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右R加群の定義とは?
- 右R加群とは、RのMへの作用をxa = axと右から書くことにより、(2)'(xa)b = x(ab)となって見やすくするものです。
- 右R加群とは、RのMへの作用をxa = axと右から書くことにより、(2)'(xa)b = x(ab)となり、見やすさを追求したものです。
- 右R加群は、RのMへの作用をxa = axと右から書くことにより、(2)'(xa)b = x(ab)となって見やすくなる性質を持っています。
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Mを右R加群とします。 このとき「a,b∈Rについて、最初にa、次にbの順に作用させると、abを作用させるのと同じ結果になる」という性質があります。 (左R加群の場合は逆で、「a,b∈Rについて、最初にa、次にbの順に作用させると、baを作用させるのと同じ結果になる」という性質があります。) まず、表記法として、x∈Mにa∈Rを作用させて得られたMの元をa[x]とかくことにすると、 a,b∈Rを最初にa、次にbの順に作用させたとき、x → a[x] → b[a[x]] となりますが、 これがabをxに作用させたものと同じになるので、(ab)[x] = b[a[x]]が成り立ちます。 もしRが非可換環だとするとab≠baの場合、(ab)[x]≠a[b[x]]なので、[]を省略して書くことはできません。 一方、表記法として、x∈Mにa∈Rを作用させて得られたMの元を[x]aとかくことにすると、 a,b∈Rを最初にa、次にbの順に作用させたとき、x → [x]a → [[x]a]b となりますが、 これがabをxに作用させたものと同じになるので、[x](ab) = [[x]a]bが成り立ちます。 この表記だとRが非可換であろうと、[x](ab)=[[x]a]bなので、[]を省略して単純にxabとしても意味が一通りにきまるので、見やすいということです。 非可換環上の加群の例をあげると、 (1) n次元縦ベクトル全体のなす空間Mにn次正方行列のなす環Rが左からの行列の掛け算として作用しているとき、Mは左R加群になります。 また、 (2) n次元横ベクトル全体のなす空間Mにn次正方行列のなす環Rが右からの行列の掛け算として作用しているとき、Mは右R加群になります。 また、(2)の言い換えですが、 (2') n次元縦ベクトル全体のなす空間Mにn次正方行列のなす環Rが左からの転置行列の掛け算として作用しているとき、Mは右R加群になります。
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- alice_44
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書いてある、そのまんまですよ。 (2)' a(bx)=(ba)x と (2)' (xa)b=x(ab) では、どちらの方が 把握しやすく、覚えやすいですか? 右R加群への R の作用は、 左作用 R×M→M として書くよりも 右作用 M×R→M として書く方が 式が簡単になる…というだけです。 右加群の作用が、左作用 f:R×M→M で与えられていたら、 右作用 g(x,a) = f(a,x) を定義してしまって、 g を使って記述した方が、計算が楽に行えます。
お礼
参考になりました。ありがとうございます。
- mnrptxvc
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質問の意味がよくわからないのですが。 テキストに書いてある通りで、何の疑問も起きません。 最初の記法だと、aとbの位置関係が変化するので、わかりにくい(式の変形の際に間違えやすい。かっこを使わないと式の意味があいまいになる。) 右から書くと、aとbの位置関係が変化しないので、わかりやすい。 単に書き方の問題なので、気にすることではないのでは?
お礼
自己解決しました。ありがとうございます。
お礼
助かります。