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吾輩は猫である

Here I am — a Cat.とは、日本語ではどんな感じになるのでしょうか。 >>>>>> 福原麟太郎 <<<<<<< 私はこの歴史的な I am a cat. が気に入らないのです。 Here I am — a Cat. とでも曲をつけて貰いたかったと思います。 ・・・・・私の拙い訳でも、のべつ Here I am — a Cat. と言っては居られません。裸身の I を使うよりほか方法はないのです。 せめて、小説の最初の行で、Here I am と威張っておいて、 いくらかでも I に色をつけたいという心持です。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • trgovec
  • ベストアンサー率52% (2538/4879)
回答No.5

他の方々とほとんど同じですが、自分に気づいてほしくて Here I am 名乗って a Cat。物語の冒頭なら Here I am - a Cat. I have no name as yet. ここだここ、俺、(見ての通り)猫だよ。名前はまだないけどな。 余談ですが、福原氏の気持ちは分かります。英語では「私は猫です」も「吾輩は猫である」も「(主語を省略して)猫です」も I am a cat. としか言いようがなく、「吾輩は~である」の猫ごときが発するには偉そうな重々しい感じは、少なくとも文字だけでは、表現できません(逆に幼児のような拙い感じとか、人間の文法がよく分かっていない感じならわざと間違えることで表現することはできます)。 外国語の翻訳のタイトルを見るといくつか面白いものがあります。 ドイツ語とスペイン語ではそれぞれ Ich der Kater, Yo, el gato となりますがどちらも普通の言い方ではなく、am にあたるものが省略されており、猫に定冠詞がついています。無理矢理英語に置き換えれば I the Cat. となります。原文が「です」とか「だ」ではなくわざわざ動詞を使って「である」と書いているのにそれを省略するのは逆な感じがしますが、be 動詞を省略すると重々しい感じを与えるようで、正確な訳ではないにしても普通ではない感じを与えるようです(ドイツ語では Ich bin ein Kater、スペイン語ではむしろ主語を省略して Soy un gato が自分のことを言う普通のいい方です)。こういう芸当は英語には無理です。 定冠詞は単なる一匹の猫ではなく、物語の主人公たる猫という感じを与えます。

b-e-d___Busaiku
質問者

お礼

面白い話ありがとうございました。

その他の回答 (5)

  • Him-hymn
  • ベストアンサー率66% (3489/5257)
回答No.6

I am a cat. であれば、自分はどういうものかというと、a cat何だということ。その背後には、それであなたはとか、それで他の家にいる人はとか、別の人は何ナノかということがある。自分の素性とか、そういうものを表そうとしているーーそんな意味でしょう。 それに対して Here I am - a Cat. というと、今度は存在を表しますね。「ここに現れたるはーーa Catでござーい」ーーというような場合もありますし、「ここ、ここ、おいらはここにいるよーーa Catだよ」みたいなことかもしれません。自分のいる場所を示しているわけです。この背景には、他の家にいる人はどこにいるのかとか、自分はこれからどこへ行くのかとか、そういうことを言うかもしれない文です。 ただし、このCatにaをつけている表現はくせもので、大文字で固有名詞であるにもかかわらずaをつけるのには、嫌みがあります。名前がCatというのもどうかーーということでしょう。They call me Cat. でもいいかもしれませんが。 英語のBe動詞は、(Be動詞のようなものをコピュラと言います) X=Yに相当する意味 存在を表す意味 と言われます。 これは日本語で2つに分けるからとも言えます。 日本語のコピュラでは、 あれは高尾山ですーーの「です」などの表現と 高尾山は東京都にありますーーの「ある・あります」などの表現が区別されている。この言語文化的な背景を持つ日本人には、英語のコピュラには意味が2つあると教えるのが妥当と考えたためです。でも、実際英語はbe動詞をどちらでも使うので、日本語のようにコピュラが2つに分けて考える必要があるかどうか、意見が分かれるところです。 英語はIDの文化です。 裁判所では、被告人の名前(+職業)が確認されるとともに、住所が確認されます。これをもって被告のIDを確認することになります。 実は、英語のBE動詞は、このIDの確認をする語なのです。 モノが「何か」を確認し、モノの「在りか」を確認します。これがBE動詞の基本的な役割で、英語では、IDの確認という意味で、コピュラを別の語にしないで、同一の語を用いてきたのです。 ーーモノが「何か」を認識します。そして、モノがどこに「存在しているか」を認識します。ときに「どの時点で存在しているか」を認識します。従ってWhat/Whoの答えとしての「何か」と、Where/Whenの答えとしての「存在」の2つの役割がありますが、両方ともに、モノのID確認を行っているので、これを同一のBE動詞を使うのが英語、区別するのが日本語なのです。 何かまわりくどいことを申し上げましたが、I am a cat. と Here am I. は、まさにこのコピュラの違いが出ている訳かと思いました。 以上、ご参考になればと思います。

b-e-d___Busaiku
質問者

お礼

勉強になりました。またお願いします。

  • miknnik
  • ベストアンサー率48% (249/513)
回答No.4

Oops! The She Is ではなくて、勿論 There She Is のタイポです。

  • miknnik
  • ベストアンサー率48% (249/513)
回答No.3

Here I am は普通の文にすれば、I am here(わたしは此処にいる)なのは解りますよね。ただこの様にHereが文頭に来る場合は、例えば誰かが「あれ、何々君(ご自身の名前)は何処?」と言った時に「此処にいるよ」とその人の注意を引くためのものです。これは第三者にも使え、「誰々さんは何処だ?」と言った時に Oh, there she is (あ、あそこにいる)! と言えます。この The She Is はミス.アメリカの美人コンテストのテーマ曲になっていましたが、今回著作権の問題で今年からは使われないと新聞の報道されていましたが、これは余談です。 と言う訳で、Here I am と言っても別に威張っている訳ではありません。「吾輩(わたし)は」は英語ではI、「猫」はcat、「である」はamですから、「吾輩は猫である」はいくら英語教授をしていた福原麟太郎が気に入らないと言っても正しく原文に添う場合は、 I am a cat としか訳せません。

b-e-d___Busaiku
質問者

お礼

よくわかりました。ありがとうございます。

  • cowstep
  • ベストアンサー率36% (756/2081)
回答No.2

Iが気に入らなければ、Meにすれば良いのです。 “Me is a cat.”という表現にすれば、ご希望の英訳に近づくでしょう。

b-e-d___Busaiku
質問者

お礼

回答ありがとうございます。

  • marbleshit
  • ベストアンサー率49% (5033/10253)
回答No.1

こちらに鎮座まします私、実は猫なのでございます。

b-e-d___Busaiku
質問者

お礼

回答ありがとうございます。小説の冒頭ということを考えると「実は」はいい着想かもしれませんね。

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