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小説を読んでいて疑問。恋愛のシーンでの、Here I am
こんにちは、 洋書を読んでいてHere I am.がどうして使われているのか分からない場面がありました。 使われた背景: 主人公とアリスさんはお互いに好意を持っているのだが、お互いに中々と気持ちを伝えられない。 アリスさんが主人公にかなり遠まわしに好意を伝えようとしたが、主人公はハッキリとそれに答えることができぬまま、その日の会話を終えてアリスさんが帰る。 J.L.Carr著のA Month in the Countryからの引用です。 I should have put out a hand and taken her arm and said, "Here I am. Ask me. What do you want to know? The real question! Tell me. While I'm here. Ask me before it's too late." 私なりの訳。 私は手を差し出して、彼女の腕を取りこう言うべきだった「私はここにいます。 聞いてください。 何を知りたいのか。 本当の質問を! 教えてくれ! 僕が此処にいる間に。 聞いてくれ手遅れになる前に。」 質問1: この主人公はこの本のタイトル(A Month in the Country)の通り1ヶ月しか、この場所に滞在する予定がないので急いで此処にいる間に聞いてくれ! と聞いているのは分かります。 しかし、何故Here I amが必要なんでしょうか? 一応、英辞郎にて他に意味がるのか調べてみましたが、どうもサッパリ・・・分かりません。 http://eow.alc.co.jp/Here%20I%20am/UTF-8/?ref=sa この主人公は、その他にも、「Here I am. Here you are.」から話かけたりしようとしたりすることも有りますが、直訳の「ここに私はいます。 ここに、あなたはいます。」は、私の恋愛用語の知識が浅いのか、『何故それを言う必要があるの?』と思えてしまい分かりません。 質問2:この小説は時代背景が1920年代なのですが、今でもHere I am.は、使われるものなのでしょうか? もし使われるものならば、恋愛的に使うべき場面を教えてください。 よろしくお願い致します。
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こんにちは。前回の英語のご質問では大変ご丁寧なお返事を有難うございました。また、先日は補足にて近況をご報告いただき有難うございました。前回の回答はかなり編集されていたようですので、今回は控え目にしますね(笑)。沢山コメントしたいのですが無念です(泣)。でも、お2人いい線いっています。頑張って下さい。 ご質問1: <何故Here I amが必要なんでしょうか?> 疑問もごもっともです。 この英文をぱっと読むと、「主人後は幽霊で短期間地上にいる人?」という印象を受けてしまいました。するとその後の解説で、「1ヶ月しかここに滞在しない」と書かれていましたから、なるほど、と思いました。 というのは、この書き出しは「実存主義的」なイメージを感じたからです。つまり「今」が大切なのだと。 主人公にとっては、「今しかない」という焦りが感じられます。「今を逃したらもう会えない」「今しか愛を育めない」という、愛するが故の焦りです。 その「今」は人によって様々な状況が考えられます。「今」を「時間的な幅」と見る人、「1点」と見る人。ご質問文の主人公は後者に当たります。 それは「愛の告白」「結婚の申し込み」などを決意する者にとっては、「その時」でしかないからです。チャンスは(一生に?)一度、それを逃したくないというのが愛する者の本音です。 そのチャンスは一生を左右します。そのチャンスをものにするか、ぼうにふるかで、その後の人生は分かれます。主人公は今、その岐路に立たされているのです。 「今」を逃すのがそんなに大変なことなのか?という疑問に対しては、愛する本人にとっては、以下のような心配があるからです。 1.時間が経つと愛が萎えてしまうかもしれない 2.気が変わっているかもしれない 3.彼女が別の男性とできちゃってるかもしれない 彼は「今」の感情を大切にしたいのだと思います。 ご質問2: <この小説は時代背景が1920年代なのですが、今でもHere I am.は、使われるものなのでしょうか?> 時代に関わりなく、これはこの人の「個人的な癖」だと思います。 それは「主人公」の癖なのか、「著者」の癖なのかは判断しかねます。ただ、この著書はその名前からアイルランド人のようですから、イギリス人よりは「素直で純粋」な愛の表現になるかと想像できます。 主人公の一途で純粋な思いがこのHere I am.に込められているようです。 この語法が会話の出だしとして、過去に「一般に」使われていた、今も「一般に」使われている、とは思いませんが、そういう使い方をする人はいないとは言い切れません。ただ、現在同僚の英国人とアイルランド人を見ても、また過去の英国滞在経験でも、その語法を使っている人をみたことはありません。 語法は各人の育った環境など、個人差もありますから、これはこの主人公(著者)の癖、と考えられるといいかと思います。 もちろん、会話としては場面によって以下のような意味では、よく使われます。 Here I am 「今着いたよ」「やっと着いたよ」「ぼくがいるから大丈夫だよ」 Here you are 「さあ、どうぞ」「ほら、とって」 などといった、一般的な会話表現はよく耳にすると思います。 ご質問3: <この主人公は、その他にも、「Here I am. Here you are.」から話かけたりしようとしたりすることも有りますが> 実存主義的ですね~(笑) 主人公または著者が、過去に家族や大事な人に 「なんであの時こう言ってくれなかった」 「なんであの時こうしてくれなかった」 といったトラウマでもあるのかもしれませんね。 あるいは、自分自身が 「なんであの時こう言わなかったんだろう」 「なんであの時こうしなかったんだろう」 という後悔があるのかもしれません。 確かに人生は「今」しかありません。これは哲学の本質で、「過去もなければ未来も存在しない」のです。その意味で「今」をどう生きるかは、とても大切なことになります。 黒澤明監督の「生きる」という映画は、その「今」を問うた名作です。「白痴」をご存知なのでご覧になられたと思います。 Narumaruさんも、お若いからこそその「今」を大切に、彼女との愛を育まれていって下さい。彼女にとっては何にもまさる「癒し」「安らぎ」を感じているのだと思います。そんな男性滅多にいませんから、とても貴重な存在なのだと思います。陰ながら応援しています。 No.1の方の回答もいつも楽しいですね。この方の前回のご質問に補足質問があったようですが、お返事しようとしたら締め切られていましたので、この場を借りてお詫び致します。「私の回答こそ『あざとい』もので、私のレベルなどin~さんの奥深く極められた知識や経験を前にしては、『あざとい』浅識でしかありません。」と添えたかったのです。 以上ご参考になれば、、、。
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- ucok
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「Here I am.」ひとつでこんなに語れるとは・・・。 難しく考える必要はまったくありません。日本語でも「ここに僕がいるじゃないか」と言いますよね。
お礼
こんにちは、1ヶ月近く経ちましたが、意外にPCは壊れませんでした。 のほほんと、英語カテで、相変わらず、素朴な疑問(どうでもいい疑問ともいう)を質問しています。 ところで、この質問の本も、他の本も大体読めるのですが、ヴァージニア・ウルフという作者の本に挑戦したら久しぶりに、敗北を味わってしまいました。 ,(コンマ)と、;(セミコロン)が大量に一つの文章に出てくると、もうお手上げです。 時間をかけて文法を分析し、ハアハアいいなが読む事になります。 私は、公〇式で学習して中級レベルまでの英語なら読めるのですが、上級レベルは慣れるしかないんでしょうかね~。 コンマとセミコロンの乱れ撃ちの文章を読むコツについて質問しようと・・・実は1年前から思っているのですが、『自分でもどうして苦手なのか分かっていない為』質問文すら書けません。 ・・・・すいません又、気が付いたら独り言をしていました。 ユークック様(この読みで良いのかな? You cook→料理しろ!の意味かな?)の様に英語の達人になれる事を夢見つつ・・・片手間に英語の勉強をしています。(←おいおい・・・。) いつも本当にお世話になります。 これからもよろしくお願い致します。(変な返信ですいません)
補足
ご回答ありがとうございます。 PCが瀕死なので、取り急ぎ補足欄に返信します。 <難しく考える必要はまったくありません。日本語でも「ここに僕がいるじゃないか」と言いますよね。> そうだったんですか。 私には恋愛経験が浅すぎて、『目の前にいたら、いること位わかるのに・・・何故』と思ってしまいました。 やっぱり、滞在期間が短いから、主人公はそういったのだと思いますが・・・・、兎に角言うものなんですね! 知らなかったから、質問しちゃいました。 ご多忙の中、ご回答ありがとうございます。
- insoluble
- ベストアンサー率34% (22/63)
「眠狂四郎シリーズ」で有名な柴田錬三郎先生の本名は「斉藤錬三郎」でした、別に本名をペンネームにしても支障(さしさわり)は何も無かったのだが、「斉錬」では「サイレン」となってしまい、自分が何時も主役を張りたかった「恒例の文士劇」では始終「ウーウー、カンカン」と火事場へ急ぐ纏(まとい)を持ったちょい役の火消しの役ばかりをやらされるのじゃないかと危惧して、先生は「シバレン」とされました、とは与太話です。思い出されましたかな。英米文学も良いが、日本文学も良いぞ!山本周五郎、藤沢周平、平岩弓枝、井上ひさし、全て読み尽くしては居らぬが、やがてお迎えが来そうなので、内心は焦って居るのじゃ!顔には出さぬが(泣)
お礼
閣下、私の素朴な疑問に削除覚悟でのご回答ありがとうございます。 サイレンの謎はやっと解けましたぞ! <英米文学も良いが、日本文学も良いぞ!山本周五郎> 赤ひげ先生の話なら読みましたぞ! <藤沢周平> もしかして、蝉時雨の著者でしたっけ? 時代小説で何度か読んだ記憶が・・・。 <平岩弓枝> どうもよんだ本の題名は思い出せないのですが、時代小説で、探偵物というか事件簿みたいな著作があり読んだ記憶があります。 <井上ひさし> 残念、この作者の本は読んだ事ありません。 しかし、日本文学といえばやはり、芥川竜之介が私の中では一番です。 特に『芋粥』が最高傑作だと思っているのじゃが、なかなか共感してくれる仲間がいない!(泣) <やがてお迎えが来そうなので、内心は焦って居るのじゃ!顔には出さぬが(泣)> またまた爺さんのフリをしおって! 若さあふれる文体から、実は年齢的にあんまり差が無いのではないかとも(最高でも7年くらいではないかと・・・。)思える今日このごろ・・・。 ご回答ありがとうございました。
補足
閣下大変な事になりました。 PCが瀕死です。 今何とかこの質問を締め切るまではもってくれ! と願っているところです。 折角、閣下が復活されたのに、私が長期休業の嫌な予感・・・。 あ~やっぱつポンコツPCは、困りますね。 壊れなかったら、引き続きOKWAVEに参加しつづけます。 ご多忙の中ご回答ありがとうございます。
- googoo1956
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>しかし、何故Here I amが必要なんでしょうか? ○ まず「here」の基本的な使い方を理解すると良いでしょう。 (1)Here+動詞+「不特定の人・物を表す名詞」 → 「~がここにあります。」 ※ 単に存在を示します。 (2)Here+動詞+「特定の人・物を表す名詞」 → 「ほら、~だよ。」 ※ 相手の注目を引きつける表現です。 ○ 上記の(1)と(2)は、まったく異なる表現です。例文で確認しましょう。 (1) Here is a book. → 「ここに本が一冊あります。」 (2) Here is your key. → 「ほら、(ごらん)君の鍵だよ」) ※ 名詞ではなく代名詞を用いる場合には、「Here+代名詞+動詞」という倒置が起きます。その場合の意味は、もちろん(2)の方です。代名詞は「人や物を特定する語」ですから当然のことですね。 (3) Here she comes. → 「ほら、(ごらん)彼女が来たよ。」 ○ 以上のことから、お尋ねの「Here I am.」という英文は「ほら、僕のことを(ちゃんと)見てごらん。」という、相手の注意を自分に引きつける目的で使われていることがお分かりになると思います。 ○ この英文を使用する心の裏には「もうすぐ、別れるのだから今しかチャンスはないいだよ。」とか「君が何かを言いたい相手は今目の前にいるよ。」という感情が、たぶんあるのだとは思いますが、それはあくまで前後の文脈を知らなければ出てこない内容です。 ○ 「Here I am.」という英文だけで判断したら、ただ単に「ほら、僕のことを(ちゃんと)見てごらん。」という意味しか持っていないと言わざるを得ません。そして、これは時代や個人の枠を超えて極めて一般的に使用されている表現方法の一つだと思います。 ○ ご参考になれば・・・。
お礼
補足質問をしたものの、今日やっと回答者様の意図する意味がわかりました。 「ほら、僕のことをちゃんと見てごらん。」というニュアンスの「僕がここにいるじゃないか。」という意味なんですよね。 一瞬混乱してしまって、何故Hereが「見て」に? と思い補足質問してしまいました。 兎に角、今はPCが瀕死なので、急いで手遅れになる前に締め切ろうと思います。 ご多忙の中、ご回答ありがとうございました。
補足
ご回答ありがとうございます。 久しぶりに補足欄に補足質問を書かせてもらいます。 <(2)Here+動詞+「特定の人・物を表す名詞」 → 「ほら、~だよ。」 ※ 相手の注目を引きつける表現です。> なるほど、こんな法則があろうとは考えたこともありませんでした。 となると「ほら、僕がここにいるんだよ。」という意味になるんですよね! <○ 以上のことから、お尋ねの「Here I am.」という英文は「ほら、僕のことを(ちゃんと)見てごらん。」という、相手の注意を自分に引きつける目的で使われていることがお分かりになると思います。> そういえば、Look at me.だとか、Look at my eyes. という語法はよく耳にします。 相手の注意を引き付け、愛の告白で、話し始めに持ってきたりする人がいますね。 となると、Here I am.は、「Look→見て」じゃなくて「Here→ここにいる→(ここにいるから)見て」という事で、あまりダイレクトではない。 遠まわしな、「僕のことを、見てごらん。」ということになるのでしょうか? <「Here I am.」という英文だけで判断したら、ただ単に「ほら、僕のことを(ちゃんと)見てごらん。」という意味しか持っていないと言わざるを得ません。そして、これは時代や個人の枠を超えて極めて一般的に使用されている表現方法の一つだと思います。> Look at me. Look at my eyes.等の方が一般的に「ほら、僕のことをちゃんと見てごらん。」という意味で使われているような気がします。(かなり浅く短い経験なので、自信なし。) Here I am. とLook at me. Look at my eyes等の違いをもしお時間が有りましたら教えていただけますか? 実はかなり理解できていません。 よろしくお願いいたします。
- go_urn
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♪きぬぎぬの鐘に恨みのかたえくぼ... Narumaru17さん、Forever してますか☆ いよいよ中級篇ですね! I should have put out a hand and taken her arm and said, "Here I am. Ask me. What do you want to know? The real question! Tell me. While I'm here. Ask me before it's too late. 幸運の女神は前髪フサフサ、後頭部はつるっ禿げと申します、くれぐれも小生のような "I should have + ピーピー" 人間になられませんよう...この主人公に、私、完全に感情移入してしまいました。 Narumaru17さんの訳――「私はここにいます。 聞いてください。 何を知りたいのか。 本当の質問を! 教えてくれ! 僕が此処にいる間に。 聞いてくれ手遅れになる前に。」――では、情熱の噴出の律動 がイマイチですね。どうかこの男のセツナイ心の流れに tune in して下さい。 The real question! Tell me. のところが、順番逆になってますよね。こういうところがセツナイんですね。 ほら、僕はここにいる。聞いてくれ、君の知りたいことを!心から聞きたいと思ってること...それを言ってくれ!僕がここにいる間に...いなくなってしまう前に! でも、これじゃ森田健作ですね。 やはり渋めが... 君とこうしていられるのも今宵だけだ...もし君が聞きたいと...本当に聞きたいと思っていることがあるのなら、今、聞いてくれないか...聞いてくれ...頼む...明日ではもう遅いんだ! こんなところで☆ Here I am. は別にレトロじゃなくて、自分がここにいることを相手に示したいときにはいつだって使える表現であり、まさに恋愛の中級表現になります。ぜひ使いこなしてみて下さい! Narumaru: Are you all right, Alice? Alice: Oh, Narumaru, I feel terrible...I can't do anything properly. Everything I do is ... just disastrous. Narumaru: Are you serious? Look at me, Alice. Just look up at me. What have you done for me, huh? What have you done for me? You have made a man of me properly, ain't I right? It isn't disastrous. Are you kidding? It is just beautiful, Alice. Just beautiful...【Now, here I am,】the happiest man in the world. Dear Alice, would you let this humble and happy man help you be the happiest woman in the world? 間違いなくまたハグられちゃいますね☆ 以上、妬けるばかりですが☆、ご参考になれば幸いです!
補足
ご回答ありがとうございます。 <Forever してますか☆ いよいよ中級篇ですね!> Foreverしてます。 なんと中級篇も伝授していただけるんですか! そして、実は自分なりの訳を質問文に入れたのには、もしかしたら達人の訳を拝読できるかもという『隠れた陰謀』があったのですが、見事成功しました。 <ほら、僕はここにいる。聞いてくれ、君の知りたいことを!心から聞きたいと思ってること...それを言ってくれ!僕がここにいる間に...いなくなってしまう前に!> やはり見事ですね。 全く語感が違いますね~。 素晴らしいです。 <君とこうしていられるのも今宵だけだ...もし君が聞きたいと...本当に聞きたいと思っていることがあるのなら、今、聞いてくれないか...聞いてくれ...頼む...明日ではもう遅いんだ!> これは、もう芸術の域ですね! 言葉ちゅうのは本当に使い方しだいで同じ意味の台詞が全く違った作品になるんですね! <Here I am. は別にレトロじゃなくて~、まさに恋愛の中級表現になります。ぜひ使いこなしてみて下さい!> 是非ご指導を、よろしくお願い致します。 <Narumaru: Are you serious? Look at me, Alice. Just look up at me. What have you done for me, huh? What have you done for me? You have made a man of me properly, ain't I right? It isn't disastrous. Are you kidding? It is just beautiful, Alice. Just beautiful...【Now, here I am,】the happiest man in the world. Dear Alice, would you let this humble and happy man help you be the happiest woman in the world?> こういった場面で使うのですね。 go_urn先生から伝授された秘伝の奥義、『つかえそうなムードになりしだい』使わせてもらいます! それにしても、さすが達人ですね! いや超達人ですね。 ところで、補足質問ではありません。 文字数制限が2000文字まで補足欄ならOKなのでこっちに書いちゃいました。 ご多忙の中、ご回答ありがとうございました。
- insoluble
- ベストアンサー率34% (22/63)
一番簡単な訳:「ほら!」「ねッ」 二番普通の訳:「さアてッと」 三番技巧の訳:「しからば」 四番練達の訳:「(君の気持ちを全て受け入れる、略)準備完了(は出来てるよ、略)」 五番斉錬の訳:「かくなる上は、覚悟を決めて」 (アタしゃー、これで決まりだ!!と思う) 六番暴錬の訳:「えええい、面倒だ」 Here I am. は殆ど相手には聞こえるか聞こえないかの独言(つぶやき)かな? ("斉"藤"錬"三郎=サイレン)、思い出されたかな? ご無沙汰しました。お元気ですか?
補足
こんにちは! 山下閣下本当に長い間お休みしていましたね。 こちらこそご無沙汰しております。 いつも面白く、長年の経験に裏付けされたご回答ありがとうございます。 <一番簡単な訳:「ほら!」「ねッ」 二番普通の訳:「さアてッと」 三番技巧の訳:「しからば」> これは、これは、英語の魂を理解して、見事に再現されたやくですね! <四番練達の訳:「(君の気持ちを全て受け入れる、略)準備完了(は出来てるよ、略)」> お見事! 深いですな~! 一つの言葉に込められた思いですね! <六番暴錬の訳:「えええい、面倒だ」 > 座布団一枚! <Here I am. は殆ど相手には聞こえるか聞こえないかの独言(つぶやき)かな?> 本当のところ、本からは呟きなのか、相手に普通に伝えているのか、分かりません。 私も大声でいうのは、遭難中に救助隊に対して「わしゃ~ここにおるぞ!(Here I am)。」という場合に限ると思います。 <("斉"藤"錬"三郎=サイレン)、思い出されたかな? > 「椿三十朗、もうすぐ四十朗でござる。」は、黒澤明監督の映画「椿三十朗」だし、斎藤錬三郎って誰でしたっけ? わすれちゃいました。
補足
いつも深い、深い専門的なご解説のご回答ありがとうございます。 <主人公にとっては、「今しかない」という焦りが感じられます。> なるほど! やっと掴めてきました。 「(今)ここに(貴方との愛を育みたい)私がいます。」という意味だったのですね。 深い、深いご解説ですね! ありがとうございます。 <主人公の一途で純粋な思いがこのHere I am.に込められているようです。> そうですね。 何故かこの言葉を理解したい! できれば使っても見たいと思い、質問してみました。 一途な言葉を言うのは人の心を打ちますね。 <この語法が会話の出だしとして、過去に「一般に」~、その語法を使っている人をみたことはありません。> <語法は各人の育った環境など、個人差もありますから、これはこの主人公(著者)の癖、と考えられるといいかと思います。> 私のまだ短い海外経験でも、やっぱりこの語法を使っている人をみた事がありません。 やっぱり相当特殊な癖なんでしょうね。 恋愛シーン以外の、一般的な会話表現的なHere Iam. とHere you areは、よく耳にするんですが。 <主人公または著者が、~といったトラウマでもあるのかもしれませんね。> <あるいは、自分自身が~、という後悔があるのかもしれません。> なるほど! 相変わらず鋭い分析を短い文章からしてしまうんですね! お見事です! この小説ではアリスと主人公はくっつきません。最後まですれ違ってしまうのです。 後悔とトラウマの塊のようなストーリーです。(でも、このせつない雰囲気が好きなんですが。) <確かに人生は「今」しかありません。これは哲学の本質で、「過去もなければ未来も存在しない」のです。その意味で「今」をどう生きるかは、とても大切なことになります。> 今回も哲学、心理学、英語を極めたパリマダム様ならではのご回答でしたね! 本当に「今」は大切ですね! 実は、先日ふと「食べ物を食べるという事は、生き物を食べるっと言う事になるけど・・良いのかな?」と一人せつない表情で空想をしていたら、彼女が「どうした! そんな悲しい顔をして! 今幸せじゃないのか!?」と聞かれてしまいました。 「いや、ちょっと空想を・・・。」と答えると「どんな空想を?」と聞かれ「いや・・・。」と言葉を濁して回避しようとしても「何を言ってもいいから。 正直に話して。」としつこく聞かれたので、生き恥をさらす覚悟で空想の内容を話しました。 彼女も『今』を幸せに生きる事を大切に感じているようです。 <黒澤明監督の「生きる」という映画は、その「今」を問うた名作です。「白痴」をご存知なのでご覧になられたと思います。> 『超能力者か!』 と突っ込みを入れたくなりました。 はい、確かに見ました。 名作ですね。 特にあの時期の黒澤明監督の作品は個人的に大好きです。 映画化されなかった、「達磨寺のドイツ人」なども脚本だけで大感動です。 <陰ながら応援しています。> ここまで応援して頂いて、陰ながらですか! もう本当にお世話になっております。 パリマダム様から伝授された魔法の言葉がなかったら・・・。 ご多忙の中、とても深い、深い、ご回答ありがとうございます。