご指摘は、まさにそのとおりですね。 冠詞だけを延々と解説している分厚い本がこの世には何冊も存在しているわけですし、英文法全てをあの小辞典並みの薄い本でカバーしているわけはないですよね。 質問文で取り上げた『英文法解説 改訂3版』には、「呼びかけ」用法が載っていますし、さらに、分け方にもよりますが、後述の『アルファ英文法』などでは、16種類も用法を記載していますので、4つに限られるものではないのはおっしゃるとおりです。 ただ、「run for mayor」という、ごく初歩的な、高校レベルの言葉を文法的に解説していないことがあるのか? という思いに囚われ、その点が腑に落ちないのです。 大型書店へ行って、安藤貞雄著『現代英文法講義』、安井稔著『英文法総覧』、中原道喜著『新マスター英文法』、宮川幸久・林龍次郎編『アルファ英文法』など、定評のある文法書を総ざらいしてみましたが、どの本もこのことに一言も触れていないのです。 語法の問題なのかもしれないと思い、小西友七編『現代英語語法辞典』などを見てみましたが、言及している箇所を見つけることができませんでした。 初歩的な語句を誰も解説していないのが不思議でなりません。 どこかに、私の勘違い、思い違いがあるのではないかと思えて仕方がりません。 著名な文法書が絶対だとは思いませんが、ここまで載っていないと、私自身の英文法の考え方、あるいは調べる項目が根本的におかしいのではないかと思えてきます。 そういう意味で、「ほぼ解決」したと思うのですが、すっきりしないのです。
補足
腑に落ちない点もありますが、これ以上の回答は無さそうですので、回答受付を終了いたします。 お二方とも回答ありがとうございました。
- wind-sky-wind
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run for office という言い方もします。 この場合,office は「官職,公職」の意味の不可算名詞と考えられます。 run for の後にはこういうばくぜんとした抽象的な不可算名詞がふさわしい。 大統領であれば run for President run for the Presidency Presidency「大統領の地位」という名詞であれば特定の the が逆につくのは興味深いです。 あるいは,結局,なぜおっしゃるような場合に無冠詞になるのか, というのに帰着するのかもしれませんが, run for の後は文法的には前置詞 for の目的語, 句動詞 run for の目的語であっても, 内容的には実質,補語であるのと変わらない。 立候補して,その座に就く。
お礼
回答ありがとうございます。 wind-sky-windさんの回答と、質問文で取り上げた文法書の解説とを整合的に理解するならば、 「句動詞run forは、あとに補語をとる第2文型の動詞である」 と、捉えることになりそうですね。 合っているでしょうか?
お礼
回答ありがとうございます。 英語基本動詞辞典(小西先生のですよね!?)の解説や、 1~5の例文比較は非常に分かりやすく、興味深かったです。 ただ、なぜ、質問文でとりあげた文法書は、わざわざ補語に限定していたのか、という疑問は残ります。 run forのことに思い至らなかったからなのでしょうか。 そうであると仮定するなら、文法書の記載は、 「その職に就いている人ではなく、その職自体を意味するときは、補語であろうと、目的語であろうと無冠詞」とすべきなのかもしれません。 ただし、run for以外で、あとに目的語をとる例がすぐに思いつかないので、こう言えるのか確証はありませんが。 思いつかないというより、そもそもrun for以外にこういう例がないとするならば、 文法ではなくrun forの語法の問題として解決すべきものなのかもしれません。 でも、そうであるなら、辞書のrun forの項には、その旨を書いてほしいなあと思います。 はたして、どちらなのでしょうか?